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Vol.526.脳卒中が両側性にサルコペニアを引き起こす!?

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カテゴリー

 

神経系

 

タイトル

●脳卒中が両側性にサルコペニアを引き起こす!?

 

●原著はStroke induced Sarcopenia: muscle wasting and disability after strokeこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●脳卒中後に両側性に筋力低下が見られるケースがほとんどである。そのメカニズムについて学ぶべく本論文に至る。

 

内 容

 

脳卒中と廃用性筋萎縮

 

●脳卒中後、筋の構造変化は発症後4時間で始まります。

 

●筋力低下は発症1週間以内に非麻痺側にも発生します。筋量減少、繊維断面積減少、筋肉内脂肪沈着増加など長期的変化は、両側性に発症後3週間から6か月の間に起こります。

 

●脳卒中後の不活動と不動化も筋萎縮の重要な要因です。健康高齢者でも10日間の安静だけで、筋タンパク質合成が30%減少し、筋力が16%減少することが示されています。

 

●入院中の急性期脳卒中患者は、1日40分未満の身体活動があったと報告されています。不活動はインスリン抵抗性を引き起こし、これはグルコース依存性のエネルギー代謝に影響を与えるだけでなく、インスリンからの同化刺激の減少にもつながります。健康な高齢者の10日間の安静だけで、筋タンパク質合成が30%減少し、下肢の除脂肪量が6%減少し、結果、筋力が16%減少することが示されています。

 

●脳卒中の根本的な要因のいくつかは、不活動、全身性の炎症の活性化、活性酸素種(ROS)の蓄積などの他の慢性疾患状態に共通している可能性がありますが、運動単位の減少、その後のシナプス再形成はじめ脳卒中に特有の要因もあります。これに基づいて、脳卒中では特有の全身性のサルコペニアを生じることが示唆されます。

 

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

 

 

●脳卒中自体による影響、不活動・不動・不使用によって二次的にも筋力低下(サルコペニア)は両側性に引き起こされる可能性がある。麻痺側への介入が主となりやすいが、非麻痺側への介入(全身的な介入)も必要であることが示唆される。廃用が徐々に作られていくため、基本的なフィットネスを上げていくことは重要である。本当に十分な体力筋力があるか、再度見直して頂きたいと思う。

 

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

 

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