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Vol.451.拡大レンズで手を大きくするとパフォーマンスが改善する!?拡大レンズ使用による在宅脳卒中患者の手指機能への効果

 

 

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カテゴリー

 

神経系

 

タイトル

拡大レンズで手を大きくするとパフォーマンスが改善する!?拡大レンズ使用による在宅脳卒中患者の手指機能への効果

 

●原著はIncreasing perceived hand size improves motor performance in individuals with stroke: a home-based training studyこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●拡大レンズを使用した本文献が目にとまり、手指は他部位と比較し小さいが拡大した状態で練習すると何か変わるのか興味を持ち本論文を読むに至る。

 

内 容

 

背景

 

●先行研究では、拡大レンズを用いて知覚される手のサイズを大きくすると、触覚による識別能が改善され、パフォーマンスに変化(グリップ力、タッピング、リーチ&把持課題のテスト)が生じることを示した。

●以前、慢性期脳卒中患者25人が参加しパイロット研究でテストしました。参加者は、病変のサイズと場所、および片麻痺の重症度に関して大幅に異なりました。参加者は2つのセッションでテストされました。あるセッションでは、拡大レンズを着用しながら一連の課題を実行したが、別のセッションでは、レンズなしで行いました。参加者の28%は拡大レンズを使用すると大幅に優れたパフォーマンスを示しました。この効果は、拡大レンズ使用後の30〜60分の短い間隔で持続しました。これらの結果を有望であるとみなし、ここで報告された研究を実施し、手の拡大が脳卒中者の運動機能のリハビリテーションに有用なツールになるかどうかを判断した。そのために、パイロット研究から参加者を募集し、握力または指タッピング課題で拡大レンズを使用してパフォーマンスが少なくとも10%向上したことを示し、拡大レンズを毎日1時間の使用を2週間の行える方が研究に参加した。運動能力は、トレーニングの前後および2週間後に測定された。

方法

 

●参加者は、以前の拡大レンズの研究に参加した慢性脳卒中による片麻痺の25人から募集された。 本研究の参加者は、拡大レンズを使用したセッションで、通常の視力と比較して握力および/または指のタッピング課題が少なくとも10%改善されたために選択された。 11人がエントリー基準を満たした。 8人が参加に同意したが、6人だけがトレーニングを完了した。 

 

●参加者は、20から51の範囲の上肢Fugl-Meyerスコアを有した。アウトカムはARAT、the Rivermead Assessment of Somatosensory Performance (RASP)、最大握力、指タッピング課題、および以前の研究で使用されたリーチ~把持課題が含まれた。 

 

●トレーニングは2週間、毎日30分のセッションで構成され、参加者は拡大された手を見ながら、一連のタスク(パズルの組み立て、絵の色塗りなど)を行いました。参加者の手と表示されたオブジェクトは、作業台の上に置かれた2つの拡大レンズを通して見ることによって、2倍に拡大されました。すべてのセッションは自己管理で、参加者が選択した時間に自宅で行われた。

 

 

結果

 

●6人の参加者のうち5人が、3つすべてのテスト時間内の比較で、1つ以上の課題に対するトレーニングの有益な効果を示した。 2人の参加者は、練習前とトレーニング終了時との比較で有意な改善を示し、5人の参加者は、練習前と比較して2週間のフォローアップで有意な改善を示した。 

 

●脳卒中による運動障害のある被験者が、拡大レンズを通して手を見ながら手指活動を毎日30分のセッションを2週間行った後、運動機能の有意な改善を示す可能性があることを初めて報告した。今回の結果は、拡大レンズを使用した知覚の変化が在宅でのリハビリテーショントレーニングのツールとして使用できる可能性を高めるため、有望であると考えています。

 

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●手を実際より拡大して見ると触覚による識別能が向上する事が示唆された。手を近くで見る、拡大レンズを使用する、映像を使用する場合少し拡大して見せるなど手をしっかり見せる事がより効果的である可能性がある。

 

 

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