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Vol.548.脳卒中患者の運転復帰の確率と予測因子とは?

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カテゴリー

 

神経系

 

タイトル

●脳卒中患者の運転復帰の確率と予測因子とは?

 

●原著はPredictors of Return to Driving After Strokeこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●現代、車の運転は地域により欠かせないものである。運転が出来るにはどのような条件をクリアすべきなのか、まだ知識が不十分と思い本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●多くの脳卒中生存者にとって運転に戻ることは大きな懸念事項ですが、脳卒中後に運転に戻ることを予測することは、リハビリテーションの専門家にとってしばしば難しく感じることがまだあります。 この研究の主な目的は、急性期脳卒中患者が運転に戻る予測因子を特定することです。

 

方法

 

●脳卒中急性期の入院リハビリテーションサービスを受けた参加者のデータのみが使用されました。脳卒中損傷半球、NIHSS、下肢及び上肢の運動指数、ARAT、BBS、キャンセルテスト、CBS、 Woodcock-Johnsonテスト、他認知高次脳検査、 FIM認知スコアなどが評価されました。

 

●参加者は脳卒中後6か月に電話で連絡を受け、健康、機能、気分、地域社会への参加等に関する質問を含む追跡調査を受けました。この調査は、参加者または代理人が行うことができます。この調査の質問では、「運転に戻りましたか?」と質問されました。参加者または代理人は、「はい」、「いいえ」、「脳卒中前から運転していない」と答えることができました。

 

 

結果

 

●リハビリテーションを受けた急性期脳卒中患者において、31%が脳卒中6ヶ月で再度運転することが可能になりました。この割合は、脳卒中後の運転への復帰を検討したいくつかの研究と一致しています。

 

●NIHSSのスコアが高いほど(0点が正常で点数の高いほど重症)運転が再び出来るようになる確率は低くなりました。

 

●入院時に測定されたFIM認知項目および下肢運動指数(LE)スコアが低いほど、運転できる可能性が低いことが示されました。下肢運動指数は下肢の3つの筋グループ(足関節背屈、膝関節伸展、股関節屈曲)の筋の単純なテストでした。

 

●この研究は、参加者が運転に戻ったかどうかにのみ焦点を当てました。参加者が安全に運転に戻ることができるかどうかの問題には対処していませんでした。

 

●運転の復帰に影響を与える可能性のある要因としては、個人的要因(例:運転できる家族の存在)、社会的要因(例:職場復帰の必要性)、または経済的要因(例:急性の医学的疾患の後に車を買う余裕がある)があるかもしれません。

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

 

 

●車を運転することは、現代では必須の能力とも言え、それができないことでQOLは大幅に低下してしまう。運動能力だけで言えば、改造車にすることで対応することも可能。脳卒中では、高次脳面も併せて障害を受けるため、総合的な評価、実地的な評価が必要である。今後、ドライビングシュミレーターなどよりリアルを求めた評価が簡易的に行えると良い。その動向をしっかり見ていきたい。

 

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

 

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