vol.49:運動発現前からみる運動無視との関係性とは!? 脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー – 脳卒中/神経系 自費リハビリ施設 | STROKE LAB 東京
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 医療者
  4. vol.49:運動発現前からみる運動無視との関係性とは!? 脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー
医療者

vol.49:運動発現前からみる運動無視との関係性とは!? 脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 
 
%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3
 
 
 
 

 

 
STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!上記写真をClick!!
 

 
 
 
 
PDFでもご覧になれます。→
PDF
 
 
 
 

カテゴリー

脳科学
 
 
 

タイトル

行動抑制の欠如に付随する運動無視 Motor neglect associated with loss of action inhibition?PubMedへ Coulthard E et al:J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2008 Dec;79(12):1401-4
 
 
 

内 容

概 要

●運動無視とは,weaknessあるいは感覚障害では説明できない身体の一側を十分に活用しない状況であり,脳卒中後に共通して出現するが,驚くことに原因がほとんどわかっていない
 
●このStudyでは,障害の背景と神経解剖的な特徴が調査されている
 
 
 

方 法

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a31
 

10人の年齢がマッチした,右手あるいは左手でマスクの200ms後に出るターゲットが出ると素早くボタンを押してもらう.マスクは準備を高めるために重要となる. 右の準備が先行したときに左の上肢の運動は遅くなってしまう.(Coulthard E et al.:2008)

 
 
 

ポイント

●表面を覆った急務(masked prime task)を使用する際,左の運動無視を伴う患者は彼らの左上肢を動かそうと計画した時に不適切に右の上肢の運動プログラムが邪魔をして,遅れを引き起こす
 
●そのような非対称な運動プログラミングの解剖的に明白な部位としては,運動に関連する領域や右の被殻の梗塞で生じる
 
●この同側四肢の運動プランを抑制する障害の証明は,介入からの有益な可能性として,それは運動のプランニングの中でバランスを回復させるための行動なのかもしれない
 
●ネガティブな互換性の影響は,やりたくない運動計画の自動的な抑制のために脳機構の反応が準備すると考慮されている
 
●ものを単純に見るときは,自動的で無意識的な運動プランがそれをつかむために高まるかもしれない(物=feedforward)
 
●そのような”準備(priming)”は早急に活動するときには役に立つが,準備された遂行をしたくないときは,柔軟に私たちの活動が他の選択ができるように準備活動を抑制するための活動を要求する”やりたくない(unwanted)をどのように区分けしているのかは定かではない
 
●しかし,一つの可能性として準備された活動計画はもし100ms~200ms以内に運動遂行へとよりいっそう高めなければ自動的に抑制され,運動が切り替わる
 
 
 

まとめ

●右半球を損傷すると左半球の運動プログラミングが活性化しすぎて,それを抑制できなくなる
 
●また,障害を受けた右半球の損傷により,左上肢の運動はゆっくりとなってしまう
 
●これにより,右の上肢はすぐに物品などに対して先行して出てしまうし,左上肢は無視されたり,動作がゆっくりなってしまう
 
●先行研究で,前頭葉の損傷を呈した運動無視を伴う猿において,同側の上肢の抑制が効かなくなることが明らかとなっている
 
●私たちは,被殻を含む運動に関連するネットワークの一部が損傷されたときに運動無視が生じると仮説立てた
 
 
 

私見・明日への臨床アイデア

●左片麻痺の患者は,特に非麻痺側の動作が先行したり,代償しやすくなっている状況があり,今回の論文はその説明をしてくれた
 
●被殻患者の麻痺側の運動のInitiationを今後注意深く観察していく必要がある
 
●非対称なプログラミングの影響による運動無視を一つのメカニズム案として治療上考えるのであれば,両側性の運動生成を促すことも一つの手段であり,有効な可能性も考えられるが,あくまでプログラミングにおける対称性を促すことを考えるのであれば,損傷側脳にプログラミング上に必要となる材料(感覚・知覚等)を提供することが必須条件となってくると思われる
 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 
 
 
 
脳卒中の動作分析 一覧はこちら
 
論文サマリー 一覧はこちら
 
脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら
 
 
 
 

塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

Social Media フォロー↓↓↓
誠心誠意の機能回復サポート
脳卒中・パーキンソン病専門の個別リハビリ施設
病院リハ継続・更なる機能回復を目指します。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
株式会社STROKE LAB
03-6887-5263
ACCESS