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Vol.479.高齢者の再発性転倒に関連する認知障害とは?MMSEの細項目と転倒の関係性

 

 

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カテゴリー

 

歩行

 

タイトル

●高齢者の再発性転倒に関連する認知障害とは?MMSEの細項目と転倒の関係性

 

●原著はCharacteristics Associated With Recurrent Falls Among the Elderly Within Aged-Care Wards in a Tertiary Hospital: The Effect of Cognitive Impairmentこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●一般的にMMSEは評価されている。その細項目と転倒の関連性について興味を持ち、本論文に至る。

 

内 容

 

背景・方法

 

●本研究は、再発性転倒者の認知領域に焦点を当て関連する要因を特定することを目的とした。

 

●オーストラリアのバンクスタウン病院で実施された。 ADLと移動に関して、患者は理学療法士と作業療法士によって「自立」または「要介助」状態と評価された。さらに患者のMMSEの詳細と転倒の時間を取り巻く転倒者の認知状態も確認した。入院患者は391人が転倒者で69人が転倒者ではなかった。研究集団(転倒者および非転倒者)の平均年齢は80±10.1歳でした。2回以上の転倒を経験した70人の高齢者のケア病棟の患者の特徴を遡及的に調査した。入院中に1回の転倒を経験した269人の患者と69人の非転倒者とを比較した。

 

結果

 

●再発性の転倒の独立した危険因子は、認知症、脳卒中、または心房細動の病歴でした。

 

再発性の転倒者は、単回の転倒者および非転倒者よりもMMSEスコアが大幅に低かった(再発:17.3±6.7、単回:20.2±6.2、非転倒:24.0±5.1)再発性の転倒者のMMSEは <18であった。

 

●再発性の転倒患者は、MMSEの「即時想起」、「注意と計算」、「遅延再生」、「模写」 の項目で、単回の転倒者よりもスコアが大幅に低くなる傾向がありました。

 

●特に短期記憶、想起および視空間認知に影響を与える認知障害が入院患者集団の再発性の転倒の一因となっている可能性があることを示唆しています。

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●MMSEをはじめ認知機能検査を行った後、不慣れな療法士では細項目との関連性など考えず、点数で見てしまいやすい。しかし、それぞれの項目に意味があり、それによりリスクが変わってくる。たとえば、記憶面の問題があれば、注意喚起してもそもそも注意されたことを覚えていないことが問題となる。そのように、細項目と転倒の関連性を意味づけすることが重要となる。

 

 

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