トップへ戻る

TOP > 療法士専門系 > Vol.615.自己嫌悪感の強い人のアイトラッキングの特徴とは? 脳卒中リハビリ論文サマリー

Vol.615.自己嫌悪感の強い人のアイトラッキングの特徴とは? 脳卒中リハビリ論文サマリー

自己嫌悪感とアイトラッキング(見出し)

 

 

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 

 

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!上記写真をClick!! PDFでもご覧になれます。→PDF

 

カテゴリー

 

神経系、メンタルヘルス、眼球運動

 

タイトル

●自己嫌悪感の強い人のEye Trackingの特徴とは?

 

●原著はSelf-disgust, loneliness and mental health outcomes in older adults: An eye-tracking studyこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●眼球運動に問題を生じている方は多く、姿勢制御との関連性も報告されている。より深く洞察したいと思い、心理面についての本論文に興味を持ち読むに至った。

 

内 容

 

背景

 

●孤独感は主観的な心理状態(孤独を感じること)と定義され、社会的に孤立していなくても孤独感を感じることがある。孤独とは、その人が望む社会的相互作用と、意味のある社会的関係を通じてそれが満たされる度合いとの間にある、ギャップを意味する。慢性的で持続的な孤独感は、心理的機能や生活の質の低下、睡眠問題、収縮期血圧などの心血管疾患の危険因子の増悪、自殺傾向などとかかわりがあると言われる。

 

●自己嫌悪は臨床的および非臨床的集団における孤独およびメンタルヘルスの問題と関連しているが、高齢者の孤独およびメンタルヘルスの状態と自己嫌悪感の関わりについての研究は限られている。

 

方法

 

● 研究1(N=102、年齢平均=68.4歳)では横断的調査を使用して、孤独、自己嫌悪、メンタルヘルスの結果の関連を調査しました。

 

●研究2(N=80、年齢平均=68.8歳)では、視線追跡課題を使用して、自己嫌悪感が高い(低い)人の注意機能について調査しました。

 

結果

 

●研究1では自己嫌悪感が孤独感と不安・抑うつ症状との関連性を媒介することを明らかにしました。

 

●研究2では自己嫌悪感が強い高齢者は未知の他者の顔に比べて自分の顔の写真に対して注意回避を示すことが示され、このプロセスが孤独感を永続させる可能性があることが示された。

 

●調査結果は斬新であり、孤独と高齢者のメンタルヘルスの状態に対する自己嫌悪感の重要性を強調しています。

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●臨床では様々な性格・心理状態の患者を受け持つ。そのような側面から上手く治療効果を出せない療法士も多いと思う。自己嫌悪感とは違うが、入院患者では多くの方が短期間で今まで出来ていたことが出来なくなり、無力感を感じられる。本人の思いを引き出し少しでも自己効力感を高められる関わり方は重要である。

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

併せて読みたい【心理、眼球運動】関連論文

 

Vol.579.脳卒中患者のリーチ動作に対する心理的側面と二重課題による影響とは?

 

vol.175:乗馬トレーニングと脳卒中者の身体心理機能   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

 

Vol.503.眼球運動障害と脳卒中 -視機能の基礎を学ぼう-

 

Vol.498.脳卒中者は眼球運動に無駄が多い!?視覚が動作に及ぼす影響

 

 

脳卒中の動作分析 一覧はこちら

 

論文サマリー 一覧はこちら

 

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

 

 

 

 

塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします


無料相談
カウンセリング
こちら

お申込み・資料請求・ご相談など 各種お問い合わせ

無料相談/資料請求の
お申込み