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Vol.565.脳性麻痺患者の痙縮筋に対する寒冷療法             脳卒中/脳梗塞リハビリ論文サマリー

 

 

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カテゴリー

 

神経系、脳性麻痺、寒冷療法

 

タイトル

●脳性麻痺患者の痙縮筋に対する寒冷療法の効果とは

 

●原著はEfficacy of cold therapy on spasticity and hand function in children with cerebral palsyこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●温熱・寒冷療法は皮膚感覚の促通・抑制や浮腫の改善、軟部組織の粘弾性を促通していく際に用いる事があるが、脳血管障害患者(今回は脳性麻痺患者)の痙縮筋に及ぼす効果をより学びたく本論文に至った。

 

内 容

 

目的

 

●研究目的は、上肢の痙縮を制御し痙性麻痺のCPの子供の手指機能を改善するために、従来の理学療法および作業療法と組み合わせて寒冷療法の効果を調査することでした。

 

方法

 

●4歳から6歳(平均年齢62.2±7.5ヶ月)の範囲の痙性麻痺のCPを有する男女30人の子供(12人の少女と18人の少年)がこの研究に参加しました。

 

●子供たちは肘と手関節屈筋に軽度から中等度の痙縮がありました。

 

●子供たちはランダムに2つのグループに分けられました。

グループⅠ:子供たちは、従来の理学療法および作業療法を適用する直前に、肘および手首の屈筋に対して寒冷療法を受けました。

グループII:子供たちは、同じ従来の作業療法と理学療法のみを受けました。

両方のグループで、治療は週に3回、連続して3か月間実施されました。

 

●痙性、可動域(ROM)および手指機能は、それぞれMASおよび電子ゴニオ、the Peabody Developmental Motor Scaleを使用して、治療の前後に評価されました。

 

 

結果

 

●両方のグループで痙縮の有意な減少、ROMの増加、および手の機能の改善を示しましたが、グループIの寒冷療法を追加した群ではより有意な改善を示しました。

 

●従来の理学療法および作業療法と組み合わせた寒冷療法は、痙性CPの小児において、痙性を有意に減少させ、ROMを増加させ、手の機能を改善したと結論付けることができます。

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●寒冷療法では神経・筋の伝導遅延、筋紡錘の興奮性の低下などによって痙縮は軽減されやすい。

●温熱療法は結合組織の柔軟性を向上させるだけでなく痛覚繊維の閾値の上昇による疼痛軽減や筋緊張の低下による痙縮を緩和させる。

 

●洗面時に水道で簡単に手指であれば行うことも出来るので自主トレとしても行いやすい。

 

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

 

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