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Vol.450.階段練習は遊脚時間を改善させる!?脳卒中患者の歩行能力に対する階段トレーニングの影響

 

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カテゴリー

 

歩行

 

タイトル

●階段練習は遊脚時間を改善させる!?脳卒中患者の歩行能力に対する階段トレーニングの影響

 

●原著はEffects of stair task training on walking ability in stroke patientsこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●階段昇降練習をきっかけに歩行に自信を持たれる方を時々見受ける。階段練習を継続すると何が変わるのか興味を持ち本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●脳卒中患者は、姿勢コントロールだけでなく歩行にも問題を有します。これは、姿勢制御と身体バランスの不安定さ、運動機能低下によるものです。脳卒中患者は体重の支持に非対称性があり、立位での非対称な体重支持のために、体重の60〜90%が非麻痺側に過度に傾いています。結果として、この非対称性は歩行サイクルに影響を与えます。

 

●一定の階段や歩行訓練により、脳卒中患者の転倒を減らすことができ、自立した活動につながります。片麻痺患者を対象に実施された歩行能力の改善に関するこれまでの研究のほとんどは、平地、坂道および階段に対する歩行トレーニングの効果または比較に焦点を当ててきた。今回の研究目的は、脳卒中患者における階段課題訓練を実施することによる歩行への効果を調査することでした。

 

 

方法

 

●40人の脳卒中患者が選択され、抽選により実験群18人と対照群18人にランダムに分けられた。選択基準は次のとおり。脳卒中と診断され、経過が6か月を超える患者、補助器具なしで15m以上歩くことができ、下肢にグレード2未満のModified Ashworth Scaleのスコアがあり、 MMSE-Kスコアが24を超え、下肢に他の疾患や整形外科疾患がなく、本研究の目的を理解し研究への参加に同意した人でした。

 

●実験群18人の患者と対照群18人の患者は、セッションあたり30分、週に5回、6週間のトレーニングを実施した。介入前後に、歩行時の立脚相と遊脚相の時間を測定した。実験群では、階段トレーニングで高さ10 cmのステップを使用した。この高さは、以前の研究に基づいて設定された。高さ10 cmのステップ台が脳卒中患者に対して安定して実行しやすく、筋活動の変化と臨床的なバランス能力の増加をもたらしたと述べられている。側面には高さ1mの机を置いて転倒を防止した。必要に応じて、トレーニング中に手すりと机で支えることができた。

 

●片麻痺患者の歩行の運動学的分析では、介入前後と6週間後ですべての群でビデオ記録され、データはDartfishで分析された。歩幅を正確に測定できるように、長さ約15 mの遊歩道を自由にそして最も快適に歩くように指示された。

 

 

結果

 

●コントロール群(麻痺側体重免荷・バランストレーニング群)と比較し、階段課題を実施した研究群において麻痺側下肢の遊脚相の時間の有意な改善を示した。

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●階段昇降の効果が遊脚相の時間の改善と示された。遊脚相の時間の改善となると①片足立脚時間の改善②床とのクリアランスの改善なども考えられる。階段では片脚下での屈伸が求められ、片脚での支持性の改善が見込まれる。また、通常の床歩きでは求められないZ軸方向(上下方向)のコントロールが求められ、Z軸上のコントロール能の改善が見込まれる。

 

 

 

 

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