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Vol.611.立位バランスに必要な足底の触圧覚(表在覚)の値は2.0g!? 脳卒中リハビリ論文サマリー

立位バランスとライトタッチ(見出し)

 

 

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カテゴリー

 

神経系、感覚、バランス、脳卒中

 

タイトル

●立位バランスと足底の触圧覚の関係性

 

●原著はThe relationship of plantar cutaneous sensation and standing balance post-strokeこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●臨床において感覚障害を有する患者の治療をすることは多い。その際に、どの程度感覚が障害されると立位バランスに影響を与えるのか興味を持ち本論文に至った。

 

内 容

 

背景

 

●脳卒中後の運動障害とバランスの関係は十分に調査されていますが、脳卒中後の患者の41%が不十分さを抱えている。バランスにおいて足底の皮膚感覚障害の役割はあまり理解されていません。研究の目的は(1)足底の感覚と立位バランス制御の測定値との関係を特徴付けをすること(2)脳卒中後のバランス障害に関連する感覚障害の閾値を決定することでした。

 

方法

 

●モノフィラメントテストスコア、立位バランスコントロールのフォースプレート測定値およびBBSスコアが52人の入院患者のリハビリテーションチャートから抽出されました。スピアマンの相関係数は感覚とバランスの測定値間で行われました。ROC分析を実施して、バランスが損なわれている被験者と損なわれていない被験者を最もよく区別するモノフィラメントスコアを決定しました。

 

結果

 

●障害側の足底感覚は閉眼時の前後のCOP変動およびBBSスコアと相関していた。 ROC分析では、4.31logのモノフィラメントのカットオフ値により73%の感度と70%の特異度でバランス障害が識別されたことが判明しました。本論文の結果は、足底の皮膚感覚障害が脳卒中後のバランス障害に寄与することを示唆している。モノフィラメントカットオフスコアは、足底の皮膚感覚の障害が患者のバランス障害の要因であるかどうかを臨床医が判断するのに役立つ可能性があります。

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●足底に対しモノフィラメントを使用したことがなかったため評価として取り入れてみたい。

 

●手を感覚情報としてライトタッチで接触しておくことも重要である。その接触の変化に伴って下肢の筋活動が得られやすくなる。それは手だけでなく、全身的に言えることで体の接触は感覚情報となる。短パンか長ズボンかでも感覚の受け取りは異なってくる。

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

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