プッシャー症候群とは?原因/病巣/リハビリ/ 評価/予後/画像MRIに至るまで解説!!脳卒中/片麻痺
プッシャー症候群は、なぜ正中へ戻すほど押し返すのか。
麻痺側へ傾き、非麻痺側の手足で押し、正中への修正に抵抗する。この姿は「非協力」ではなく、垂直を感じる仕組みの障害です。本稿では診断基準・SCP/BLSの採点・段階的な介入を、新人セラピスト向けに整理します。
— プッシャー症候群の臨床評価と介入の考え方を解説(STROKE LAB公式)
みられた頻度(Pedersen 1996)
余分にかかった期間(Pedersen 1996)
消失する目安(Karnath 2002)
要点5項目。
臨床現場で、こう出会う。
70代男性、右視床出血で発症10日目の急性期です。左片麻痺はBRS下肢Ⅲ、FIM運動項目は28点です。主訴は看護師からの「移乗が重く、ベッド上でも左へ倒れる」です。
端座位で左へ強く傾き、右上下肢を伸ばして座面を押していました。正中へ誘導すると右手で押し返し、本人は「まっすぐ座っている」と話します。SCPは5.75点、BLSは12点で、3要素すべてが陽性でした。
※本症例は学習用に構成した想定例です。特定の患者・施設の実績ではありません。
プッシャー症候群は、急性期脳卒中の約5〜10%にみられます。珍しくないのに、「非協力的な患者」と誤解されがちです。本稿では、診断・評価・介入・連携の要点を順に整理します。
つまり臨床では:強く傾く患者を見たら、まず「押し返しがあるか」を確かめます。
定義と疫学。
プッシャー症候群(Contraversive Pushing)は、脳卒中後の姿勢制御障害です。非麻痺側の手足で支持面を押し、体を麻痺側へ傾けます。背景にはSPV(身体的垂直認知:自分の体がまっすぐかを感じる脳の機能)の障害があります。1985年に理学療法士のDavisが記載し、Karnathら(2000)が神経科学的に体系化しました。

— プッシャー症候群の定義を整理した図解。SPV障害による姿勢制御障害として捉えます。
垂直の基準がずれているため、傾いた姿勢を「まっすぐ」と感じます。正中への誘導は、本人には「倒される」体験になります。押し返しは拒否ではなく、本人なりの転倒回避です。この理解が臨床推論の出発点です。
発生頻度[観察研究]:Pedersenら(Arch Phys Med Rehabil, 1996)は急性期脳卒中327例を前向きに調べ、入院時の10.4%にプッシングを認めました。左右どちらの半球病変でも起こります。
Karnathの3要素診断基準
Karnathら(Neurology, 2000)の基準では、次の3要素がそろえば陽性と判断します。現在も臨床診断の基本です。
支持なしの座位・立位で、麻痺側へ自然に傾きます。軽症では数度〜10°程度です。重症では20°以上傾き、支えなしでは保持できません。傾斜角度を記録すると、経過の指標になります。
非麻痺側の上下肢を伸ばして開き、座面や床を押します。これで重心を麻痺側へ移そうとします。立位では非麻痺側の脚を外へ開き、支持面を広げるのも特徴です。
正中へ誘導すると、非麻痺側の手足で押し返します。本人が「まっすぐ」と感じる位置へ戻ろうとする反応です。麻痺による受動的な崩れとは違い、鑑別で最も大事な所見です。
つまり臨床では:傾き・押し出し・抵抗の3つを、座位と立位の両方で確認します。
— ご本人・ご家族の状況を丁寧にお伺いします
このままでいいのか迷っていませんか。
STROKE LABは、脳神経疾患・整形外科疾患を専門とする自費リハビリ施設です。保険のリハビリと併用でき、初回20分の無料体験があります。ご本人・ご家族の目標をお聞きし、内容を個別に考えます。
神経メカニズムと責任病巣。
直立の制御には、前庭・視覚・体性感覚の情報統合が必要です。プッシャー症候群では、このうち体で垂直を感じる経路が障害されます。その結果、本当の垂直と「感じる垂直」の間にずれが生じます。介入の目標は、このずれた地図の再調整です。

— SPV障害のメカニズムを示す図解。多感覚統合の破綻として整理します。
SVVとSPVの解離が、介入の鍵
SVV(視覚的垂直認知:目で見て垂直を判断する機能)は、比較的保たれることが多いとされます。Karnathら(2000)は、体が病巣側へ約18°傾いた位置を患者が「直立」と感じると報告しました。一方、Pérennouら(2008)は垂直認知が麻痺側へ偏る例を報告しています。方向の解釈は研究で異なるため、「体の垂直基準がずれている」と押さえれば十分です。

— SVVとSPVの関係を示す図解。視覚が代償経路になる理由がわかります。
責任病巣は視床後外側部が中心
最も多く報告される病巣は、視床後外側部です。視床は多感覚情報の中継・統合を担います。視床以外では、島皮質後部・上側頭回・下頭頂小葉・中心後回も報告されています。単一の病巣より、姿勢制御ネットワークの障害と捉えるのが現在の主流です(Paci 2009)。
垂直認知のずれ[観察研究]:Karnathら(Neurology, 2000)はプッシング例5例と対照例を比較しました。患者は体が約18°傾いた位置を「直立」と感じ、視覚的垂直は保たれていました。
視床病変[観察研究]:Karnathら(Neurology, 2005)は視床出血例を解析しました。プッシングを伴う例では、視床後外側部の損傷が共通していました。
皮質病変[観察研究]:Johannsenら(J Neurol, 2006)は視床が保たれた21例を解析しました。左島皮質後部・上側頭回・左下頭頂小葉・右中心後回の損傷を報告しています。
垂直認知と側方傾斜[観察研究]:Pérennouら(Brain, 2008)は半球性脳卒中86例で、側方傾斜と垂直認知の偏りの関連を示しました。
つまり臨床では:画像で視床後部や島皮質後部の病巣を見たら、座位での押し返しを早めに確認します。
鑑別診断。
傾く患者が、すべてプッシャー症候群とは限りません。病態が違えば、介入も根本から変わります。見分ける最大の手がかりは、正中誘導への能動的な抵抗です。

— 類似病態との鑑別を示す図解。抵抗の有無と傾く方向に注目します。
| 鑑別疾患 | 共通点 | 鑑別ポイント | 参考検査 |
|---|---|---|---|
| 前庭・脳幹病変による側方突進(Wallenberg症候群など) | 座位・立位で一側へ傾く | 主に病巣側へ傾く。怖がる反応はあるが、押し返しは弱い | 眼振・めまいの確認、頭部MRI(延髄外側など) |
| 小脳病変による体幹失調 | 座位・立位が不安定 | 揺れ(動揺)が主体で、傾く方向が一定しにくい。矯正への抵抗はない | 指鼻試験、SARA(小脳性運動失調の評価尺度) |
| 麻痺・筋緊張低下による受動的な崩れ | 座位保持が難しく、姿勢が崩れる | 誘導を受け入れ、むしろ支えに頼る。非麻痺側で押さない | SCPの抵抗項目、体幹機能の評価 |
| 半側空間無視(USN)による姿勢の偏り | 麻痺側への注意が乏しく、合併も多い | 無視だけでは押し返しは出ない。合併時は両方を評価する | BIT行動性無視検査、線分二等分試験 |
Pérennouら(Brain, 2008)は、半球性脳卒中86例で側方傾斜と垂直認知の偏りの関連を示しました[観察研究]。傾きの背景に垂直認知の問題があるかを考えることが、鑑別の軸になります。
つまり臨床では:初回評価で、ゆっくり正中へ誘導し、手に返ってくる力を必ず確かめます。
評価尺度と採点基準(SCP・BLS)。
重症度の判定と経過の追跡には、標準化された尺度を使います。代表はSCPとBLSの2つです。運用は「SCPで診断を確定し、BLSで週1回程度モニタリング」が効率的です。

— 標準化評価尺度の図解。SCPとBLSの使い分けを押さえます。
SCPの完全採点基準
| 項目 | 採点基準 | カットオフ値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| A 姿勢の対称性(座位) | 0=正中/0.25=軽度傾斜/0.75=重度傾斜(転倒なし)/1=著明傾斜(支えなしで転倒) | 座位+立位の合計が原法で≧1、Baccini法で>0 | 傾斜の重さを示す。経過で最も変化が見えやすい |
| A 姿勢の対称性(立位) | 座位と同じ4段階(0/0.25/0.75/1) | ||
| B 伸展・外転(座位) | 0=なし/0.5=姿勢変換時のみ/1=安静時から出現 | 座位+立位の合計が原法で≧1、Baccini法で>0 | 非麻痺側による押し出しの有無と場面を示す |
| B 伸展・外転(立位) | 0=なし/0.5=歩行時のみ外転/1=起立段階から外転 | ||
| C 矯正への抵抗(座位) | 0=抵抗なし/1=抵抗あり(2択) | 座位+立位の合計が原法で≧1、Baccini法で>0 | 鑑別上の最重要項目。「2点」は存在しない |
| C 矯正への抵抗(立位) | 0=抵抗なし/1=抵抗あり(2択) | ||
| 合計 | 0〜6点(各姿勢の最大3点) | A・B・Cの3要素すべてが基準を満たす | 3要素すべて陽性でプッシャー症候群と判断 |
BLSの完全採点基準
| 項目 | 採点基準 | カットオフ値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| ① 背臥位からの寝返り(最大4点) | 非麻痺側への寝返りで0=抵抗なし〜3=強い抵抗。麻痺側への寝返りにも抵抗があれば+1 | 合計2点以上で陽性 | ベッド上での抵抗の強さ |
| ② 座位(最大3点) | 麻痺側へ30°傾けた位置から正中へ戻し、抵抗の出方で0〜3点 | 座位での垂直基準のずれ | |
| ③ 立位(最大4点) | 麻痺側20°傾斜位から非麻痺側10°まで戻し、抵抗の出方で0〜4点 | 立位での垂直基準のずれ | |
| ④ 移乗(最大3点) | 非麻痺側方向への乗り移りでの抵抗を0〜3点 | 介助量と転倒リスクに直結 | |
| ⑤ 歩行(最大3点) | 歩行中に体幹を正中へ戻す際の抵抗を0〜3点 | 動作中の姿勢制御 | |
| 合計 | 0〜17点 | ≧2点 | 点数が高いほど重症。項目別の変化も記録する |
評価ツールの比較[SR/MA]:Babyarら(Clin Rehabil, 2009)は側方傾斜の評価ツールを系統的に検討しました。SCPとBLSは、信頼性・妥当性の検証が比較的進んだ尺度として整理されています。
SCPのカットオフ[観察研究]:Bacciniら(Phys Ther, 2008)は、各要素>0を陽性とする基準を提案しました。原法の「各要素≧1」より、軽症例の見逃しを減らせるとしています。
BLSの妥当性:BLSは合計2点以上を陽性とします。Krewerら(2013)の研究でも、治療効果の指標として使われています。
MCID(臨床的に意味のある最小変化量):SCP・BLSともに、確立した値は示されていません。合計点だけでなく、項目ごとの変化で判断します。
つまり臨床では:初回にSCPで確定し、BLSを週1回つけて項目別の変化を追います。
介入のエビデンスと4段階プロトコル。
力ずくの正中誘導は、抵抗をかえって強めます。保たれやすい視覚を足場にし、体性感覚の再調整へ進むのが基本です。この段階的な考え方は、Karnath & Broetz(2003)が示しました。

— 介入プロトコルの図解。視覚から体性感覚、そして生活課題へ進みます。
非麻痺側へ倒れる恐怖が、押し出しの引き金になります。セラピストは非麻痺側に立ち、手の接触と言葉で「必ず支える」と伝えます。恐怖が和らぐと、押す力も弱まりやすくなります。
鏡・窓枠・ドア枠・柱など、垂直な目印を使います。「あの線と体を平行にできますか」と問い、本人が自分でずれを見つけるよう促します。自分で直せた経験の反復が、再調整の起点です。
視覚頼みのままでは、暗い場所や目印のない場面で崩れます。部屋の角で両側の壁に触れる、座面の感触を工夫する、体幹を軽く圧縮するなどで、体の感覚からの入力を増やします。
目印がなくても姿勢を保てることを目標にします。食事・更衣・移乗・歩行などの生活課題に組み込みます。二重課題(dual-task:話しながら動くなど)も加え、生活場面へ広げます。
視覚フィードバック訓練[単独RCT]:Yangら(Clin Rehabil, 2015)は12例を2群に分けました。対話型の視覚フィードバック訓練を3週間・週5回(計15回)行い、通常の理学療法よりSCP等の改善が大きかったと報告しています。
ロボット支援歩行の即時効果[単独RCT]:Krewerら(2013)はプッシング例15例で、単回介入を無作為な順序で比較しました。ロボット支援歩行(Lokomat)は、視覚フィードバックを用いた理学療法よりBLSの即時改善が大きい結果でした。
免荷歩行の実施例:前後にSCP・BLSを記録します。免荷率30〜40%、速度0.8〜1.2km/hから始め、鏡などで視覚フィードバックを加えます。適応に応じて免荷を減らし、平行棒・杖・歩行器へ移行します。※臨床での設定例で、原著の固定パラメータではありません。
モニタリング:介入中はBLSを週1回つけ、項目別に効果を確認します。
つまり臨床では:まず安心を作り、目印で気づかせ、体の感覚へ移し、最後に生活動作で試します。

リハビリを一緒に組み立てます。
STROKE LABでは、時間・内容・頻度をお一人おひとりに合わせて設計します。麻痺や動作の集中的な改善、転倒・再発の予防、旅行や趣味のための体力づくりに取り組めます。まずは初回20分の無料体験でご相談ください。
多職種連携と環境調整。
効果は、リハビリの時間だけでは決まりません。病棟の24時間を通じた一貫した関わりが大切です。プッシングのある例は、同等の回復に約3.6週長くかかります(Pedersen 1996)[観察研究]。早めにチームで方針をそろえましょう。

— 多職種連携と家族指導の図解。関わり方をチームで統一します。
他職種・家族に伝える5原則
声かけは「まっすぐにして」ではなく、「正面の柱と体は平行ですか」と問いかけてください。命令では、本人の探索が始まりません。自分で傾きに気づくことが、再学習の入り口です。
不安が強い間は、先に「倒れないよう必ず支えます」と伝えましょう。うまく揃ったら「今の感覚を覚えておいてください」とすぐ返します。この3つの声かけを、病棟スタッフとも統一しておくと効果が上がります。
| 職種 | この病態での評価項目 | 主な介入内容 | 他職種との連携ポイント |
|---|---|---|---|
| PT | 座位・立位の傾斜、SCP・BLS、移乗・歩行 | 視覚の目印を使った姿勢訓練、移乗・歩行練習 | スコアの推移をカンファで共有する |
| OT | 食事・更衣・排泄時の姿勢、USNの有無 | ADL場面での姿勢修正、病室の目印づくり | 鏡や目印の配置を看護師と調整する |
| ST | 嚥下機能、失語・指示理解 | 傾斜を踏まえた食事姿勢と嚥下の評価、声かけの理解度確認 | 誤嚥リスクのある姿勢を看護・OTへ伝える |
| 看護師 | 移乗・排泄・夜間の転倒リスク | 非麻痺側からの介助、ポジショニング、ベッド柵・離床センサー | 生活場面の変化を療法士へ報告する |
| 医師 | 病巣部位、全身状態、合併症 | 診断とリスク管理、リハビリの処方 | 画像所見と予後の見通しを共有する |
| MSW | 家族の介護負担、退院先、社会資源 | サービス調整、レスパイトなどの提案 | 回復に時間がかかる前提で、退院支援を早めに始める |
つまり臨床では:立ち位置・声かけ・目印の3つを、病棟全体でそろえます。
つまずきポイントと臨床判断のコツ。
プッシャー症候群は、新人がつまずきやすい病態の代表です。失敗の多くは、病態の誤解と採点のミスから生まれます。先に失敗の型を知っておくと、初回評価の質が上がります。
臨床判断のコツ
Karnathら(Neurology, 2000)の5例の検討では、患者は傾いた姿勢を「直立」と感じていました[観察研究]。だからこそ、言葉で説得しても変わりません。判断に迷ったら、「本人にはどう感じられているか」から考え直します。
押し返しが強い日ほど、訓練量を増やしたくなります。まずは恐怖のサインを確認してください。表情のこわばりや、非麻痺側の手が支持面を探す動きです。
点数が変わらない時期も、項目別に見ると変化が見つかります。「抵抗が座位だけ消えた」などの小さな変化を、本人と家族にも伝えてください。
つまり臨床では:鑑別・関わり方・採点の3点を、初回評価のチェック項目にします。
予後とゴール設定。
予後の見通しは、本人・家族への説明と退院支援の土台です。多くは改善しますが、時間がかかる例もあります。楽観しすぎず、症例ごとの因子を踏まえて伝えます。
Karnathら(J Neurol, 2002)の追跡研究では、多くの例で6か月までにプッシングが消失しました[観察研究]。一方、Pedersenら(1996)の327例の研究では、同等のADLに達するまで約3.6週長くかかりました[観察研究]。
ゴールは「座位保持→移乗→歩行」の順に、段階的に置きます。BLSの項目別の変化を、短期目標の達成指標に使うと説明しやすくなります。
Santos-Pontelliら(Clinics, 2011)は、発症2年以上プッシングが残った症例を報告しています[観察研究]。重症例や、USN・両側病変を合併する例では経過が長引きやすいとされます。生活期でも継続的な評価と介入を検討します。
つまり臨床では:「多くは改善するが時間がかかる」と伝え、段階的なゴールで経過を共有します。
よくある質問。
いいえ。最も確実な鑑別指標は、他動的な正中誘導に対する能動的な抵抗の有無です。麻痺による受動的な崩れでは、患者は誘導を受け入れ、むしろ支えに頼ります。プッシャー症候群では、非麻痺側の上下肢を伸展・外転して押し返します。前庭・脳幹病変による側方突進は病巣側へ傾くことが多く、方向も手がかりになります。
まず病態とリスク管理を説明し、自己流の矯正による転倒を防ぎます。そのうえで、姿見や窓枠・柱などの垂直な目印の使い方、非麻痺側からの介助、気づきを促す声かけを実演して伝えます。家族が参加すると、退院後の生活への汎化にもつながります。
本人はSPVのずれにより、本当に「まっすぐ」と感じています。否定や説得は逆効果です。鏡や柱の垂直線と体軸を比べるよう促し、自分で傾きに気づく体験をつくります。気づけた瞬間にすぐ肯定的なフィードバックを返し、その感覚を定着させます。
プッシャー症候群の介助は身体的・心理的負担が大きく、介護者はバーンアウトの高リスク群です。ケアマネジャーやMSWと連携し、サービス調整、2人介助の検討、短期入所(レスパイト)の活用などを提案します。介護者の健康が本人の生活を支えることを、早い段階で家族と共有します。
改善が続く例はあります。多くは発症後6か月前後で所見が軽くなりますが、2年以上残存した報告もあり、経過には個人差があります。退院後は訪問リハ・通所リハ・自費リハビリなどの選択肢があり、評価にもとづいて継続の方法を検討します。
スコアの絶対値より、経時的な変化を共通言語にします。たとえば「初回SCP4.0点、現在2.5点、抵抗の項目が消失」のように、変化の方向と改善した項目を示します。項目別に伝えると、介入効果と今後の方針を客観的に共有できます。
STROKE LABのプログラム。
STROKE LABは、脳神経疾患・整形外科疾患を専門とする自費リハビリ施設です。神経疾患に精通した理学療法士・作業療法士が担当します。評価から課題設計まで個別に組み立て、変化は動画で見える化します。保険のリハビリと併用でき、初回20分の無料体験があります。
今の状態とご希望をお聞きします。
評価にもとづき、時間・内容・頻度を決めます。
練習を進め、変化を動画で見える化します。
定期的に目標と内容を見直します。
※効果には個人差があります。評価にもとづき、無理のない範囲で進めます。
あわせて読みたい:【2026年版】なぜプッシャー症候群は起こるのか?重力認知システム(Graviceptive System)と視床の役割を徹底解説
あわせて読みたい:【2026年度版】BLSとSCPを徹底比較|プッシャー症候群のLateropulsion評価尺度を解説
あわせて読みたい:【2026年版】姿勢制御とは?感覚入力・姿勢安定性・オリエンテーションのメカニズムから脳卒中片麻痺リハビリまで徹底解説
諦めないでください。

体が思うように動かない、転ぶのが怖い。退院後もそんな悩みを抱えるご本人やご家族は少なくありません。
STROKE LABでは、神経疾患に精通した理学療法士・作業療法士が担当します。評価から課題設計まで一人ひとりに合わせて組み立て、変化は動画で確認できます。
保険のリハビリと併用でき、1回ごとのご予約です。まずは初回20分の無料体験で、今の状態をお聞かせください。
代表取締役 金子 唯史
参考文献。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024) パーキンソン病の機能促進:医学書院 (2025)