バーセルインデックス(BI)の評価方法|10項目の採点基準と評価表PDF – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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バーセルインデックス(BI)の評価方法|10項目の採点基準と評価表PDF

STROKE LAB / ADL ASSESSMENT

バーセルインデックスの評価方法 生活の動作を見て、
必要な介助を伝える。

Barthel Index(BI)の10項目・100点版を、実施場面と採点表で解説。 見守り、歩行器、排泄管理など迷いやすい点を整理し、 評価PDFと記録例を用意しました。

UPDATED 2026.11 FOR PT / OT / ST・看護・介護職 BY STROKE LAB
バーセルインデックスの評価方法
各場面は説明用です。一場面の成功だけで、普段の自立度を決めません。
10項目 基本的な生活動作と移動を確認。
0〜100点 各項目の得点を単純に合計。
実際の生活 できそうな能力ではなく、普段の遂行を記録。
SECTION 01

BIとは|基本的なADLの自立度を捉える

食事・移乗・整容・トイレ動作・入浴・移動・階段・更衣・排便・排尿の10項目を扱います。 高得点ほど、この範囲の日常生活動作に必要な介助が少ないことを示します。 神経症状の重症度をみるJSSとは目的が異なります。 [2]

この記事とPDFの採点基準

参考資料1にある日本語の100点表を採用しています。 歩行は45m以上、歩行器使用は10点に含む表です。 英語公開票は50 yards(約45.7m)と記載し、 補助具を用いた自立歩行の扱いも異なります。 異なる版の条件を混ぜず、施設で採用する原票を優先してください。 [1] [2]

比較 本記事の100点版 注意点
20点版 満点100点と明記して記録 点数だけを並べない。研究値も尺度を確認。
Modified Barthel Index 今回の対象外 段階や配点の異なる改変版を混ぜない。
FIM 別のADL評価 項目と介助段階が違うため単純換算しない。
SECTION 02

評価の準備|普段の様子を、複数の情報から

本人・家族・病棟スタッフの情報と、必要な直接観察を合わせます。 英語版のガイドでは通常、直近24〜48時間の遂行を重視しますが、 排泄などはより長い期間も必要です。 評価日だけでなく観察期間を記録してください。 [2]

確認すること 記録する内容
環境 病棟/自宅、床面、ベッド高、手すり、トイレの種類
補助具 杖、歩行器、装具、車椅子、自助具
人的援助 声かけ・見守り・身体介助の内容と頻度
変動 昼夜、疲労、疼痛、服薬、実施機会の有無
評価のために危険な動作を強要しない。

転倒しそうな移乗や階段、医学的に許可されていない入浴を無理に試しません。 未確認は理由付きで残し、「できない=0点」と自動的に置き換えません。 訓練で一度できたことを、そのまま病棟自立とはしません。

SECTION 03

10項目の採点|何を手伝っているかを見る

以下は判定の要点を独自の表現で整理した学習用表です。 点数は採用した日本語表に合わせています。 詳細は原票で確認してください。 [1]

食事の切り分けと更衣の介助箇所を確認
食事と更衣は別々に採点します。更衣は自分で行う割合も確認します。

1.食事

点数 判定の要点
10 食べる一連の動作が自立。自助具の使用は可。
5 切り分けなど、一部の手助けが必要。
0 全面的な介助が必要。

食器から口へ運ぶ場面だけでなく、必要な準備や食事にかかる時間も確認。 嚥下の安全性は別に評価します。

ベッドと車椅子の移乗で見守りや声かけの必要性を確認
図は見守りの例です。安全な配置や介助方法は個別に調整します。

2.移乗

点数 判定の要点
15 ベッドと椅子間の移乗が自立。車椅子の操作も含む。
10 見守り、声かけ、または軽い身体介助が必要。
5 座位は保てるが、移るには大きな介助が必要。
0 全面介助、または移乗できない。

立ち上がりだけでなく、準備・方向転換・着座まで確認。 ブレーキやフットレスト操作も記録します。

3.整容

点数 判定の要点
5 洗顔・整髪・歯磨き・必要なひげ剃りが自立。
0 いずれかに介助が必要、または実施できない。

整容には中間の点数がありません。 何を手伝っているのかを点数と一緒に残します。

トイレ動作と排便・排尿コントロールを分けて確認
衣服・後始末の介助と、失禁・用具管理は別に記録します。

4.トイレ動作

点数 判定の要点
10 便座への移動、衣服の上げ下げ、後始末が自立。
5 一連の動作の一部に手助けが必要。
0 全面介助、または実施できない。

ポータブルトイレなどを使う場合の後処理も確認。 排便・排尿のコントロールとは別項目です。

入浴と整容の自立度を確認
浴室の図は着衣での環境確認です。実際の入浴能力は別途確認します。

5.入浴

点数 判定の要点
5 身体を洗う動作を含め入浴が自立。
0 一部でも介助が必要、または実施できない。

浴室への移動や出入り、洗身などを安全に行えるか確認。 清拭だけの情報で入浴自立と推測しません。

歩行距離と階段昇降の介助を確認
採用した日本語表では45m以上を基準とします。 用具と人的介助も記録します。

6.歩行・車椅子移動

点数 判定の要点
15 45m以上を自立歩行。 採用表では歩行器・車椅子を除く補装具は可。
10 45m以上の介助歩行、または歩行器を使用。
5 歩行できないが、車椅子を45m以上自分で操作できる。
0 上のいずれにも該当しない。

歩行と車椅子を二重に足しません。 距離・用具・方向転換・介助を記録。 短距離の歩行だけで15点にしません。

7.階段昇降

点数 判定の要点
10 上り下りが自立。手すりは使用可。
5 見守りや身体介助が必要。
0 昇降できない。

上りと下りの両方を確認。 段差一段の成功だけで階段全体の自立としません。

8.更衣

点数 判定の要点
10 衣服・靴・留め具・必要な装具の着脱が自立。
5 介助は必要だが、半分以上を自分で行う。
0 自分で行える部分が半分未満など、上記以外。

上衣だけで終えず、下衣・靴まで確認。 用いた衣服や姿勢、要した時間も残します。

9.排便コントロール

点数 判定の要点
10 失禁がなく、必要な坐薬・浣腸の扱いも自分で行える。
5 ときに失禁、または坐薬・浣腸の扱いに介助が必要。
0 上記以外。

便秘の有無だけでは決めません。 観察期間と失禁の頻度、処置の介助を記載します。

10.排尿コントロール

点数 判定の要点
10 失禁がなく、必要な収尿器等の管理も自分で行える。
5 ときに失禁、または収尿器等の管理に介助が必要。
0 上記以外。

カテーテルの有無だけで決めず、管理の自立度を確認。 昼夜差や用具の扱いを記録します。

「見守りだから自立」にはしない。

人の声かけや監視が必要かどうかは評価の一部です。 自立した行動を検者が記録のために見ているだけの場合と、 安全のために見守りが必要な場合を区別します。 [2]

SECTION 04

計算と記録|65点の中身を共有する

項目 架空例の点数 観察内容
食事 10 食事は自立
移乗 10 移乗時にブレーキの声かけ
整容 5 整容は自立
トイレ動作 5 下衣操作を介助
入浴 0 洗身と出入りを介助
歩行・車椅子移動 10 杖で45m以上、側方見守り
階段昇降 5 昇降に見守り
更衣 5 半分以上は自分で着脱
排便コントロール 10 失禁なく必要な管理も自立
排尿コントロール 5 ときに失禁あり
10+10+5+5+0+10+5+5+10+5 = 65点 全10項目を確認した架空例。 65点から退院先や独居の可否は決めません。
CLINICAL NOTE / 記録例

11月4日、BI 65/100(参考資料1の日本語表)。 病棟での直近2日間の遂行を本人・看護師の情報と動作観察で確認。 排泄は別途観察期間を併記。 移乗10点:車椅子ブレーキ操作に声かけが必要。 トイレ5点:立位での下衣操作に介助。 歩行10点:杖で45m以上、側方見守りあり。

次回目標:日中のトイレ場面で、 ブレーキ確認と下衣操作の介助内容を再評価する。 総点だけでなく、どの工程の援助が減ったかを比較する。

SECTION 05

評価PDF|採点の確認・個別記録・経過比較

STROKE LAB / CLINICAL SHEET

A4縦・4ページ

1〜2ページ:全10項目の採点ガイド
3ページ:評価記録と介助内容
4ページ:経過比較・記録例・参考資料

評価PDFを保存する ↓ 英語原票・評価原則を確認 ↗

本資料は100点版の学習・記録補助資料です。 公認翻訳・公式評価票ではありません。 採点表は参考資料1の日本語表に統一。 歩行器の扱いは版により異なります。 正式な評価・制度提出は指定の原票と手順で確認してください。

SECTION 06

解釈|100点でも、生活の困りごとは残り得る

BIは基本動作を中心に捉えます。 買い物、調理、服薬管理、公共交通、仕事などを直接採点する尺度ではありません。 100点を「すべての生活が安全に自立」 「認知機能の問題がない」と読み替えないでください。

また、同じ総点でも必要な支援は違います。 入浴が介助の方と、排尿管理に支援が必要な方では、 環境調整も家族の負担も異なります。 高得点域で変化を拾いにくい場合は、 IADL、歩行速度、耐久性、本人の目標などを追加します。 [3]

5点の増加を、どの人にも同じ意味で扱わない。

同じ5点差でも変化した項目が違えば生活上の意味は変わります。 研究のMCIDや重症度区分は対象・版・時期を確認して用い、 退院や介助解除の共通基準にしません。

SECTION 07

評価から支援へ|介助が必要な工程を絞る

困る場面 支援の例 再評価すること
移乗で声かけ ブレーキ確認の手順・配置をそろえる 声かけが本当に不要になったか
下衣操作で介助 支持物・衣服・立位の取り方を検討 実際のトイレ場面での介助量
入浴で介助 椅子・手すり・出入りと洗身を検討 家庭の浴室でも同じように可能か
移動距離が不足 歩行と車椅子を生活経路に合わせる 距離だけでなく疲労・安全・方向転換
SECTION 08

よくある質問

見守りだけでも減点ですか?

必要な見守りは人的援助です。 移乗や階段では中間の点数に該当します。 検者が記録のために見ているだけか、 見守りが必要なのかを区別します。

歩行器で自立なら15点ですか?

版によります。 本記事が採用する日本語表は歩行器を10点に含めます。 別の版では用具の扱いが異なるため、原票を統一してください。

入浴や整容を少し手伝うと何点ですか?

本記事の100点版では、入浴・整容はそれぞれ5点か0点です。 中間点を独自に追加せず、できている部分を文章で残します。

トイレまで歩ければトイレ動作は自立ですか?

移動に加えて、便座への移動、衣服操作、後始末を確認します。 排便・排尿の管理も別項目で確認します。

未実施を0点にしてよいですか?

未確認と実施不能は違います。 情報を補うか未評価の理由を記録し、 欠測を0点で埋めた総点を完成値として扱わないでください。

LIFEや加算にもこのPDFを使えますか?

このPDFは補助資料です。 制度提出には厚生労働省の現行資料、指定様式と運用を確認してください。 [4]

SECTION 09

STROKE LAB|点数を、生活の目標につなぐ

退院後の「トイレを一人で使いたい」「家で安全に入浴したい」など、 実際の生活場面を共有してください。 現在の介助・住環境・本人の希望を踏まえて、 動作や練習方法を具体化します。

今の生活に合うリハビリを考える。 相談・予約へ →
SECTION 10

参考資料・利用上の位置付け

  1. 日本語採点表の基準: 厚生労働省公開資料「シャルコー・マリー・トゥース病」 4ページのBarthel Index表。 疾患固有の85点基準は本記事に適用しない。 原資料を確認
  2. 英語版と評価原則: Shirley Ryan AbilityLab公開 Barthel Index/Guidelines。 原資料を確認
  3. 尺度の特徴・利用条件: Shirley Ryan AbilityLab. RehabMeasures Database: Barthel Index. 原資料を確認
  4. 制度利用時の確認: 厚生労働省「科学的介護」:BI評価方法・LIFE関連資料。 原資料を確認

原著:Mahoney FI, Barthel DW. Functional evaluation: the Barthel Index. Md State Med J. 1965;14:61–65。 記事・図は説明用、症例は架空です。 商用利用や翻訳・改変の利用条件は権利管理窓口で確認してください。 文献確認:2026年11月4日。

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