視床後外側腹側核の役割とは?:感覚障害のリハビリ戦略を解説! – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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視床後外側腹側核の役割とは?:感覚障害のリハビリ戦略を解説!

Thalamic VPL — Anatomy, Assessment, and Sensory Re-education
“

視床VPLが壊れると、なぜ「触れた場所」がわからなくなるのか。

視床VPL(後外側腹側核)は、体幹・四肢の感覚を大脳皮質へ中継する核です。ここが傷つくと、触覚・位置覚・痛みの受け取り方が変わります。この記事では、解剖から評価、感覚再教育までを明日の臨床で使える順に整理します。

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BYSTROKE LAB

— 「リハビリテーションのための臨床脳科学シリーズ」より、VPLを意識したリハビリの展開例です。

『脳の機能解剖とリハビリテーション』の内容構成

— 本記事は、金子唯史が執筆する『脳の機能解剖とリハビリテーション』(医学書院)の内容を元に、具体的な訓練を示します。

White-matter disconnection
80–90%
右視床病変から楔前部(約80%)・上頭頂小葉(約90%)への線維路が減少(症例報告 n=1)。
Central post-stroke pain
約8%
前向き研究で報告された、脳卒中後の中枢性疼痛の発生率(Andersen 1995)。
Follow-up
15か月
症例の追跡期間。リハビリ介入後、6か月で大幅な改善を確認(症例報告)。

Quick Reference
忙しい臨床家のための
要点5項目。
01
VPLは、体幹・四肢の体性感覚をS1へ中継する視床の核です。DCMLとSTTの両経路が集まります。
02
血流は、後大脳動脈の枝である視床膝状体動脈が担います。PCA領域の視野障害も併せて確認します。
03
VPL損傷では対側の感覚が鈍り、遅れて視床痛(Dejerine-Roussy症候群)が出ることがあります。
04
評価は視覚を遮って行います。部位識別・素材識別・位置覚・閉眼立位を、左右で比べます。
05
感覚再教育は有望ですが、標準プロトコルはありません。小さく介入し、4週ごとに再評価します。

エビデンス表記:[SR/MA]=系統的レビュー・メタ分析 / [複数RCT] / [単独RCT] / [観察研究](症例報告を含む) / [専門家合意](出典が教科書的知識・臨床の目安のもの)。

01
Clinical Encounter

「持った感覚がない」に、どう向き合うか。

Case Vignette(教育用の仮想症例)
左手を落とし続ける石川さん。「触られている感じがしない」

60代・男性。右視床の梗塞で、発症から約3週の回復期です。BRS(Brunnstrom stage:麻痺の回復段階)は、上肢・手指・下肢ともⅤです。NIHSSの感覚項目は1点(軽度〜中等度の感覚低下)です。主訴は「左手で持った感覚がない。気づくと落としている」です。

初回評価では、視覚を遮ると触れた部位の正答率は40%でした。綿には「ふわふわ」、金属には「冷たい」と反応できます。一方で、場所は「手の甲?指先?」と迷います。冷たさは分かるのに、場所が分からない。この乖離が読みどころです。

※年齢・発症時期・BRS・NIHSSは原稿に記載がないため、教育用に補足した設定です。部位識別40%などの数値は原記事に基づきます。

感覚障害は、運動麻痺ほど目立ちません。見逃されたまま、「使わない手」になることがあります。

この症例の手は、握れても「持った感じ」がありません。だから、握っているのに落とします。

視床後外側腹側核(VPL:体幹・四肢の感覚を皮質へ中継する視床の核)が傷つくと、この状態が起こりえます。脳卒中後の体性感覚障害の頻度は、報告により幅があります[観察研究:Kessner 2016]。

この記事は、解剖(02–03)、鑑別(04)、評価(05)、介入(06–08)、予後(09)の順です。そのまま、評価と練習の手順として使えます。

02
Definition and Anatomy

VPLの位置・血流・上行路を、一本の線でたどる。

視床後外側腹側核(VPL:Ventral Posterolateral nucleus)は、視床の後腹側部にある核です。後内側腹側核(VPM:主に顔面の感覚を中継)の、やや外側・後方に位置します。体幹・四肢の体性感覚を、一次体性感覚野(S1:頭頂葉の中心後回)へ中継します。

視床後外側腹側核(VPL)の位置を示す解剖図

— VPLは視床の後腹側部にあり、VPMのやや外側・後方に位置します。

血流:後大脳動脈の枝が担う

VPLは、後大脳動脈(PCA)の枝である視床膝状体動脈(thalamogeniculate artery)から血流を受けます。だから臨床では、PCA領域の症状も一緒に見ます。後述の症例は、右PCA(P1)の閉塞に、左の同名半盲と感覚障害が併存しました。

VPLを灌流する視床膝状体動脈の走行図

— VPLは、後大脳動脈の枝である視床膝状体動脈から血流を受けます。

Key Concept
VPLは、体性感覚の「交差点」です。

後索内側毛帯路(DCML)と脊髄視床路(STT)の両方が、VPLに集まります。識別触覚・振動覚・固有感覚と、痛覚・温度覚・粗大触覚が、ここで統合されてS1へ送られます。

受容器から皮質まで:3ステップ

01
末梢受容器と脊髄後角起点

起点は、機械受容器(触覚・圧・振動)、温度受容器、侵害受容器(痛覚)、固有受容器(筋紡錘・腱・関節)です。信号は末梢神経、後根を通って脊髄後角に入り、最初の情報処理を受けます。

02
2つの上行路:DCMLとSTT経路

【A】DCML(後索内側毛帯路)は、識別触覚・振動覚・固有感覚を運びます。同側の後索(上肢は楔状束、下肢は薄束)を上行し、延髄の楔状束核・薄束核でシナプスします。内側毛帯となって延髄で対側へ交差し、VPLへ投射します。

後索内側毛帯路(DCML)の経路図

— DCMLは、延髄で対側へ交差し、内側毛帯としてVPLへ向かいます。

【B】STT(脊髄視床路)は、痛覚・温度覚・粗大触覚を運びます。脊髄後角でシナプスし、すぐに対側へ交差して前外側系として上行します。VPLに終止し、一部は他の視床核にも枝を出します。

脊髄視床路の経路図

— STTは、脊髄で対側へ交差し、前外側系としてVPLに終止します。

03
VPLで統合され、S1へ投射皮質

両経路の情報は、VPLで統合されてS1(Brodmann領野3a・3b・1・2)へ投射します。3aは固有受容感覚(筋紡錘入力)、3bは触覚、1は触覚の統合、2は触・深部感覚の統合と空間的認識を担います。

一次体性感覚野(S1)のBrodmann領野3a・3b・1・2の図

— VPLからの投射は、S1のBrodmann領野3a・3b・1・2に届きます。

S1は、体性感覚ホムンクルス(身体部位と皮質面積の対応)で構成されます。手指や顔面は、機械受容器が密なため、S1内で不釣り合いに大きな面積を占めます。これが、精緻な触覚と動きの認識を支えます。

体性感覚ホムンクルスの図

— 2023年のNature誌では運動ホムンクルスの更新が報告されました。体性感覚野の図は今後更新予定です。

EVIDENCE
この章の根拠

血管支配と症候[専門家合意]:Schmahmann JD. Stroke 2003。視床の血管症候群を整理したナラティブレビューです。視床膝状体動脈領域の梗塞では、対側の感覚障害が特徴とされます。

ホムンクルスの更新[観察研究]:Gordon EM ら. Nature 2023。健常者のfMRIデータから、運動野に体性-認知行動ネットワークが、従来の部位対応領域と交互に並ぶことを報告しました。

疫学[観察研究]:Kessner SS ら. Top Stroke Rehabil 2016(スコーピングレビュー)。体性感覚障害の頻度は、対象や検査法で大きく異なると整理されています。

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STROKE LABは、脳卒中に特化した自費リハビリ施設です。感覚・運動・日常動作を脳の仕組みから評価し、いまの状態に合った課題をご提案します。まずは無料相談で、お困りごとをお聞かせください。

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03
Neural Mechanism and Lesion

感覚が壊れる場所を、画像で読む。

Clinical Insight
VPL損傷で起こる、2つの変化。

1つ目は、対側の感覚鈍麻・消失です。触覚・痛覚・温度覚・位置覚などの体性感覚が障害されます。

2つ目は、遅れて出る中枢性疼痛(視床痛)です。Dejerine-Roussy症候群として知られ、持続的で耐えがたい灼熱感・異常感覚を伴います。

MRIでVPLを探す、4つのランドマーク

1. 第三脳室を確認する。視床の中心にある、縦に細長い空間です。VPLはその外側に位置します。

MRI画像で確認する第三脳室とVPLの位置

— 視床中心の縦長の空間が第三脳室で、VPLはその外側にあります。

2. 内包後脚との位置関係を見る。VPLは内包後脚のすぐ内側にあります。内包は、視床の外側輪郭をつくる白質のランドマークです。

MRIで確認する内包後脚と視床の位置関係

— VPLは内包後脚のすぐ内側にあり、内包は視床外側輪郭の目印になります。

3. 視床枕との位置関係を見る。最大の視床核である視床枕(Pulvinar)は、視床の後方にあります。VPLはその前下方です。

MRIで確認する視床枕とVPLの位置関係

— VPLは、最大の視床核である視床枕の前下方に位置します。

4. 断面ごとの見え方を押さえる。冠状断では、視床枕の前方かつ内包の内側です。矢状断では、視床の腹側表面と第三脳室の間です。

冠状断・矢状断でのVPLの見え方

— 冠状断では視床枕の前方・内包の内側、矢状断では視床腹側表面と第三脳室の間に位置します。

感覚入力の断絶は、身体像にも及ぶ

右VPLの虚血性病変で、巨体失認(体の一部が実際より大きく感じられる知覚異常)を呈した症例報告があります[Amir Hら 2020]。確率的トラクトグラフィー(MRIで線維の接続確率を推定する手法)では、右視床病変に強い接続低下が見られました。

低下した接続先は、右後頭葉、頭頂皮質・上頭頂小葉、一次運動野、楔前部(頭頂葉内側面。自己処理・記憶に関与)です。感覚入力と高次認知領域の接続障害が示唆されます。

右視床病変の確率的トラクトグラフィー

— 右視床病変は、右後頭葉・頭頂皮質・一次運動野・楔前部との接続低下を示しました。

決定論的トラクトグラフィー(線維の走行を確定的に追跡する手法)では、楔前部への線維路が約80%、上頭頂小葉への線維路が約90%減少しました。ただし、症例報告(n=1)です。因果関係は断定できません。

視床と皮質領域の決定論的トラクトグラフィー

— 楔前部への線維路は約80%、上頭頂小葉への線維路は約90%減少しました。

だから臨床ではこうします。画像を見たら「VPLは、第三脳室の外側、内包後脚の内側」と即答できるようにします。そのうえで、視野・身体像の訴えも聞き取ります。

EVIDENCE
責任病巣と臨床像の根拠

視床梗塞の症候[観察研究]:Carrera E, Bogousslavsky J. Neurology 2006。視床梗塞を血管支配域ごとに分け、感覚・行動面の症候を整理しています。

血管症候群[専門家合意]:Schmahmann JD. Stroke 2003。視床膝状体動脈領域の症候と、視床痛の位置づけを整理したレビューです。

右VPL病変と巨体失認[観察研究]:Amir Hら 2020(症例報告 n=1、45歳男性)。右PCA P1閉塞に伴う右視床VPL病変と、15か月の経過・トラクトグラフィーを報告しています。

視床症候群の原典[専門家合意]:Dejerine J, Roussy G. Rev Neurol 1906。視床痛を含む視床症候群の古典的記載です。

04
Differential Diagnosis

「感覚が悪い」を、どこで途切れているかで切り分ける。

「感覚障害」と一括りにすると、原因の場所を見誤ります。経路のどこで途切れているかを考えると、鑑別しやすくなります。

巨体失認(macrosomatognosia)にも注意します。不思議の国のアリス症候群(AIWS)の一症状として知られます[Todd 1955]。原記事の症例は、左上半身が実際より拡大して感じられました。中等度の左同名半盲と、長期の誤認妄想に近い状態も伴いました。

鑑別疾患 共通点 鑑別ポイント 参考検査
内包後脚病変(ラクナ梗塞など) 対側の半身の感覚障害(純粋感覚性の型もある) 臨床像だけでは視床と区別しにくい。運動麻痺・顔面麻痺の合併が手がかりで、確定は画像による。 MRI(DWI)、運動麻痺の評価(BRS・FMA)
頭頂葉(S1〜上頭頂小葉)病変 対側の感覚障害、位置覚・部位識別の低下 皮質性では基本感覚が比較的保たれ、識別・立体覚の障害が目立つ傾向がある。 立体覚、2点識別、書字感覚、MRI
脊髄・延髄病変(後索/STT) 位置覚・振動覚、または温痛覚の低下 深部感覚と温痛覚の障害が分かれる(解離性)。脊髄では感覚レベルがある。 感覚レベルの確認、閉眼立位、脊髄・脳幹MRI
末梢神経障害(手根管症候群・ニューロパチー) 手指のしびれ・感覚低下 分布が末梢神経の支配域や手袋靴下型で、半身全体には及ばない。 Tinel徴候、Phalenテスト、神経伝導検査
半側空間無視・身体失認 片側の刺激に反応しない、身体像の歪み 単独の触刺激には反応できるが、両側同時刺激で無視側を落とす(消去現象)。 両側同時刺激、BIT(行動性無視検査)、身体イメージの聴取
感覚が「入っていない」のか、「入っているのに使えない」のか。まず、そこを分けます。
EVIDENCE
鑑別の根拠

AIWSの整理[SR/MA]:Blom JD. Neurol Clin Pract 2016(系統的レビュー)。AIWSの症例を系統的にまとめた報告です。

純粋感覚性脳卒中[専門家合意]:Fisher CM. Neurology 1965。顔面・上肢・下肢に及ぶ純粋感覚性脳卒中の古典的記載です。

無視の評価[観察研究]:Wilson B, Cockburn J, Halligan P. Arch Phys Med Rehabil 1987。BITの開発報告です。

05
Assessment and Scoring

何を、どう測り、どこで判断するか。

評価の原則は3つです。視覚を遮る。左右を比べる。同じ手順で繰り返す。開眼では視覚が感覚障害を隠すため、まず視覚遮断が必要です。

臨床の入口:5つの観察ポイント

1. 触れた場所を特定できるか。軽い触刺激に「どこを触られたか」を即答できず、反応が遅れることがあります。

2. 身体認識は保たれているか。手足の位置や動きを直感で把握できず、視覚確認が必要になります。閉眼で動作の正確性が著しく低下します。

3. 感覚の低下やしびれはあるか。特に手や指に現れやすく、物を持つ感覚が薄れて落とします。

4. バランスはどうか。感覚入力の低下で、姿勢保持や歩行が不安定になります。暗所で増悪し、視覚による補正に頼ります。

5. 痛覚の反応はどうか。反応が鈍く、外傷に気づかない、訴えが遅れることがあります。逆に、慢性疼痛や異常感覚へ移行する例もあります。

Basic Sensation
基本感覚を測る
— 入力が届いているかを見る
→触覚・振動覚(主にDCML)
→痛覚・温度覚(主にSTT)
→モノフィラメント、針、冷温物で検査
Discriminative Sensation
識別・統合感覚を測る
— 入力を「使えているか」を見る
→部位識別(どこを触られたか)
→素材識別(綿・紙・金属など)
→位置覚、閉眼での立位保持

感覚機能の採点基準(FMA感覚項目・臨床課題)

項目 採点基準 カットオフ値 解釈
FMA感覚(上肢) 軽い触覚:上腕・手掌 各部位0〜2点(0=脱失、1=鈍麻または異常感覚、2=正常)。計4点 標準化されたカットオフ値は確認できず 手掌の低下は、把持・手内操作の手がかり不足を示す。
FMA感覚(上肢) 位置覚:肩・肘・手関節・母指 各0〜2点(0=感じない、1=4回中3回正答または健側との差が大きい、2=全て正答)。計8点 同上 低下すると、閉眼時の動作精度が落ちやすい。
FMA感覚(下肢) 軽い触覚:大腿・足底 上肢と同じ0〜2点基準。計4点 同上 足底の低下は、荷重感覚と立位の安定性に影響しうる。
FMA感覚(下肢) 位置覚:股・膝・足関節・母趾 上肢の位置覚と同じ0〜2点基準。計8点 同上 閉眼立位の不安定さと合わせて解釈する。
FMA感覚 合計 上肢12点+下肢12点=24点 24点=感覚障害なし。重症度の区分は未確立 同一評価者・同一手順での経時変化を見る。
部位識別課題 視覚遮断下で複数回触れ、正答率(%)を算出 標準値なし。臨床目標は70%以上(原記事の短期目標) 40%→78%のように、経時変化で効果を確認する。
素材・温度識別課題 視覚遮断下で綿・紙・冷温物を提示し、正誤を記録 標準値なし 冷温は分かるのに部位が不明、といった乖離を把握する。
閉眼立位保持(Romberg準拠) 開眼・閉眼で立位保持を比較(各30秒) 各30秒保持を目安[専門家合意] 閉眼で動揺が増すと、視覚代償への依存を示す。転倒に備えて実施する。
患側手の自発使用頻度 日常でのタオル・コップ操作などの回数/日 短期目標は日常3回以上(原記事) 感覚の変化と実生活を結ぶ指標になる。

触圧覚・神経障害性疼痛・痛みの強さの採点基準

項目 採点基準 カットオフ値 解釈
Semmes-Weinstein:正常 感知できた最小のフィラメント番号で分類 1.65〜2.83 軽い触圧覚は保たれている。
Semmes-Weinstein:軽触覚の低下 同上 3.22〜3.61 軽い触れの検出が低下している。
Semmes-Weinstein:防御知覚の低下 同上 3.84〜4.31 強めの圧でのみ検出。外傷のリスクが上がる。
Semmes-Weinstein:防御知覚の喪失 同上 4.56〜6.65 外傷・熱傷への防御が乏しい。環境調整が必須。
Semmes-Weinstein:測定不能 最大のフィラメントでも感知できない 6.65を超える 重度の感覚障害。他の検査や画像と併せて判断する。
DN4 問診7項目 焼けるような/痛みを伴う冷感/電気ショック様/ちくちく/針で刺される/しびれ/かゆみ。該当を各1点 合計4点以上(10点満点) 神経障害性疼痛を疑う。診断は医師が行う。
DN4 診察3項目 触覚の低下/針刺激での感覚低下/ブラッシングで痛みが誘発される。該当を各1点 問診と合算して4点以上 脳卒中後疼痛に限定した検証ではない点に注意する。
NRS(痛みの数値評価) 0(痛みなし)〜10(想像できる最悪の痛み)の11段階 1〜4=軽度、5〜6=中等度、7〜10=重度(Serlin 1995) がん疼痛での区分。前後比較で使い、施設内で基準を統一する。
SCORING CRITERIA
測定特性(信頼性・妥当性・MCID:臨床的最小変化量)

DN4[観察研究]:Bouhassira Dら. Pain 2005(n=160)。カットオフ4点以上で感度82.9%、特異度89.9%でした。スクリーニング用のため、MCIDは定義されていません。

Semmes-Weinstein[専門家合意]:Bell-Krotoski J, Weinstein S, Weinstein C. J Hand Ther 1993。触圧覚検査の方法と分類を整理した報告です。脳卒中に特化した信頼性・MCIDは、本稿では確認できていません。

FMA感覚項目[観察研究]:Fugl-Meyer AR ら. Scand J Rehabil Med 1975。原典の感覚項目は上下肢計24点です。感覚項目単独のカットオフ・MCIDは、本稿では確認できていません。

NRS区分[観察研究]:Serlin RC ら. Pain 1995。痛みの強さと機能への干渉から、重症度区分を検討した研究です(がん疼痛)。

06
Intervention and Evidence

感覚再教育のエビデンスは、どこまで進んだか。

先に結論です。感覚再教育は有望ですが、標準プロトコルは確立していません。系統的レビューは、研究の質と介入内容のばらつきが大きいと指摘しています。

だから臨床では、小さく介入して、こまめに再評価します。以下に、原記事の実施項目を4ステップで整理します。数値は臨床の目安[専門家合意]です。個別に調整してください。

01
触覚弁別・素材識別訓練専門家合意

目的:触覚と部位認識の一致を促し、感覚を再構築します。方法:視覚遮断下で、綿・筆・冷却金属・紙やすりなどを当て、素材と部位を答えてもらいます。

パラメータ:1回10〜15分、週3〜5回、1課題10〜20試行です。正答率が70〜80%になるよう、素材差と部位数を調整します。温刺激は、前腕内側で温度を確認してから使います。

声かけ:「今は“感じた”ことを大事にしましょう。“どこか”は後からついてきます」。

02
感覚刺激と日常動作の統合専門家合意

目的:視覚・言語・運動を統合し、「手の存在」の再認識と自発使用を促します。方法:タオル・コップ・洗濯ばさみで、握る・つまむ・持ち替える操作を、視覚あり/なしで繰り返します。

パラメータ:1回10分、日用品3〜5種、各動作5〜10回です。視覚ありから始め、安全な物品のみ視覚なしへ進めます。「左手が、タオルを握っている」と声に出す自己対話を加えます。

03
触覚キューを使った姿勢制御練習観察研究

目的:手からの触覚フィードバックで、姿勢制御と身体位置認知を改善します。方法:立位・ステップ姿勢で、バーに軽く触れる条件と触れない条件を比べます。Biodex Balance Systemを併用します。

パラメータ:1回5〜10分、各条件30秒×3回です。接触は1 N未満(約100 g以下)の「触れるだけ」にします[Jeka 1994]。開眼から始め、安全確保のうえで閉眼へ進めます。手すりと近位監視を確保します。

04
自主練習と再評価専門家合意

自主練習は、セルフマッサージ、ローション塗布、綿・羽毛・紙やすりでの材質と部位の特定です。ボディスキャン(身体部位へ順に注意を向ける練習)も使えますが、脳卒中での効果検証は限られます。

パラメータ:1日1〜2回、各5〜10分です。4週ごとに、部位識別の正答率などで再評価します。刺激の強さは、患者の不快感を見て調整します。

EVIDENCE
介入のエビデンス(強い順)

感覚再教育のSR/MA[SR/MA]:Serrada I, Hordacre B, Hillier SL. Front Neurosci 2019。感覚再教育の効果を統合しました。改善が示唆される一方、研究の質と介入内容のばらつきが大きく、確実性は限定的です。

Cochraneレビュー[SR/MA]:Doyle Sら. Cochrane Database Syst Rev 2010。上肢の感覚障害への介入を検証し、有効性を結論づけるには根拠が不十分としました。

系統的レビュー[SR/MA]:Schabrun SM, Hillier S. Clin Rehabil 2009。感覚再教育の根拠を整理し、小規模研究が中心であることを示しています。

SENSe試験[単独RCT]:Carey LM, Macdonell R, Matyas TA. Neurorehabil Neural Repair 2011(n=49)。脳卒中後の感覚障害に対し、感覚識別訓練の効果を検証しました。実施量と主要結果は、原著で確認してください。

視床症候群への感覚統合トレーニング[単独RCT]:Amirら 2022(n=30、視床損傷の45〜65歳)。従来の理学療法に感覚統合トレーニングを追加しました。姿勢の安定性が向上し、感覚異常も軽減しました(評価はBiodex Balance System)。小規模で、介入量の詳細は原記事に記載がありません。

指先の軽い接触と姿勢制御[観察研究]:Jeka JJ, Lackner JR. Exp Brain Res 1994(健常成人)。1 N未満の軽い指先接触で、姿勢動揺が減ることを報告しました。

STROKE LAB代表 金子唯史
Message from CEO
感覚が戻らないと感じても、評価から始めれば道筋は見えてきます。

退院後は、「何が原因で困っているのか」が曖昧なまま、練習だけが続くことがあります。私たちは、脳の機能解剖をもとに原因を整理し、次の一手を一緒に考えます。

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07
Interprofessional Care

感覚障害は、チームで見て、チームで守る。

日常に感覚を戻す、環境調整の4原則

入浴時の温度変化、衣類の材質、石鹸の感触。日常の感覚を意識してもらうこと自体が、練習になります。

  • 温度:入浴・調理の前に、健側の手で温度を確認します(熱傷予防)。
  • 皮膚:毎日、小さな傷や発赤を確認します。痛覚が鈍く、気づきにくいためです。
  • 照明:暗所では不安定さが増します。夜間の動線に照明を確保します。
  • 把持:落としやすい物は、滑りにくい素材を選びます。視覚で確認しながら持ちます。
Mentor’s Voice

「看護師さんに、『左手は熱さや小さな傷に気づきにくい』と一言伝えてください。ケアの安全性が上がります。」

「医師には、痛みの質(灼熱感・電気が走る感じ)と時間経過を、NRSの数値と一緒に共有します。」

職種 この症状における評価項目 主な介入内容 他職種との連携ポイント
PT 閉眼立位、暗所での安定性、足底感覚、歩行 触覚キューを使った姿勢制御練習(接触1 N未満)、荷重感覚の練習 足底・下肢の感覚所見をOTへ、転倒リスクを看護へ共有する。
OT 部位識別、素材識別、患側手の自発使用頻度、把持の安全性 触覚弁別訓練、日用品での統合練習(週3〜5回)、自主練習の指導 安全な把持物品を看護・家族へ、手の使用状況をMSWへ共有する。
ST 指示理解、注意、記憶、言語での感覚報告の確かさ 自己教示(「左手が握っている」)の言語化支援、注意課題の調整 視床病変は注意・記憶・言語にも影響しうるため、理解度をPT・OTへ共有する。
看護師 皮膚の傷・熱傷の有無、疼痛の訴え(NRS)、夜間の動線 入浴温度の確認、皮膚保護、体位・環境の安全管理 疼痛や外傷の変化を、医師・セラピストへ速やかに共有する。
医師 画像(MRI)、神経学的所見、神経障害性疼痛の診断 疼痛への薬物療法の判断(薬の選択は医師が行う) リハ側から、感覚・疼痛の経時変化(DN4・NRS)を受け渡す。
MSW 生活環境、家族の支援体制、就労・復職の状況 退院後の社会資源(介護保険・障害福祉サービスなど)の調整 OTから患側手の使用状況を受け、生活場面の課題を共有する。
EVIDENCE
連携の根拠

神経障害性疼痛の薬物療法[SR/MA]:Finnerup NBら. Lancet Neurol 2015(系統的レビュー・メタ分析)。神経障害性疼痛の薬物療法を統合しています。薬の選択は医師の判断です。

視床病変の行動面への影響[観察研究]:Carrera E, Bogousslavsky J. Neurology 2006。視床梗塞が、感覚だけでなく行動・認知にも影響しうることを整理しています。

チーム医療[専門家合意]:脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]。多職種による包括的なリハビリテーションの重要性を示しています。

08
Pitfalls and Clinical Judgment

新人が陥りやすい3つの落とし穴と、判断のコツ。

感覚障害の練習は、刺激が強すぎると逆効果になります。評価で見落とすと、外傷にもつながります。よくある失敗を、先に共有します。

Pitfalls — よくある失敗パターン
新人臨床家が陥りやすい3つのつまずきポイント
!
刺激の個人差を見落とす:感覚の受け取り方や痛みの閾値は、人によって違います。感覚過敏があると、軽い刺激でも強い不快感を訴えます。配慮しないと、不信感やリハ拒否につながります。最弱の刺激から始め、「不快ではないか」を毎回確認します。
!
開眼で評価して「感覚は保たれている」と判断する:視覚が感覚障害を隠します。目を閉じると、動作の正確性が著しく落ちます。評価は必ず視覚遮断下で行い、開眼・閉眼の差を記録します。
!
痛覚の鈍さを外傷リスクとして扱わない:痛覚が鈍いと、外傷に気づかない、訴えが遅れることがあります。温度確認と皮膚観察を、練習の一部にします。逆に、灼熱感などの異常感覚が出たら、医師へ共有します。

迷ったときの3つの問い

  • 視覚を遮っても、できるか。
  • 左右で、差はあるか。
  • いまの刺激は、痛みや不快につながっていないか。
Mentor’s Voice

「『できない』で終わらせないでください。『どの条件ならできるか』を探すのが評価です。」

「答えが外れても、責めません。『感じた』ことをまず認めると、次の試行に前向きになれます。」

「揺れたことに気づけた」。それも、立派な進歩です。
EVIDENCE
つまずきの根拠

中枢性疼痛の臨床像[専門家合意]:Klit H, Finnerup NB, Jensen TS. Lancet Neurol 2009(レビュー)。中枢性脳卒中後疼痛では、触刺激で痛みが誘発される症状(アロディニア)などを伴うことがあります。

介入根拠の限界[SR/MA]:Doyle Sら. Cochrane Database Syst Rev 2010。有効な介入を断定できないため、患者ごとの反応を見て調整する必要があります。

09
Prognosis and Goal Setting

どこまで戻るか、どこを目標にするか。

予後を高い精度で予測できるデータは、限られています。だから、経過を追える症例に学び、短い期間の目標を置きます。

症例の神経画像所見と経過(0日目〜10週)の図

— 急性期の灌流画像から10週後のMRIまで、右視床VPLに限局した病変が残存しました。

15か月追跡された症例報告の経過です[Amir Hら 2020]。

  • 0日目:頭部CT灌流画像で、右内後頭葉・右視床にTmax延長(血流遅延)を確認しました。虚血半影が示唆されます。神経所見は中等度の左同名半盲のみでした。
  • 1〜2日目:右PCA領域のTmax延長が進行し、神経学的に悪化しました。
  • 2日目:右椎骨動脈経由で再灌流処置を実施しました。右PCAのP1閉塞を確認しました。MRI(DWI)で、小脳・右視床・右海馬・右後頭葉・内包などに急性虚血病変を認めました。
  • 10週:3T MRIで、後頭蓋の病変は消失傾向でした。右視床VPLに限局した病変が残存しました。
  • 6か月:巨体失認と感覚異常への評価・訓練の結果、大幅に改善しました。自宅退院と部分的な社会復帰が可能になりました。
Goal Setting
ゴールは、「感覚」と「使用」の両方に置く。

短期目標(2週間以内):患側手で触れた部位を、70%以上の正答率で識別できる。患側手の自発使用が、日常3回以上に増える(例:コップ・タオル操作)。

長期目標(1〜2か月):患側手で物を握って運べる。両手での操作(洗顔、簡単な更衣)が、安全にできる。

仮想症例の4週後は、部位の正答率が40%から78%へ改善しました。皿の固定や洗顔時のタオル操作が、日常化しました。「手が動いている感じが、前よりはっきりしてきました」という言葉も得られました。

「手が“自分のもの”だと思える時間が増えてきた」。数字に出ない変化も、記録に残します。
EVIDENCE
予後の根拠と注意点

経過の追跡[観察研究]:Amir Hら 2020(症例報告 n=1)。15か月の追跡で、6か月時点に大幅な改善を確認しました。一般化はできません。

疼痛の遅発[専門家合意]:Klit H, Finnerup NB, Jensen TS. Lancet Neurol 2009。中枢性脳卒中後疼痛は、発症時期の個人差が大きく、遅れて出る例があります。改善後も、追跡を続けます。

リハビリの枠組み[専門家合意]:脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]。目標設定と定期的な再評価を含む、包括的なリハビリテーションを示しています。

10
Frequently Asked Questions

よくある質問。

Q.視床後外側腹側核(VPL)は、何をする場所ですか?
A.

VPLは、体幹と四肢の体性感覚を大脳皮質へ中継する視床の核です。識別触覚・振動覚・固有感覚と、痛覚・温度覚・粗大触覚の両経路が集まり、一次体性感覚野(S1)へ送られます。

Q.VPLが障害されると、どんな症状が出ますか?
A.

対側の体幹・四肢で、触覚・痛覚・温度覚・位置覚が鈍くなったり失われたりします。手指では、物を持っている感覚が薄れて落としやすくなります。閉眼や暗所でバランスが不安定になることもあります。

Q.視床痛(Dejerine-Roussy症候群)は、必ず起こりますか?
A.

必ず起こるわけではありません。損傷後しばらくして、持続的で耐えがたい灼熱感や異常感覚が出ることがあります。前向き研究では、脳卒中後の中枢性疼痛は約8%と報告されています(Andersen 1995)。出現時は医師へ早めに共有します。

Q.感覚障害がある患者では、まず何を評価しますか?
A.

視覚を遮った状態で、触れた部位の識別、素材や温度の識別、位置覚、閉眼での立位保持を確認します。左右を比べ、同じ手順で繰り返します。疼痛があればDN4やNRSも併用します。

Q.触覚弁別訓練は、どのくらいの頻度・時間で行いますか?
A.

確立された標準プロトコルはありません。臨床の目安は、1回10〜15分を週3〜5回、正答率が70〜80%になるよう難度を調整し、4週ごとに再評価する設定です(専門家合意)。

Q.感覚障害があるとき、転倒や外傷をどう防ぎますか?
A.

入浴時は温度を健側の手で確認し、皮膚の傷を毎日確認します。暗所は不安定さが増すため、照明を確保します。立位では、手すりなどに軽く触れる触覚キューが役立つ場合があります。

11
Our Program

STROKE LABのプログラム。

退院後に、「手の感覚が戻らない」「どう練習すればいいかわからない」と悩む方は少なくありません。STROKE LABは、脳神経疾患や整形外科疾患のスペシャリストが、お悩みの解決をお手伝いする自費リハビリ施設です。詳しくはHPメニューをご覧ください。

STROKE LABの施設紹介

— STROKE LABは、脳神経疾患・整形外科疾患のリハビリに対応します。

Our Strength
STROKE LABの強み
— 脳の仕組みから考えるリハビリ
→脳の機能解剖にもとづく評価と課題設定
→脳神経疾患・整形外科疾患のスペシャリストが対応
→退院後の生活期リハビリにも対応
What We Work On
取り組める内容
— 手の感覚から日常動作まで
→触覚・位置覚など、感覚の再教育
→麻痺側の手の使用の再獲得
→バランス・歩行、洗顔や更衣などの日常動作

リハビリテーションのための臨床脳科学シリーズ 動画一覧バナー

— 臨床脳科学シリーズの動画一覧は、写真をクリックしてご覧ください。

金子唯史が執筆する『脳の機能解剖とリハビリテーション』(医学書院)の内容を元に、具体的なトレーニングを提示しています。

『脳の機能解剖とリハビリテーション』の内容紹介

— 同書の内容を元にした、具体的トレーニングの紹介です。

Voice from Mentors

「左手をよく落とす方を担当しました。麻痺は軽いのに、視覚を遮ると触れた場所をほとんど答えられませんでした。そこで運動練習の前に、素材と部位を当てる課題から始め、正答率が7割前後になるよう素材差を調整しました。『握っている感じが出てきた』と言葉が変わり、まず感覚を測ってから運動を選ぶ大切さを学びました。」— STROKE LAB セラピスト(作業療法士・脳卒中の上肢・感覚リハビリ担当)

「立位でバーに触れると落ち着く、と話す方がいました。以前は転倒が心配で手すりを強く握らせていましたが、触れるだけの軽い接触に切り替え、開眼と閉眼で揺れを比べました。閉眼で揺れが増える条件を本人が実感でき、自主練習に前向きになりました。『力で支えない』触覚の使い方を学びました。」— STROKE LAB セラピスト(理学療法士・バランス・歩行担当)

Message from CEO
「触れた感じがしない」と言われても、
諦めないでください。

STROKE LAB代表 金子唯史 ポートレート

感覚が戻らない手は、動かせても「自分の手」と感じにくいものです。だからこそ、いま何が起きているのかを、一緒に確認することが大切だと考えています。

感覚は、適切な刺激と課題の積み重ねで、変わる可能性があります。私たちは、脳の仕組みにもとづき、いまの状態に合った練習を組み立てます。

退院後も、回復を諦める必要はありません。まずは無料相談で、いまのお悩みをお聞かせください。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史

無料相談を予約する→

References

参考文献。

01Amir H, et al. Influence of sensory integration training on sensory motor functions in patients with thalamic syndrome. 2022.(原記事掲載のResearchGateリンクに準拠)
02Amir H, et al. The right thalamic ventral posterolateral nucleus seems to be determinant for macrosomatognosia: a case report. 2020. PMID: 33115435.
03Schmahmann JD. Vascular syndromes of the thalamus. Stroke. 2003;34(9):2264-2278.
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05Gordon EM, et al. A somato-cognitive action network alternates with effector regions in motor cortex. Nature. 2023;617:351-359.
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23Finnerup NB, et al. Pharmacotherapy for neuropathic pain in adults: a systematic review and meta-analysis. Lancet Neurol. 2015;14(2):162-173.
24日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会 編. 脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]. 協和企画. 2023.
25金子唯史. 脳卒中の動作分析. 医学書院. 2018.

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