【2026年版】てんかんの原因・診断・予後・発作後のリハビリテーションのリスク管理まで解説 – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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【2026年版】てんかんの原因・診断・予後・発作後のリハビリテーションのリスク管理まで解説

Epilepsy — Seizure Management & Neurorehabilitation

てんかん発作と、どう向き合えばいいのか。

世界で約5,000万人が影響を受けるてんかんは、脳内の神経細胞が異常な電気的放電を起こすことで、繰り返す発作と日常生活の不安をもたらします。正しい知識と対応を身につけることが、ご本人とご家族の安心への第一歩です。

UPDATED2025
READ約12分
BYSTROKE LAB

GLOBAL PATIENTS
5,000万人
世界中でてんかんの影響を受けている人の数。神経疾患の中で最も一般的なもののひとつ(WHO)。
SEIZURE CONTROL RATE
約70%
適切な治療を受けた患者さんのうち、発作を完全に抑制できる割合(WHO)。
LONG-TERM REMISSION
64.2%
8年間の長期寛解を達成できる患者さんの割合(BioMed Central, 2021)。

Self Check
3つ以上当てはまる方は、
続きをお読みください。
01
家族が突然意識を失ったり、体が硬直したりする発作を起こしたことがある。
02
発作がいつ起きるかわからず、外出や入浴のたびに不安を感じている。
03
抗てんかん薬を服用しているが、副作用や服薬管理に悩んでいる。
04
脳卒中や頭部外傷の後にてんかんと診断され、リハビリをどう進めるか迷っている。
05
発作後に記憶・言語・注意力などの認知機能が低下しているように感じる。

01
Your Concerns

こんなお悩みはありませんか?

「また発作が起きるかもしれない」——そのような不安を抱えながら、毎日を過ごされているご家族の方は多くいらっしゃいます。

てんかんは、発作そのものへの対応だけでなく、発作後の認知機能の変化や、社会生活への影響など、多くの課題をもたらします。「正しい対応ができているか不安」「リハビリはどうすればよいのか」という声は、私たちのもとにも毎日届きます。

てんかんは「正しく知る」ことで、発作への恐怖を大きく和らげることができる疾患です。

この記事では、てんかんの基礎知識から発作時の対応、ご家族のサポート方法、そして利用できる支援制度まで、わかりやすくお伝えします。

02
What Is Epilepsy

てんかんとは。

てんかんは、脳の慢性的な非感染性疾患(かんせんしないびょうき)です。繰り返し起こる発作(痙攣)を特徴とします。世界中で約5,000万人が影響を受けており、神経疾患の中で最も一般的なもののひとつです(WHO)。

発作は、脳内の神経細胞(ニューロン)が異常な電気的放電(でんきてきほうでん:いわば脳の電気的な「暴走」)を起こすことで生じます。発作は身体の一部または全身に影響し、意識消失や排泄の制御喪失を伴うこともあります。

Important — For Family
てんかんは「脳の電気的な嵐」。一度の発作で診断はつきません。

国際抗てんかん連盟(ILAE)の定義では、「24時間以上あけて2回以上の発作が起きた場合」にてんかんと診断されます。

一度の発作だけでは診断されません。まずは専門医への受診が最優先です。発作の様子を動画に撮っておくと、診断の大きな助けになります。

てんかんの4つの分類(ILAE 2017年版)

2017年に国際抗てんかん連盟(ILAE)が発表した最新分類に基づき、てんかんは主に以下の4タイプに分けられます(Oxford University Press)。

01
焦点発作(Focal Seizures)最多タイプ

脳の特定部位から始まる発作です。意識が保たれる「焦点意識保持発作」と、意識が変わる「焦点意識障害発作」に分かれます。発作の頻度と部位に依存しますが、治療で良好な予後が期待できます。

02
全般発作(Generalized Seizures)脳全体に波及

脳全体に広がる発作です。強直間代発作(全身けいれん)・欠神発作(短時間の意識消失)・ミオクローヌス発作(筋肉の急激な収縮)・強直発作・間代発作・失立発作(脱力して倒れる)などが含まれます。

03
混合型(Combined Generalized and Focal)複合パターン

焦点発作と全般発作の両方が見られるタイプです。特定のパターンが確認されることが多く、治療で発作制御が可能な場合が多いとされています。

04
不明型(Unknown Onset Seizures)詳細診断が必要

発作の起点が特定できない場合に分類されます。詳細な情報が不足している場合や診断が困難な場合に使用されます。予後も個々の状況によって異なります。

STROKE LABでの無料相談の様子

— ご本人・ご家族の状況を丁寧にお伺いします

Free Consultation
「発作後のリハビリ、どこに相談すればいい?」
その疑問にお答えします。

STROKE LABは脳神経疾患に特化した自費リハビリ施設です。てんかん合併後の認知機能・運動機能のリハビリについて、専門のセラピストが丁寧にご相談に応じます。まずはお気軽にお声がけください。

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03
Why It Happens

なぜ起こるのか。

Analogy
脳を「電気回路」に例えると——

通常の脳は、電気信号が整然と流れる精密な回路です。しかしてんかんでは、神経細胞が過活動状態になり、過剰な同期化(一斉に誤作動すること)が起き、回路全体が「嵐」のような状態になります(Frontiers in Molecular Neuroscience, 2022)。

この「電気的な嵐」が発作として外側に現れます。

3つの発生メカニズム

①神経過活動と同期化:神経細胞が過活動となり、異常な電気的活動が生じます。この過剰な同期化が脳の正常な信号伝達を乱します(Frontiers, 2022)。

②炎症と血液脳関門(BBB)の破壊:脳の炎症反応がてんかん発症に大きく関与します。炎症性メディエーターが血液脳関門(けつえきのうかんもん:脳を守るバリア機能)を弱め、免疫細胞が脳内に侵入することがあります(BioMed Central, 2023)。

③シナプス伝達の異常:グルタミン酸(ぐるたみんさん:脳の「アクセル」役の神経伝達物質)の過剰放出や、GABA(がば:「ブレーキ」役の神経伝達物質)の機能低下が神経過活動を促進します(Frontiers, 2022)。

てんかんの主な原因

遺伝的要因:ナトリウムチャネルやGABA受容体に関与する遺伝子の変異がリスクを高めます。家族性てんかん症候群(GEFS+など)は特に遺伝的要因が強いとされています(Dove Medical Press)。

構造的要因:脳腫瘍・脳血管奇形・脳の発達異常など、脳の構造的異常が神経細胞の正常機能を妨げて発作を引き起こします(MDPI, 2023)。

環境要因:頭部外傷・脳炎・髄膜炎・脳卒中・アルコール中毒などの環境要因も発症に寄与します(Frontiers, 2022)。特に脳卒中後のてんかんは、リハビリ施設でも見られる重要な問題です。

FOR PROFESSIONALS
てんかんの発生機序とエピジェネティクス

DNAメチル化とヒストン修飾:遺伝的要因だけでなく、エピジェネティックな変化(DNAメチル化・ヒストン修飾など)もてんかん発症に関与することが示されています。これらは遺伝子発現を調節し、神経過活動のリスクを変化させます(Dove Medical Press)。

てんかん原性化(Epileptogenesis):発作を誘発しやすい脳の状態が形成される過程を「てんかん原性化」といいます。脳卒中後・頭部外傷後の脳組織リモデリングがこの過程に関与することが明らかになっています。

04
Types of Seizures

発作の種類と違い。

てんかん発作にはさまざまな種類があり、見た目の症状も大きく異なります。ご家族が「これはてんかん発作なのか」と判断できるよう、主要な発作の特徴を整理します。

種類 主な症状・特徴 診断・治療
焦点発作 脳の特定部位から発生。意識が保たれる場合と失われる場合がある。手や顔の一部がけいれんすることも。 EEG・MRI/CT。抗てんかん薬・手術・定位放射線治療。
強直間代発作 全身の筋肉が硬直(強直)した後、リズミカルなけいれん(間代)が起こる。意識消失を伴う。 EEG・MRI/CT。バルプロ酸・レベチラセタムなど。
欠神発作 5〜30秒程度の短い意識消失。突然ぼんやりして、呼びかけに反応しなくなる。転倒はしない場合が多い。 EEG。バルプロ酸・エトスクシミドなど。
ミオクローヌス発作 筋肉の急激な収縮(ぴくつき)。特に手や腕に多い。朝に起こりやすい。 EEG。バルプロ酸・レベチラセタムなど。
失立発作(脱力発作) 突然の筋力喪失により倒れる。転倒による頭部外傷に注意が必要。 EEG・MRI。バルプロ酸・ケトン食療法など。
「ぼんやりしている」「ぴくっとした」も発作のサインかもしれません。発作の様子を動画に記録しておくことが、正確な診断につながります。

05
Diagnosis

診断方法。

てんかんの診断は、詳細な病歴の聴取・臨床症状の評価・様々な検査を組み合わせて行われます。発作の様子を客観的に記録しておくことが、診断精度を大きく高めます。

KEY EXAMINATIONS
主要な検査
— 診断の核心となる検査
脳波検査(EEG):脳の電気的活動を記録。最も重要な検査。異常放電のパターンを特定します。
ビデオEEG:発作の様子を録画しながらEEGを記録。非てんかん性発作(PNES)との鑑別に有効です。
MRI(磁気共鳴画像):脳腫瘍・血管異常・構造的欠陥など基礎疾患の特定に有用です。
OTHER EXAMINATIONS
補助的な検査
— 原因の除外・特定に役立つ
CTスキャン:緊急時・骨構造評価。脳出血や頭部外傷後の損傷評価に使用されます。
血液検査:電解質異常・感染症・薬物中毒など、発作を引き起こす他の要因を除外します。
遺伝子検査:遺伝的異常が疑われる場合に実施。遺伝性てんかん症候群の診断確定に用います。
MRI Findings
MRIで見えるてんかんの病変

MRIは、海馬硬化症(かいばこうかしょう:記憶に関わる海馬が萎縮する状態)、局所皮質異形成症(脳の表面の発達異常)、脳腫瘍、血管奇形、脳血管疾患などのてんかん病変を視覚化します(Frontiers in Neuroscience, 2021)。

てんかんの病変を特定することで、外科的治療の適応判断にも役立ちます。

FOR PROFESSIONALS
非てんかん性発作(PNES)との鑑別診断

ビデオEEGの重要性:心因性非てんかん性発作(PNES)はてんかん発作と見た目が酷似することがあります。ビデオEEGは発作中の脳波と行動を同時に記録することで、両者の鑑別を可能にします(BioMed Central, 2019)。

リハビリ場面での注意:リハビリ中に発作様症状が見られた場合、まず安全を確保し、発作の様子を観察・記録してください。PNESの場合も心理的サポートが重要です。

06
Treatment Options

治療の選択肢。

てんかんの治療は多岐にわたります。発作の種類・頻度・患者さんの状況に合わせて、医師と相談しながら最適な治療を選択します。

01
薬物療法(抗てんかん薬 / ASMs)治療の第一選択

現在30種類以上の抗てんかん薬(ASMs)があります。代表的なものとして、バルプロ酸(広範囲の発作に有効)、レベチラセタム(副作用が比較的少ない)、カルバマゼピン(焦点発作に有効)などがあります。近年はブリバラセタム・カンナビジオール・セノバメートなど新しい薬も登場しています(BioMed Central, 2021)。

02
外科手術薬が効かない場合に検討

薬物治療で発作がコントロールできない場合、手術が選択肢となります。特に焦点発作では、発作の原因となる脳の特定部位を切除することが有効です。手術成功率は高く、多くの患者さんで発作が大幅に減少します(Frontiers in Neurology, 2021)。

03
神経調整療法(VNS・DBS・RNS)補助的な治療

迷走神経刺激療法(VNS)・脳深部刺激療法(DBS)・反応性ニューロスティミュレーション(RNS)などが利用可能です。脳内の特定領域を電気的に刺激して発作を抑制します(Frontiers in Molecular Neuroscience, 2022)。

04
遺伝子治療・細胞療法(研究段階)将来の治療

遺伝子を調整して異常な神経活動を抑制する遺伝子治療や、GABA作動性ニューロン(ブレーキ役の神経細胞)の移植による細胞療法が研究されています。現在は臨床試験段階であり、さらなる研究が必要です(Frontiers in Molecular Neuroscience, 2022)。

STROKE LAB代表 金子唯史

Message from CEO
「治療を受けながら、生活の質を上げるリハビリを。」

てんかんの治療と並行して、日常生活の機能を最大限に回復させることが、リハビリの使命です。STROKE LABでは、発作後の認知機能・運動機能の評価から、安全な生活環境づくりまで、専門チームがサポートします。

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07
Family Support

ご家族ができるサポート。

発作時の対応プロトコール

発作が起きたとき、ご家族が落ち着いて行動できるかどうかが、ご本人の安全を大きく左右します。以下の手順を事前に確認しておきましょう。

DO — すること
発作中に行うこと
— 安全確保が最優先
周囲の危険物(鋭利なもの・硬いもの)を取り除く
横向きに寝かせる(回復体位)。嘔吐物が気道に入らないようにする
発作が始まった時間を記録する
頭をやわらかいもので保護する
衣服・首周りの締め付けを緩める
DON’T — しないこと
発作中にしてはいけないこと
— 誤った対応が危険につながる
×口の中に物を入れない(舌を噛むという心配は不要)
×体を強く押さえつけない
×水や飲み物を口に入れない
×発作が終わっていないのに無理に動かさない
Important — 救急車を呼ぶタイミング
迷ったら「5分ルール」で判断してください。

発作が5分以上続く場合・連続する発作(発作間に意識が戻らない場合)・初めての発作・発作後に意識が回復しない場合——これらのいずれかに該当したら、すぐに救急車を呼んでください。

「いつもより長い」「様子がおかしい」と感じたら迷わず119番が原則です。

発作後のリハビリ観察ポイント

発作後のリハビリや日常ケアでは、以下の点を観察することが大切です。

観察項目 確認内容 対応
意識・認知機能 意識の回復具合・混乱の程度・記憶力・注意力・言語能力 回復までの時間を記録。異常が続く場合は専門医に相談。
身体症状 筋肉痛・けいれん・筋力低下・転倒による外傷・頭部外傷・口内の咬傷 外傷がある場合は適切な処置を。頭部外傷は必ず医師に確認。
バイタルサイン 血圧・心拍数・呼吸数・酸素飽和度(SpO₂) 定期的にモニタリング。呼吸状態が悪化しないよう注意。
服薬状況 抗てんかん薬の服用状況・副作用の有無 飲み忘れや副作用が疑われる場合は主治医に報告。

日常のかかわり方・声かけの例

Model Talk

「発作が起きても大丈夫。一緒にいるから安心してね。」

「今日は薬を飲む時間だよ。一緒に確認しよう。」

「発作の後はゆっくり休んでいいよ。焦らなくていいから。」

08
Home Return & Public Support

在宅復帰と公的支援制度。

てんかんを抱えながら自宅で安全に過ごすためには、環境の整備と制度の活用が欠かせません。使える制度を知り、ご家族の負担を減らしましょう。

在宅復帰チェックリスト

Home Return Checklist
退院前・在宅復帰前に確認したい7つのポイント
01
転倒・転落のリスクを下げる住宅改修(手すり・段差解消・浴室の安全対策)が完了しているか。
02
入浴中の発作リスクを考慮したルール(ひとりでの入浴を避けるなど)が決まっているか。
03
抗てんかん薬の服薬管理体制(誰が管理するか・飲み忘れ対策)が整っているか。
04
発作が起きたときの緊急時対応(119番への連絡・家族への連絡)を全員が把握しているか。
05
通院手段(定期的な神経内科・てんかん専門外来への受診方法)が確保されているか。
06
精神的サポート(不安・うつへの対応、必要に応じて精神科・心療内科への相談)を検討しているか。
07
社会的サポート(身体障害者手帳・障害年金・自立支援医療などの申請状況)を確認しているか。

主な公的支援制度

制度名 内容・メリット 相談窓口
自立支援医療(精神通院医療) てんかんの通院医療費の自己負担が原則1割に軽減。薬代も対象。 市区町村の障害福祉窓口
精神障害者保健福祉手帳 てんかんも対象。公共交通の割引・税控除・就労支援サービスの利用が可能。 市区町村の障害福祉窓口
障害年金 発作の頻度・程度が認定要件を満たす場合に支給。生活基盤を支える重要な制度。 年金事務所・社会保険労務士
高額療養費制度 月の医療費が上限額を超えた分が還付。長期服薬・入院費の負担を軽減。 加入の健康保険・国民健康保険窓口
介護保険(65歳以上) 要介護認定を受けると、訪問介護・デイサービス・住宅改修費の補助が受けられる。 地域包括支援センター・ケアマネジャー
制度の申請はご自身で行う必要があります。医療ソーシャルワーカー(MSW)や相談支援専門員に早めに相談することを強くお勧めします。

09
Prognosis

回復までの期間と予後。

てんかんの予後は、発作のタイプ・頻度・治療への反応など、多くの要因によって異なります。ただし、適切な治療を受ければ、多くの方が発作をコントロールしながら生活を続けることができます。

Prognosis Data
寛解率の推移(BioMed Central, 2021)

最初の受診から1年以内に寛解を達成する患者さんの割合は約61.3%です。2年間の寛解を達成する方は約49.3%、8年間では約64.2%に達するという報告があります。

早期に発作が消失した患者さんほど、長期的な寛解を達成しやすい傾向があります。

一方、再発リスクは発作の頻度・脳波(EEG)の結果・てんかんの種類によって異なります。高頻度の発作や異常なEEG結果を持つ方は、再発リスクが高くなる傾向があります。

Important — Social Impact
てんかん患者さんの早期死亡リスクは一般の約3倍。しかし、多くは予防可能です。

てんかん患者さんの早期死亡リスクは一般人口の約3倍とされています(WHO)。主な死因は発作による転倒・溺水・火傷などの事故や、精神的健康問題(うつ・不安障害)との合併です。

これらの多くは、適切な医療管理と安全な環境整備で予防できます。スティグマ(偏見・差別)への対処も、生活の質向上に欠かせない視点です(WHO;BMJ JNNP)。

てんかんは「管理できる疾患」です。諦めずに専門医と相談し続けることが、回復への道を開きます。

10
FAQ

よくあるご質問。

Q. てんかん発作はどのくらいの人に起こりますか?
A.

世界中で約5,000万人がてんかんの影響を受けており、神経疾患の中で最も一般的なもののひとつです。

適切な治療を受けた患者さんの約70%が発作を完全に抑制できるとされています(WHO)。

Q. てんかん発作が起きたとき、家族はどうすればよいですか?
A.

まず周囲の危険物を取り除き、患者さんを横向きに寝かせてください(回復体位)。発作が始まった時間を記録し、5分以上続く場合や初めての発作の場合は救急車を呼んでください。

口に物を入れることは絶対にしないでください。体を強く押さえつけることも危険です。

Q. てんかんは治りますか?薬を一生飲み続けなければなりませんか?
A.

適切な治療を受ければ約70%の患者さんで発作を抑制できます。2年間の寛解を達成する方は約49.3%、8年間では約64.2%に達するという報告があります。

薬の継続期間は発作の種類や頻度により異なりますので、主治医と相談しながら決めていきます。

Q. 脳卒中後にてんかんが起こることはありますか?
A.

はい、脳卒中は成人のてんかん発症原因のひとつです。脳梗塞・脳出血後の脳組織の変化が、異常な電気的放電を引き起こすことがあります。

リハビリ中に初めて発作が起きることもあるため、注意深い観察が必要です。発作様症状が見られたら、すぐに担当医に報告してください。

Q. てんかんのリハビリ中に気をつけることはありますか?
A.

発作後の意識状態・認知機能・バイタルサインの確認が重要です。服薬の継続状況と副作用の有無も観察し、発作が再発したときの対応方法をご家族と共有しておくことが大切です。

水場・高所・刃物など危険につながる環境への配慮も必要です。

Q. てんかん患者が利用できる公的支援制度はありますか?
A.

自立支援医療(精神通院医療)・精神障害者保健福祉手帳・障害年金・高額療養費制度・介護保険(65歳以上)などを利用できる場合があります。

詳細はかかりつけ医・医療ソーシャルワーカー・市区町村の障害福祉窓口にご相談ください。

11
Our Program

STROKE LABのプログラム。

STROKE LABは、脳神経疾患・脳卒中に特化した自費リハビリ施設です。てんかん合併後の認知機能回復・運動機能の再獲得・日常生活動作(ADL)の向上を、脳科学と徒手技術に基づくプログラムで専門的に支援します。

STROKE LAB の強み
専門性の高いリハビリ
— 脳神経専門施設だからできること
脳科学・神経科学に基づく評価と介入
徒手技術を中心とした高精度な運動療法
認知機能・注意・記憶のリハビリに対応
ご家族への発作対応・介護方法のアドバイス
取り組める内容
こんな方のご相談を受けています
— てんかん合併後のリハビリ全般
脳卒中後にてんかんを合併した方
発作後の記憶・注意力・言語機能の低下が気になる方
退院後の歩行・バランス機能を改善したい方
在宅生活の安全を高めたいご家族

— STROKE LABでの脳神経系リハビリの実際の様子です。

Voice

「脳出血のリハビリをしていたら、発作が起きるようになって正直どうしていいかわからなかったです。STROKE LABでは発作後の認知機能も含めて丁寧に評価してくれて、ようやく安心してリハビリに集中できるようになりました。」— 60代男性・脳出血後てんかん合併・発症から8ヶ月

「母が発作のたびに不安になっていたので、家族として発作時の対応を教えてもらえたことがとても助かりました。いざというときに落ち着いて動けるようになりました。」— 40代女性・母親が脳梗塞後てんかん合併・介護歴1年

Message from CEO
発作に翻弄される毎日から、
一歩踏み出してほしい。
諦めないでください。

STROKE LAB代表 金子唯史 ポートレート

てんかんは、発作そのものへの恐怖だけでなく、「いつ起きるかわからない」という慢性的な不安を、ご本人とご家族の双方にもたらします。その重さを、私たちは軽く見ていません。

STROKE LABでは、発作後の認知機能・運動機能の回復を、脳科学と徒手技術を組み合わせた専門プログラムで支援します。「退院後のリハビリをどこに頼めばいいか」とお悩みのご家族、ぜひ一度ご相談ください。

まずは無料の相談から始めましょう。あなたのご状況を丁寧にお伺いし、最適なプログラムをご提案します。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史

無料相談を予約する

References

参考文献。

01 World Health Organization (WHO). Epilepsy Fact Sheet. 2024. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/epilepsy
02 Scheffer IE, et al. ILAE classification of the epilepsies: Position paper of the ILAE Commission for Classification and Terminology. Epilepsia. 2017;58(4):512–521. Oxford University Press.
03 Sánchez Fernández I, et al. Epilepsy treatment: From mechanisms to emerging therapies. Frontiers in Molecular Neuroscience. 2022;15:1064121.
04 Vezzani A, et al. The role of inflammation in epilepsy. Epilepsia. 2023. BioMed Central. https://aepi.biomedcentral.com/articles/10.1186/s42494-023-00137-0
05 Li SC, et al. Long-term seizure outcomes in patients with epilepsy: A prospective study. BioMed Central. 2021. https://aepi.biomedcentral.com/articles/10.1186/s42494-021-00060-2
06 Zuberi SM, et al. ILAE classification and definition of epilepsy syndromes with onset in neonates and infants. Epilepsia. 2022;63(6):1349–1397.
07 Genetic and epigenetic mechanisms of epilepsy: A review. Dove Medical Press. NDT. https://www.dovepress.com/genetic-and-epigenetic-mechanisms-of-epilepsy-a-review-peer-reviewed-fulltext-article-NDT
08 Making the Invisible Visible: Advanced Neuroimaging Techniques in Focal Epilepsy. Frontiers in Neuroscience. 2021;15:699176.
09 Luciano AL, Shorvon SD. Results of treatment changes in patients with apparently drug-resistant chronic epilepsy. Ann Neurol. 2007;62(4):375–381.
10 Hesdorffer DC, et al. Epilepsy, suicidality and psychiatric disorders: A bidirectional association. Ann Neurol. 2012. BMJ JNNP. https://jnnp.bmj.com/content/70/suppl_2/ii15
11 金子唯史. 脳卒中の動作分析. 医学書院. 2018.

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