【2026年版】脳卒中後の骨盤傾斜と荷重量改善法!お尻上げ(ブリッジ)の効果的な実践【2024年版】
麻痺側に乗れないのは、骨盤が傾いているからだ。
脳卒中後に「なぜ患者が麻痺側に体重を移せないのか」悩む新人セラピストは多い。その答えの一つが、立位時の骨盤側方傾斜と荷重非対称性の関係にある。Karthikbabu et al.(2016)のデータをもとに、評価から介入まで体系的に整理する。
— 脳卒中後の骨盤アライメント変化と荷重非対称性の機序・評価・介入を解説しています。
要点5項目。
臨床現場でこう出会う。

68歳・男性。左被殻出血後10ヶ月(慢性期)。Brunnstrom stage 右下肢 Ⅳ。FIM運動項目 72/91点。主訴は「右足に体重をかけると怖い」。
初回評価:立位にて右(麻痺)側への側方骨盤傾斜を認め、2台体重計で左55% / 右45%の荷重非対称性を確認。PALMメーターによる側方傾斜角は右2.8度。Berg Balance Scale 42点(転倒リスク閾値:45点)。歩行時は右立脚期に骨盤の右下制(トレンデレンブルグ徴候陽性)を認めた。
上記のように、脳卒中後の患者は「立てる」「歩ける」ようになっても、麻痺側への荷重回避パターンが残存することが多い。このパターンの根本には骨盤アライメントの変化がある。新人セラピストがまず理解すべきは「なぜ乗れないのか」を骨盤の力学から説明できることだ。
定義と疫学。
骨盤アライメント異常(Pelvic Malalignment)とは、骨盤が中立位から逸脱した状態を指す。脳卒中後には①前後方向の傾斜(前傾・後傾)と②左右方向の傾斜(側方傾斜)の両方が複合的に生じる。
荷重非対称性(Weight-Bearing Asymmetry:WBA)とは、左右下肢への体重分布が均等でない状態を指す。健常者の立位では左右ほぼ50%ずつの荷重分布が維持されるが、脳卒中後は麻痺側の荷重量が低下しやすく、機能的予後とも関連する。
慢性脳卒中者112名(平均年齢54.7歳、脳卒中後平均14ヶ月、Brunnstrom stage平均3.7)を対象に、立位での骨盤傾斜角(PALMメーター)とWBA(2台体重計)をピアソン相関で分析。側方骨盤傾斜は麻痺側へ平均2.47度、前方傾斜は非麻痺側で4.4度を認め、側方骨盤傾斜とWBAの間に有意な相関が示された。
骨盤の傾斜方向を整理する

麻痺側の骨盤が下制する方向への傾き。中殿筋の機能低下が主因で、立脚期の骨盤制御に直接影響する。
腹筋群と股関節伸筋の活動バランスによって決まる。脳卒中後は下部腹筋活動の障害から後傾位での固定が起こりやすい。
体幹の回旋筋群の機能低下で生じる。歩行時の骨盤の対側回旋が減少し、歩幅短縮につながる。
— ご本人・ご家族の状況を丁寧にお伺いします
STROKE LABは脳卒中後の自費リハビリ専門施設です。骨盤の安定性・荷重対称性の改善から歩行自立まで、エビデンスに基づいた個別プログラムを提供しています。まずは無料相談でお気軽にご相談ください。
神経メカニズムと責任病巣。
骨盤周囲の体幹筋は骨盤の正常な姿勢アライメントに不可欠な中枢安定性(Central Stability)を提供する。腹部の最大の筋である外腹斜筋は骨盤の中枢安定性と前方傾斜に関与する。脳卒中で上位運動ニューロンが障害されると、この制御系全体が機能不全に陥る。
座位から立位への移行で何が起きるか
座位では体幹の横方向の動きは体幹筋によって制御され、矢状方向の前方傾斜は股関節伸筋が補助する。体幹制御が不良な患者は骨盤を後傾位に固定し、上体を過度に屈曲させることで前方への体重移動を代償しようとする。脳卒中後の下部腹筋活動の障害は、座位での骨盤後傾固定(受動的安定性の確保)につながり、これが立ち上がり動作の非効率化を招く。
Kirker et al.は脳卒中後の股関節外転筋・内転筋の回復パターンの障害が左右バランス安定性に大きく関与すると述べている。この知見は、骨盤側方制御の回復が歩行予後に直結することを示唆している。
Karthikbabu et al. PMC 2016 [観察研究]:慢性脳卒中者112名、平均年齢54.7歳、発症後14ヶ月。PALMメーターと2台体重計を使用。麻痺側への側方骨盤傾斜と麻痺側下肢のWBAは有意な負の相関を示した(r値は原文参照)。より良い下肢運動回復(高いBrunnstrom stage)を持つ者ほど、麻痺側への側方傾斜および前方傾斜が大きい傾向があった。
Kirker et al. [専門家合意]:脳卒中後の股関節外転筋・内転筋の回復パターンの障害は左右のバランス安定性に大きく関与すると報告。骨盤の側方制御には中殿筋の機能回復が不可欠であることを示している。
鑑別診断。
「骨盤が傾いている」という観察所見は脳卒中後に限らない。以下の鑑別疾患・状態を念頭に置き、原因に応じたアプローチを選択しよう。

| 鑑別疾患 / 状態 | 共通点 | 鑑別ポイント | 参考検査 |
|---|---|---|---|
| 脳卒中後麻痺側骨盤傾斜 | 立位時骨盤傾斜・荷重非対称性 | 麻痺側への傾斜が主体。脳卒中の既往歴・神経学的所見あり。Brunnstrom stageと相関。 | MRI・CT所見、BRS、NIHSS |
| 変形性股関節症 | 側方骨盤傾斜・荷重非対称性 | 股関節痛が先行。ROMに制限。神経学的所見なし。X線で関節裂隙狭小化を確認。 | 股関節X線、Thomas test |
| 脊柱側弯症(機能性) | 立位での骨盤傾斜・姿勢非対称 | 骨盤傾斜は下肢長差や筋短縮が原因のことが多い。臥位で骨盤が水平化すれば機能性側弯を示唆。 | 下肢長差測定、臥位評価 |
| プッシャー症候群 | 立位・歩行の非対称性 | 身体的垂直認知(SPV)の障害で麻痺側に積極的に押し返す。骨盤傾斜よりも全体的な姿勢傾斜が顕著。SCP尺度で評価。 | SCP(Scale for Contraversive Pushing) |
| 廃用性筋萎縮(長期臥床後) | 両側の筋力低下・荷重困難 | 骨盤傾斜は両側性かつ対称的なことが多い。脳卒中固有の神経学的所見なし。 | MMT、筋エコー(必要時) |
評価尺度と採点基準。
骨盤アライメントと荷重非対称性の評価には複数のツールを組み合わせる。定量的評価と機能的評価の両輪で患者の状態を把握しよう。

Berg Balance Scale(BBS)採点基準
| 項目 | 採点基準(0〜4点) | カットオフ値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| 総合スコア | 14項目×各0〜4点、最大56点 | 45点以下:転倒リスク高 | 0〜20:車椅子依存、21〜40:介助歩行、41〜56:自立 |
| 座位から立位(項目1) | 4:手を使わず安全に立てる、3:手を使って立てる、2:数回の試みで立てる、1〜0:介助要 | — | 骨盤前方傾斜の制御能力が反映される |
| 片脚立位(項目14) | 4:>10秒、3:5〜10秒、2:3〜5秒、1:<3秒、0:試みるも不可 | — | 麻痺側中殿筋・骨盤制御の直接的指標 |
| タンデム立位(項目12) | 4:独立して>30秒、3:>30秒(幅狭め)、2:小歩幅で>30秒、1:前足を少し前に出し>15秒、0:バランス保てず | — | 側方バランス・骨盤水平制御の鋭敏な指標 |
信頼性 [複数RCT]:脳卒中患者においてICC = 0.98(検者内)、ICC = 0.97(検者間)と高い信頼性が報告されている(Berg et al. Clin Rehabil 1992)。
妥当性 [観察研究]:脳卒中後のバランスは前後の体重シフトよりも側方の体重シフト能力とBBSスコアが強く相関する(Karthikbabu et al. 2016)。
MCID(臨床的最小変化量)[SR/MA]:脳卒中慢性期では4〜7点の変化が臨床的に意味のある最小変化量とされている(Chou et al. J Rehabil Med 2006)。2台体重計によるWBAのMCIDは確立されていないが、5%以上の改善が実臨床の目安として使用されることが多い(専門家合意)。
介入のエビデンス。
骨盤安定化と荷重対称性の改善を目的とした運動療法は、3つのカテゴリーに分類できる。各介入の目的・パラメータ・注意点を整理しよう。
クラムシェル:側臥位、膝90°屈曲位で足部を合わせたまま上側膝を開く。骨盤後転させないことが鍵。10回×2〜3セット(左右各)、週3〜5回。
ブリッジング:背臥位、膝屈曲位から骨盤を挙上し肩〜膝を一直線に保つ。3秒保持→緩徐に下降。10回×2〜3セット。腹横筋を先に収縮させてから実施する。
プランク:肘付き腕立て姿勢で体幹を一直線に保つ。腹筋で体幹を支える。10秒から開始し、徐々に延長(目標30〜60秒)。呼吸は止めない。
シーテッドバランス:椅子座位で片足を5秒間保持。5回×2〜3セット(左右各)。体幹の側方傾斜を防ぐことを意識させる。
ウェイトシフト:立位で健側→麻痺側へ体重をゆっくり移動し元に戻す。2台体重計を用いて目標荷重(45〜50%)を視覚的フィードバック。10回×3セット、週3〜5回。
麻痺側片脚立位:壁に軽く手を添え、健側を持ち上げて麻痺側で支持。5秒から開始、段階的に延長。骨盤水平を維持することが目標。
ブリッジングは頻用されるが、「どの姿勢・動作の改善を目指すのか」をセラピストが明確にイメージしないと、背部や頸部への代償動作を学習させるリスクがある。股関節伸展〜荷重という動作連鎖を明確にイメージしながら指導しよう。
— ブリッジングは腹横筋の収縮を先行させ、腰椎過伸展を防ぐことが重要
体幹安定化訓練の歩行・バランスへの効果 [複数RCT]:Karthikbabu S et al. (Clin Rehabil 2011) において、核心筋群トレーニング(週5回×4週間)が体幹機能・バランス・歩行速度を有意に改善。プログラムは各セッション45〜60分。
荷重フィードバックトレーニング [複数RCT]:Barcala et al. (J Phys Ther Sci 2013) にて、視覚フィードバックを用いた荷重対称性訓練(週3回×6週間)で麻痺側荷重量が有意に増加。1セッション30〜40分。
骨盤傾斜とWBAの相関 [観察研究]:Karthikbabu et al. PMC 2016、n=112。側方骨盤傾斜とWBAの有意な相関を確認。骨盤アライメントの改善が荷重対称化の前提であることを示唆。

脳卒中後の骨盤アライメント改善は、適切な評価と段階的な介入があれば回復期を過ぎてからでも十分に期待できます。STROKE LABでは、慢性期・生活期の方にも個別最適化されたプログラムをご用意しています。
多職種連携と環境調整。
職種別の役割分担テーブル
| 職種 | 主な評価項目 | 主な介入内容 | 他職種との連携ポイント |
|---|---|---|---|
| PT(理学療法士) | 骨盤傾斜角(PALMメーター)・WBA(2台体重計)・BBS・Brunnstrom stage・歩行分析 | 骨盤安定化・荷重トレーニング・歩行練習・ウェイトシフトエクササイズ | OTに立位バランス状態を共有。看護師に病棟歩行時の骨盤アライメント指導を依頼。 |
| OT(作業療法士) | ADL動作時の体幹・骨盤制御・上肢活動と骨盤安定性の関係・FIM | ADL場面での骨盤・体幹制御訓練・生活場面への技能般化・福祉用具選定 | PTの骨盤評価データをADL訓練に活用。上肢活動が困難な場合はPTと原因を共同検討。 |
| ST(言語聴覚士) | 嚥下時の体幹・頸部姿勢・座位での骨盤後傾の嚥下への影響 | 食事姿勢の指導・座位での骨盤アライメント改善が嚥下に与える効果の検証 | 骨盤後傾座位が嚥下を阻害している可能性をPT・OTと共有。食事時の姿勢設定を協議。 |
| 看護師 | 病棟でのADL動作時の姿勢・転倒リスク・ポジショニング状態 | ポジショニング指導・移乗時の骨盤アライメント保持・夜間の姿勢管理 | PTからリハ室での荷重状況を情報収集し病棟での歩行介助量に反映させる。 |
| 医師 | 神経学的所見・痙縮の程度・骨盤・股関節の整形外科的合併症 | 痙縮管理(薬物療法)・画像診断・整形外科的介入の判断 | 骨盤傾斜が改善しない場合は股関節拘縮・痙縮の関与を医師に報告・相談する。 |
| MSW(医療ソーシャルワーカー) | 退院後の住環境・介護サービス・経済的背景 | 住宅改修(手すり・段差解消)・介護保険申請・退院後リハの継続支援 | 骨盤安定性が不十分な状態での退院は転倒リスクが高い。PTから現状の荷重能力を情報提供し退院環境整備に反映。 |
「骨盤の評価結果を、’だから病棟ではこう介助してほしい’という具体的な指示に落とし込んで看護師と共有しよう。評価値をただ報告するだけでは連携にならない。」
「食事姿勢での骨盤後傾が嚥下に影響していることをSTと一緒に確認すると、驚くほど食事量が改善することがある。部門を超えた姿勢評価の共有を大切にしよう。」
つまずきポイントと臨床判断のコツ。
新人セラピストが骨盤アライメント・荷重トレーニングで陥りやすい失敗パターンを整理した。同じ失敗を繰り返さないために、以下を事前に頭に入れておこう。
新人セラピスト7つのコツ
①骨盤の中立位を理解する:骨盤中立位(前後左右にバランスが取れた状態)を正確に把握し、患者に説明できるようにする。中立位の保持により腰椎・下肢アライメントが整う。
②視覚的フィードバックを活用する:鏡・2台体重計を使って患者が自己の姿勢・荷重状態を確認できる環境を設定する。自己調整能力の向上につながる。
③体幹筋力を先に評価する:体幹前面・側面・背面の筋力を事前に評価し、弱化している筋群を特定してトレーニングに組み込む。
④段階的に負荷を増やす:背臥位→座位→立位の順に難易度を上げていく。患者の疲労・耐久性を毎セッションで確認しながら調整する。
⑤呼吸と連動させる:呼吸停止によるValsalva効果を防ぐ。「息を吐くときに腹筋を使う」というリズムを早期から習慣化させる。
⑥不安定面を段階的に導入する:バランスボードやエアクッションは骨盤の固有受容感覚を高める有効な手段だが、準備が整ってから導入する。転倒リスクを必ず事前評価する。
⑦自己感覚を重視させる:患者が骨盤の位置・動きを自覚できるよう、手で触れて確認させる触覚フィードバックと言語化を組み合わせる。日常生活での姿勢改善に般化しやすくなる。
「骨盤トレーニングで一番難しいのは、患者さんが’どこに力を入れればいいかわからない’状態で繰り返させてしまうこと。手を添えて感覚を入れてから動作を求める順番を忘れずに。」
「2台体重計の数値が5%改善したとき、患者さんに見せながら一緒に喜ぶ。それがモチベーション維持の実質的な最強戦略だよ。」
予後とゴール設定。
骨盤安定化と荷重対称性のゴール設定には、患者の発症からの期間・Brunnstrom stage・ADL自立度を総合的に考慮する。慢性期(発症後6ヶ月以降)であっても、適切な介入継続により改善が期待できる。
急性期〜回復期初期(発症後〜3ヶ月):WBAの麻痺側荷重量45%以上を短期目標に設定する。骨盤中立位の認識から開始し、背臥位→座位での安定化を優先する。
回復期後期〜生活期(3〜12ヶ月):WBAの荷重対称性(左右差10%以内)と立位・歩行での骨盤水平保持をゴールに。BBS 45点以上(転倒リスク低下)を中期目標に設定する。
慢性期(12ヶ月以降):Brunnstrom stage Ⅲ以上では引き続き改善が期待できる。生活参加(外出・趣味活動)を最終ゴールに置き、骨盤制御は手段として位置付ける。
よくある質問。
脳卒中による運動麻痺で中殿筋・大殿筋の活動が低下し、骨盤が麻痺側へ側方傾斜します。Karthikbabu et al.(2016)の研究では、慢性脳卒中者112名において立位時に麻痺側へ平均2.47度の側方骨盤傾斜が確認されています。
PALMメーター(Pelvic Inclinometer)が側方・前後方向の骨盤傾斜角を定量的に測定するための標準的な器具です。触診と組み合わせることで信頼性が高まります。臨床では目視での評価と合わせて使用します。
ウェイトシフトエクササイズは10回×3セット、週3〜5回が標準的です。ブリッジングは10回×2〜3セット、クラムシェルは10回×2〜3セット(左右各)が推奨されます。患者の耐久性に応じて段階的に負荷を増加させます。
立脚期に麻痺側の中殿筋が十分に機能しないと、遊脚側の骨盤が下制するトレンデレンブルグ徴候が生じます。脳卒中後は麻痺側の骨盤低下が特徴的で、これが歩行の左右対称性を著しく低下させます。
最も重要なのは、腰椎過伸展を防ぐことです。腹横筋を事前に収縮させてから骨盤を挙上します。脳卒中患者では代償として頸部・背部に過剰な力が入りやすいため、目的部位(大殿筋・ハムストリングス)への意識を促してください。闇雲に回数をこなすより、正しい運動パターンの定着を優先しましょう。
PTが骨盤・下肢の運動機能評価と立位・歩行トレーニングを担当し、OTはADL動作での骨盤・体幹制御を評価して生活場面への般化を担います。看護師は病棟でのポジショニングや移乗時の骨盤アライメント保持を実践します。STは嚥下と体幹姿勢の関連を評価します。情報共有はカンファレンスで週1回以上行うことが理想です。
STROKE LABのプログラム。
STROKE LABは東京・四谷三丁目に拠点を置く、脳卒中・脳神経疾患に特化した自費リハビリテーション施設です。退院後も「もっと良くなりたい」という方のために、エビデンスに基づく個別プログラムを提供しています。骨盤アライメントの改善から日常生活動作の自立まで、一人ひとりに合わせた目標設定と丁寧なアプローチが私たちの強みです。

— STROKE LABにおける脳卒中後リハビリテーションの実施例
「発症後2年の慢性期患者で、WBAが左60%/右40%と麻痺側荷重不足が続いていた。まず2台体重計で左右差を視覚的に提示し、ウェイトシフトを毎日10分・週5回で4週間継続した。すると左53%/右47%まで改善し、次第に患者自身が’右足に乗れている感覚’を報告するようになった。数値のフィードバックが患者の自己効力感を高めることを実感した。」— PT・臨床経験8年・脳卒中リハビリテーション専門
「回復期病棟で、ブリッジングを漫然と指示していた新人時代に、患者の腰痛が増悪した経験がある。振り返ると腹横筋の先行収縮を確認せずに骨盤挙上だけを繰り返させていた。その後はまず手を患者の腹部に当てて収縮を確認してから動作を求めるようにした。腰痛はなくなり、大殿筋への力の入れ方も格段に良くなった。」— PT・臨床経験12年・運動器・脳卒中リハビリテーション
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諦めないでください。

「脳卒中後は回復しない」と思い込んでいる方が、まだ多くいらっしゃいます。しかし骨盤の傾きや荷重の偏りは、慢性期でも適切な介入によって改善できます。
退院後も継続してリハビリを受けられる場所が、回復のカギになります。STROKE LABでは、初回無料相談で現在の状態を丁寧に評価し、個別のプログラムをご提案します。
「もっと良くなりたい」という意欲が、最大の原動力です。その気持ちに、私たちが全力でお応えします。
代表取締役 金子 唯史
参考文献。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024) パーキンソン病の機能促進:医学書院 (2025)