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BWSTTと装具歩行の違いとは!?脳卒中後の歩行のリハビリについて解説

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カテゴリー| 脳卒中 装具系 歩行

 

タイトル|脳卒中後の体重免荷トレッドミル歩行と積極的装具介助歩行の比較

Comparison of Partial Body Weight-Supported Treadmill Gait Training Versus Aggressive Bracing Assisted Walking Post Stroke

Kosak MC:Neurorehabil Neural Repair.2000

 

内 容

 

目的

体重免荷トレッドミル歩行(以下、BWSTT) が積極的装具アシスト歩行 (以下、ABAW) プログラムより均等な支持で効果的な歩行練習を与えるだろうという仮説を検証するため
 
 


方法

・インフォームドコンセントに従って、著名な下肢脱力で少なくとも歩行中はある程度の介助が必要であり、起立性低血圧、呼吸困難の兆候、狭心症がないリハビリテーションプログラムを受ける入院患者が対象となり、無作為にBWSTTを受ける群とABAWを受ける群に分けられた.
 
・BWSTTは市販販売されている頭上から自動で持ち上げるパラシュート型体用ハーネスが取り付けられており、それがトレッドミル上で患者の体重の部分的に免荷に寄与する。
・セラピストは必要に応じて、体重移動や下肢の振り出し、足部の接地場所をアシストした。ABAWは膝-足の装具の組み合わせや、もし必要であれば片手手すりを使用するという積極的な早期のセラピストのアシスト歩行を含んだ。
 
・1週間のうち1日45分を5日間の治療セッションが入院患者の入院継続が許可された、もしくは介助なしで歩行ができた患者までに与えられた。それに加えて全患者は担当セラピストによる適切な判断で装具の有無にかかわらず、1日45分間の機能指重視の理学療法を実施した
キャプチャ
 
 
 

結果

56患者は年齢平均は71±1歳、標準偏差は脳卒中後40±3日。全体として2群の結果に有意差はなかったが、12を超える治療セッションを受けた片麻痺、半盲障害、片側感覚鈍麻の有無で定義された脳卒中の重度片麻痺患者では、PBWSTT vs. ABAWで耐久性(90±34m vs 44±10m)と速度(12±4m/min vs 8±2 m/min)それぞれで有意な改善がみられた
 
 
 


結論

 
ABAWのみを使用して動かすことが困難である一部の重度片麻痺患者を除けば、BWSTTとABAWは同様に効果的な歩行トレーニング手法であった
 
 
 

明日への臨床アイデア・感想

 
BWSTTとABAWでは歩行の実用性から大きな違いがあると思いますが、現状BWSTTがない現場も多いと思います。それぞれの方法のメリット・デメリットを明らかにすることで機器がない現場にも還元したいものです。 ABAWと比較してBWSTTは高い歩行の安定性・安全性から、歩行時の疲労が減少することや疲労や不安感に伴う筋緊張の亢進も防ぐことができるのではないかと考えられます。そう考えるとセラピストの経験年数でもABAWでは差がみられそうです。教育の充実も機器がない現場ではより一層必要になることでしょう
 

臨床後記:更新日2021/3/10

臨床ではBWSTTと装具の組み合わせの歩行も有用と感じる。特に重介助を要す患者ではハーネスを取り付ける事で安全性も確保できる。その上で、CPGの賦活など介助歩行で促通することが出来る。物理的な問題は人のハンドリングで足りない場合、機器の力を頼って良いと思う。

 

氏名 諸橋 直紀(理学療法士)

監修|金子 唯史     STROKE LAB代表

 
 
 

併せて読みたい【免荷歩行/トレッドミル】関連記事

 
●Vol.487.BWS歩行の免荷量は15~30%!?歩行のCPGについてのレビュー  
●Vol.436.脳卒中者に対するトレッドミル訓練の効果とは?トレッドミル歩行と通常歩行練習の違い(トレッドミル部分の抜粋)  
 
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