トップへ戻る

TOP > 療法士専門系 > Vol.507.転倒予防に効果的!?音楽・リズムを利用した運動プログラム

Vol.507.転倒予防に効果的!?音楽・リズムを利用した運動プログラム

 

 

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 

 

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!上記写真をClick!! PDFでもご覧になれます。→PDF

 

カテゴリー

 

神経系

 

タイトル

●転倒予防に効果的!?音楽・リズムを利用した運動プログラム

 

●原著はEffect of music-based multitask training on gait, balance, and fall risk in elderly people: a randomized controlled trialこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●患者様において、音楽やゲーム感覚で行う方が良いという意見も時々あり、その効果を学ぶ学習の一助として本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●転倒は、主に歩行中または二重課題中に発生する。音楽ベースの多重課題運動プログラムが歩行とバランスを改善し、高齢者の転倒リスクを軽減するかどうかを調査した。

 

 

方法

 

●転倒リスクが高い65歳以上の134人の地域在住の人を対象とした12か月のランダム化比較試験を実施した。介入群(n = 66)または6か月後にプログラムを開始するようにスケジュールされた遅延介入対照群(n = 68)にランダムに割り当てられた。

 

●介入は、ピアノ音楽のリズムに合わせて行われた6か月の多重課題運動プログラムでした。

 

●ベースラインから6ヶ月までの二重課題条件下での歩行変動の変化が主要なアウトカムでした。副次効果的なアウトカムではバランスの変化、機能的パフォーマンス、転倒リスクの変化が含まれていました。

 

●介入は、経験豊富なインストラクターが主導する構造化された週1時間のクラス演習プログラムでした。

 

●さまざまなマルチタスクが特徴で、オブジェクト(打楽器やボールなど)の取り扱いが含まれることもあり、時間の経過とともに徐々に難しくなりました。

 

●基本的な練習は、音楽に合わせて歩行し、音楽のリズムパターンの変化に対応することで構成されました。エクササイズにはさまざまな動きが含まれ、主に多方向の体重移動、歩行と方向転換および歩行時の上半身の誇張された動きを求めることなどにより、バランス制御システムに挑戦した。

 

●遅延介入対照群の被験者は、プログラム終了後、すなわち2番目の6か月間、早期介入群と同様に、通常の身体的および社会的活動を維持するように指示されました。両方のグループは、研究の過程で新しい追加の運動プログラムを避けるように求められました。練習時間外に特定の運動を行うための指示はありませんでした。

 

 

結果

 

●6か月で、介入群では、遅延介入対照群と比較して、二重課題条件下で歩幅の変動が減少しました。バランスと機能テストは、コントロールグループと比較しより改善されました。介入群では転倒のリスクが低かった。同様の変化が、介入を伴う2番目の6か月の期間中に遅延介入対照群で発生しました。歩行変動に対する介入の利点は、6か月後も持続しました。

 

●転倒のリスクが高い在宅生活の高齢者では、6か月間の音楽ベースのマルチタスク運動プログラムにより、二重課題条件下での歩行、バランスが改善され、転倒率と転倒リスクの両方が減少しました。

 

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

 

 

●音や物は動作の成功の可否の判断基準ともなり、患者様にはわかりやすいことが多い。セラピストには当たり前のことも高齢患者様には難しく上手く伝わっていないことも多い。個人個人に合わせて、練習の方法も工夫することは大切である。

 

 

脳卒中の動作分析 一覧はこちら

 

論文サマリー 一覧はこちら

 

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

 

 

 

 

塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします


無料相談
カウンセリング
こちら

お申込み・資料請求・ご相談など 各種お問い合わせ

無料相談/資料請求の
お申込み