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vol 358 急性期~亜急性期における下肢CI療法について

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カテゴリー

脳科学系

 

タイトル

急性期~亜急性期における下肢CI療法について急性期~亜急性期における下肢CI療法について

Constraint-Induced Movement Therapy for the Lower Paretic Limb in Acute and Sub-Acute StrokeAustin Journal of Cerebrovascular Disease & Stroke  Ribeiro TS et al.(2015)

 

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

・下肢CIMTの現状を知り、自ら考え、臨床応用しようと思い、本論文に至る。

 

内 容

背景

 

・脳卒中後の患者はしばしば障害により、非麻痺側優位の動作となり、麻痺側の参加が抑制されることにより学習性の不使用を生じる。

 

・1950年代と60年代の動物実験から開発されたCI療法(CIMT)は、脳卒中片麻痺の上肢リハビリに非常に有効であることが証明されています。この治療法は、麻痺側の使用を促し、学習性の不使用の影響を減じ、脳の構造および機能における積極的な変化を促進する。CIMTは麻痺側下肢の治療のためにも適応されたが、上肢と比較し研究が少ない。脳卒中後、下肢CIMTを適用することは、運動機能およびこれらの四肢で行われる機能的活動に重要な影響を及ぼし、良好な結果を示した。

 

・脳卒中後の初期段階では、CIMTは下肢の十分な運動機能の獲得に貢献し、より良い回復を促進するために最も良好に脳可塑性を有する段階で作用する。しかし、下肢CIMTは、上肢と同様に慢性期にも一般的に適用される。

 

目的

 

・ここでは、脳卒中後の急性期~亜急性期における下肢CIMTの使用に焦点を当て議論する。

 

内容

 

・上肢のCIMTでは1日6時間は行う必要があります。障害の重症度に応じて、1日数時間、10~15日、麻痺側の反復の課題指向型トレーニングを実施します。そして、その機能を活かすために患者の実環境への行動療法「trasnfer package」をします。非麻痺側四肢を拘束し起きている間積極的に麻痺側を使用します。

 

・Taubらにより発表されたCIMTの論文では脳の構造および機能に大きな変化を伴うことを示し、これらの変化は治療によって引き起こされる運動機能の改善の程度に関連することを示す多くの実験を記載している。Brain imagingおよびmapping技術は、CIMT後に、両側の感覚運動野の灰白質の増加および病変後脳組織の減少を伴い、麻痺側に関する皮質表現の領域の増加があることを実証した。

 

・脳機能の再編成は、下記のような多くの方法で行われます。

1 – 侵された機能のために以前は活動していなかった隣接領域がアクティブになり、損傷領域の役割を果たす

2 – 麻痺側四肢運動に関連した興奮性およびニューロン動員の増加

3 – 通常は対側四肢の動きを制御する領域である患肢同側の運動皮質の動員

 

・1997年にE. Taubsチームを代表するDuncanは、CIMTを下肢に用いて慢性脳卒中患者の治療を記述した最初の原稿を発表した。治療は、非麻痺側下肢を拘束し、1日7時間ごとに休憩を取って3週間連続して集中的な下肢活動(例:トレッドミルと平地歩行、立ち座り、階段を上る、バランス運動)を行った 。全ての患者は、一般的なトレーニングを行った対照群と比較し、測定されたパラメーターにおいて有意な改善を示した。 Taubらは脳卒中患者の大部分は、初期段階で悪い歩行パターンを学習していたが、再びそのパターンを脱し歩いたことを報告している。この理由から、患者の下肢活動に言及するとき、「学習された不使用」の代わりに「学習された誤用」を使用することを好む。

 

・下肢については、CIMTを実施するのに必要な最小限の運動量の正確な定義はない。表1は、慢性脳卒中患者の下肢のCIMTを用いて実施された研究を記載している。

 

 

・慢性卒中に関するほとんどの研究で下肢CIMTの良好な結果が報告されていますが、脳卒中後早期に治療を適用するとより良い結果が出現することが期待されます。自発的な回復は脳卒中後最初の数週間で起こることが知られており、脳可塑性の能動的なプロセスであり、発症後3~6ヶ月の間にプラトーに達する傾向がある。したがって、CIMTの早期適用は、運動訓練に対する最良の応答が期待でき、したがって、遅く適用した場合よりも良好な結果を得ることが示唆される。

 

・脳卒中後の麻痺側下肢治療のために、CIMTは、特に急性および亜急性期の運動回復において、刺激的で有望な結果を示している。 しかしながら、脳卒中後の最初の段階における少数の研究では、この治療法を下肢に適用する最良の時期についての議論が依然として必要とされている。

 

私見・明日への臨床アイデア

 

・下肢におけるCI療法は上肢と比較し未だ試行的な所があると思われる。下肢と課題・日常生活への移行など検討していく事は多い。移動能力を制限して訓練するという面ではリスク的側面や病棟での日常生活の制限をかける等考慮する必要があり、はじめは機能的高い慢性期患者から訓練適用しても良いかもしれない。

 

氏名 shuichi kakusho

職種 理学療法士

 

 

 

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