うつ伏せを嫌がる赤ちゃん|腹ばいが苦手な理由と家庭でできる関わり – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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うつ伏せを嫌がる赤ちゃん|腹ばいが苦手な理由と家庭でできる関わり

TUMMY TIME & INFANT MOTOR DEVELOPMENT

うつ伏せを嫌がる赤ちゃん|腹ばいが苦手な理由と家庭でできる関わり

「うつ伏せにすると、すぐ泣く」「顔を上げず、床に突っ伏してしまう」「何分もできないけれど大丈夫?」。腹ばいを嫌がることだけで、発達の問題があるとは判断できません。大切なのは、長く我慢させることではなく、肘・胸・骨盤・目線へ体重を分けられる条件をつくり、短い成功を重ねることです。安全な始め方と、健診・受診で相談したいサインを整理します。

UPDATED2026.07.21
READ約16分
FOR主に0〜6か月の保護者へ
BYSTROKE LAB
本記事は、医学書院『脳の機能解剖とリハビリテーション』(2024年・408頁)の著者が、乳児の姿勢・感覚・運動のつながりから執筆しています。腹ばいを嫌がることだけで病気の有無は判断できません。医療・乳幼児健診が先で、私たちは不安を観察できる情報へ整理する併走役です。

母親抱っこ

Quick Reference
まず知ってほしい5つのこと。
01
うつ伏せを嫌がることだけで、発達の遅れや病気とは判断できません
02
タミータイムは、赤ちゃんが起きていて、保護者が見守る腹ばいの時間です
03
睡眠は昼寝を含めて仰向け。眠ったまま腹ばいを続けないことが重要です
04
長さより、数十秒の成功を分けて重ね、姿勢の選択肢が増えるかを見ます
05
顔色・呼吸・反応・けいれん様の動き・哺乳不良・急な左右差は医療優先です
01
First Conclusion

うつ伏せを嫌がるだけで、異常とは判断できません。

A Parent’s Voice
「30秒もできない。毎日やらないと遅れますか?」

床へ置いた途端に泣く、頭が上がらない、腕が身体の後ろへ残る。SNSで楽しそうに腹ばいをする赤ちゃんを見るほど、「うちの子だけ苦手なのでは」と心配になりやすいものです。

けれど、腹ばいは赤ちゃんにとって重い頭を持ち上げ、胸を床から離し、腕で体重を支える新しい課題です。嫌がることは、病名ではなく、今の姿勢条件では難しいという反応かもしれません。

見るべきなのは、「何分できたか」だけではありません。保護者の胸の上では落ち着くか、肘を少し前へ置くと顔を上げやすいか、骨盤が床へつくと脚の力が抜けるか、疲れたときに自分で顔を横へ向けて休めるか。こうした条件による変化が、家庭で確認できる重要な情報です。

一方で、腹ばい中の顔色・呼吸・反応・哺乳の状態は運動より先に確認します。苦しそう、ぐったりする、けいれんのような動きがある、急に片側の手足を動かさない場合は、腹ばいの練習を続けず医療機関へ相談してください。

02
Safe Tummy Time

タミータイムは「起きていて、見守られている腹ばい」です。

タミータイムとは、赤ちゃんが起きているときに、保護者がそばで見守りながら腹ばいになる機会をつくることです。首や肩、体幹を使う経験になり、頭の同じ場所へ圧が集中し続けることを避ける意味もあります。床で長時間行うことだけがタミータイムではありません。保護者の胸、膝、腕の上で身体を傾けることも、初期の腹ばい経験になります。

Safety First
睡眠は仰向け、腹ばい遊びは起きていて見守り下。

腹ばいは、平らで硬めの安全な場所で、鼻と口がふさがれていないことを確認し、保護者が手の届く位置で見守ります。柔らかい布団、ソファ、クッションの上、保護者が眠い状態、目を離す状況では行いません。

赤ちゃんが眠った場合は、安全な寝床へ移して仰向けにします。逆流がある赤ちゃんを含め、睡眠時の姿勢は主治医から個別の指示がない限り仰向けが基本です。

うつ伏せの安全ポイント

03
Why Babies Dislike It

赤ちゃんが腹ばいを嫌がる、5つの理由。

腹ばいを嫌がる理由は一つではありません。「筋力が弱い」と決める前に、姿勢、タイミング、感覚、体調を分けて考えます。同じ赤ちゃんでも、床では泣くのに胸の上では落ち着く、午前はできるのに夕方は嫌がる、授乳前後で反応が変わることがあります。

考えられる背景 家庭で見える特徴 最初に変える条件
姿勢にまだ慣れていない 仰向けや抱っこでは落ち着くが、床へ置くとすぐ泣く 保護者の胸や膝の上から始め、傾きを少しずつ水平へ近づける
腕と胸で支えにくい 肘が身体の後ろへ残り、顔と胸が床へ押しつけられる 肘を肩の真下から少し前へ置き、胸の下へ薄いタオルを入れる
授乳後の不快感・吐き戻し 飲んだ直後だけ嫌がる、げっぷ、むせ、吐き戻しを伴う 授乳直後を避け、落ち着いて機嫌よく起きている時間を選ぶ
疲労・眠気・刺激の多さ 夕方、眠いとき、音や玩具が多い環境で泣きやすい 時間を短くし、静かな環境で顔の近くから声をかける
痛みや医療的な問題 毎回激しく泣く、呼吸・顔色・哺乳・左右差・反応の変化を伴う 姿勢練習を先行せず、小児科・健診・主治医へ相談する

どの理由かを家庭だけで確定する必要はありません。保護者ができることは、泣かせながら続けることではなく、条件を一つずつ変え、反応がどう変わるかを記録することです。

04
STROKE LAB View

STROKE LABの視点:頭の高さより、支えの流れを見る。

腹ばいで頭を上げるためには、首だけが強くなればよいわけではありません。胸が床へ沈みすぎず、肘や前腕が体重を受け、骨盤と脚が床へ安定することで、頭と目線を動かす余裕が生まれます。STROKE LABでは、肘・胸・骨盤・目線が一本の支えとしてつながっているかを見ます。

たとえば、肘が肩より大きく後ろへ残ると、腕で床を押しにくく、首と背中だけで頑張りやすくなります。骨盤が浮いて脚を突っ張ると、上半身へ体重が集まり、顔を上げることも休むことも難しくなります。逆に、肘の位置や胸の支えを数センチ変えただけで、手が開く、呼吸がゆっくりになる、目線が前へ向くことがあります。

観察する場所 家庭で見るポイント 相談につながる所見
肘・前腕 肘が肩の真下から少し前にあり、左右の腕へ体重を分けられるか 毎回片方の腕が後ろへ抜ける、片側だけほとんど支えに使わない
胸・呼吸 胸がつぶれすぎず、鼻と口が見え、呼吸を続けられるか 呼吸が苦しそう、顔色が変わる、胸や顔を床へ強く押しつける
骨盤・脚 骨盤が床へ安定し、脚を突っ張り続けず力を抜けるか 常に全身を反らす、脚が交差・固定し、姿勢を変えにくい
目線・休み方 顔を左右へ向け、疲れたら頬を床へつけて休めるか いつも同じ方向だけ、顔を横へ向けられず苦しそう
左右差と変化 日によって少しずつ支え方や遊び方が増えているか 月齢が進んでも変化がない、以前できた動きを失う

腹ばいの見方

「何分できたか」より、どの条件なら自分で支え、休み、また顔を上げられるかを見る。
05
Evidence

研究でわかっていること。

Evidence
腹ばいの機会は、粗大運動や寝返り・はいはいにつながる動きとよい関係がありました。

8か国・4,237人を含む16研究をまとめた系統的レビューでは、起きていて見守られた状態で腹ばいになる機会が多いことは、粗大運動、全体的な発達、腹ばい・仰向けでの移動、寝返り、はいはいと良好な関連を示しました。一方、座位、立位、歩行、認知、社会性などとの関係は明確ではありませんでした。

限界:主に健康な0〜12か月児を対象とした研究で、観察研究も含まれます。「腹ばいを増やせば必ず発達が進む」という因果関係や、すべての赤ちゃんに同じ時間が適切であることを示すものではありません。早産、基礎疾患、個人差、発達の進行により適切な方法は変わり、医療機関での診断・治療の代替ではありません。

出典:Hewitt L, et al. Tummy Time and Infant Health Outcomes: A Systematic Review. Pediatrics. 2020;145(6):e20192168.

AAPは、健康状態が安定した乳児に対し、退院後の早い時期から短い腹ばいを始め、生後7週ごろまでに1日合計15〜30分へ段階的に増やす考え方を示しています。WHOは、まだ移動しない乳児について、起きている間に分散して合計30分以上の腹ばいを含める目安を示しています。これらは一度に行う時間や、泣いても続けるノルマではありません。

06
Home Support

家庭では、難易度を下げて短い成功を重ねます。

最初から床で長く行う必要はありません。赤ちゃんの顔が見え、身体を広く支えられる姿勢から始め、少しずつ重力に対する傾きを増やします。泣き始めてから粘るのではなく、落ち着いているうちに終えると、次回も始めやすくなります。

STEP 1
胸の上で腹ばい
保護者が少し上体を起こし、赤ちゃんを胸の上へ。顔を横へ向け、声と表情が届く位置にします。
STEP 2
膝・腕の上で傾ける
身体を完全に水平にせず、胸と骨盤を広く支えます。数秒でも顔を動かせたら十分です。
STEP 3
床で胸を少し支える
胸の下へ薄く丸めたタオルを横向きに置き、肘を少し前へ。鼻と口を必ず確認します。
STEP 4
目線と手を遊びへつなぐ
顔の近くで声をかけ、見やすい玩具を低い位置へ。高く上げさせるより、左右へ見られることを優先します。

1回の目安は、赤ちゃんが落ち着いて呼吸できる範囲です。数十秒から始めて構いません。おむつ替えのあと、着替えの途中、保護者が床へ座ったときなど、生活の中へ短く分けて入れます。

避けたい関わり
避けたいこと 理由 代わりに
泣いていても時間を達成するまで続ける 腹ばいを不快な経験として学び、疲労や姿勢の固定が強まる 落ち着いているうちに短く終え、回数を分ける
頭や首を手で持ち上げ続ける 赤ちゃん自身が腕・胸・骨盤で支える経験になりにくい 肘や胸の支持を調整し、自分で少し動く余地を残す
柔らかい布団・ソファ・大きなクッションで行う 顔が沈み、呼吸が妨げられる危険がある 平らで硬めの床面を使い、そばを離れない
授乳直後に腹ばいへする 腹部圧迫や吐き戻し、不快感につながる 落ち着いて機嫌よく起きている時間を選ぶ
できない理由を筋力だけに決める 痛み、感覚、疲労、左右差、哺乳など別の要因を見逃す 動画と生活状況を健診・小児科・専門職へ共有する
07
Triage

様子を見られる状態と、相談したい状態を分けます。

Observe
家庭で短く試しながら見られる例
  • 胸の上や膝の上なら落ち着ける
  • 泣いても抱くと戻り、呼吸・顔色は普段どおり
  • 左右どちらにも顔を向ける場面がある
  • 数週間の中で頭や腕の使い方が少しずつ変わる
  • 哺乳、睡眠、体重増加に大きな心配がない
Consult
健診・小児科で相談したい例
  • 毎回激しく泣き、姿勢を変えても落ち着きにくい
  • いつも同じ方向だけを向き、反対へ向けにくい
  • 片方の腕をほとんど支えに使わない
  • 身体が極端に硬い、柔らかい、全身を反り続ける
  • 月齢が進んでも頭・腕で支える変化がみられない
  • 以前できていた動きを失った
Medical Priority
次の変化は、腹ばい練習より医療を優先します。

顔色が悪い、呼吸が苦しそう、反応が弱い、けいれんのような動き、繰り返す激しい嘔吐、哺乳できない、急にぐったりする、急に片側の手足を動かさなくなる場合です。症状が一度戻ったように見えても、自己判断せず医療機関へ相談してください。

08
Consultation Memo

健診・受診では、動画と7項目を伝えます。

診察室では腹ばいを嫌がらないこともあります。家庭での様子を再現しようとせず、自然に起きた場面を短い動画に残すと、医療者や専門職と同じ情報を共有しやすくなります。顔全体、両腕、胸、骨盤、脚が一画面に入る角度が役立ちます。

Consultation Memo
健診・小児科へ持っていく7項目
  1. 現在の月齢と、早産の場合は在胎週数・修正月齢
  2. いつから腹ばいを嫌がると感じたか
  3. 胸の上、膝の上、床で反応がどう違うか
  4. 顔の向き、肘の位置、左右の腕の使い方
  5. 顔色、呼吸、泣き方、疲れ方、戻りやすさ
  6. 授乳、吐き戻し、むせ、体重、睡眠との関係
  7. 自然に腹ばいになった場面の10〜20秒程度の動画

動画を撮るために、嫌がる姿勢を繰り返し再現する必要はありません。安全を優先し、普段の生活で自然に起きた場面だけを記録します。

09
Development by Age

月齢ごとに、頭の高さより支え方の変化を見ます。

月齢は診断基準ではなく、変化を整理するための目安です。CDCの発達指標では、2か月ごろに腹ばいで頭を上げる、4か月ごろに肘・前腕で押し上げる、6か月ごろに伸ばした腕で押し上げる動きが、多くの赤ちゃんにみられる項目として示されています。個人差があり、一つの項目や月齢だけで運動発達を判断しません

月齢の目安 腹ばいで増えていく経験 家庭で見るポイント 相談のきっかけ
0〜2か月 胸の上や傾いた姿勢で顔を横へ向ける。短く頭を持ち上げる 鼻と口が見え、左右へ顔を向け、落ち着いて休めるか 呼吸・顔色・哺乳の問題、常に同じ側だけ、強い痛みを疑う泣き
2〜4か月 頭を上げる時間が増え、肘・前腕で胸を支え始める 肘が身体の後ろへ残りすぎず、左右の腕へ体重を分けられるか 4か月前後でも頭をほとんど上げない、片腕を使わない、左右差が強い
4〜6か月 前腕支持が安定し、片手を玩具へ伸ばす。伸ばした腕で押す動きが育つ 片腕へ体重を移して反対の手を出せるか、疲れたら休めるか 変化がみられない、全身の突っ張りが強い、以前の動きを失う
月齢は幅をもって見ます。早産の場合は、予定日を基準にした修正月齢もあわせて確認します。発達指標はスクリーニングや診断の代わりではありません。

0~6か月の腹ばいの変化

10
FAQ

よくある質問。

Q. うつ伏せにするとすぐ泣きますが、大丈夫ですか?

短時間で泣くことだけでは、発達の問題があるとは判断できません。姿勢に慣れていない、頭が重く感じる、腕で支えにくい、眠い、空腹、授乳後でお腹が苦しいなど、さまざまな理由があります。まずは保護者の胸の上や膝の上など、顔が見えて支えが広い姿勢から数十秒試し、泣き方が強くなる前に終えます。毎回激しく泣く、呼吸や顔色が変わる、哺乳や体重増加に心配がある場合は小児科や乳幼児健診で相談してください。

Q. タミータイムはいつから始めればよいですか?

健康状態が安定している赤ちゃんでは、退院後の早い時期から、起きていて保護者が見守れるときに短く始める方法が案内されています。最初から床で長く行う必要はありません。保護者の胸の上、膝の上、抱っこに近い角度から始め、赤ちゃんの反応に合わせて少しずつ床遊びへ移します。早産や基礎疾患がある場合は、修正月齢や主治医の指示を優先してください。

Q. 1日に何分くらい行えばよいですか?

時間は一度にまとめず、起きている時間に短い機会を何回かつくります。AAPは生後7週ごろまでに1日合計15〜30分へ段階的に増やす考え方を示し、WHOはまだ移動しない乳児に1日合計30分以上を分散して行う目安を示しています。ただし、これは集団に対する目安であり、泣いている赤ちゃんに無理をさせるノルマではありません。数十秒から始め、呼吸・顔色・疲れ方を見ながら増やします。

Q. 首がすわる前にうつ伏せにしても安全ですか?

起きていて、平らで硬めの安全な場所で、保護者がそばを離れずに見守る条件であれば、首がすわる前から短い腹ばいの機会をつくれます。顔が床へ押しつけられないようにし、鼻と口が見える位置を保ちます。眠った場合は腹ばいを続けず、安全な寝床へ移して仰向けにします。睡眠は昼寝を含めて仰向けが基本です。

Q. 授乳後に吐き戻す場合はどうすればよいですか?

授乳直後の腹ばいは、お腹が圧迫されて吐き戻しや不快感が出やすいため避けます。げっぷや抱っこで落ち着き、赤ちゃんが機嫌よく起きている時間に短く試してください。繰り返す激しい嘔吐、緑色や血の混じる嘔吐、哺乳できない、むせが強い、体重増加が心配、ぐったりする場合は、姿勢の工夫だけで様子を見ず医療機関へ相談してください。

Q. どのような様子があれば健診や小児科へ相談すべきですか?

腹ばいを嫌がることに加えて、いつも同じ方向しか向けない、片方の腕をほとんど使わない、身体が極端に硬いまたは柔らかい、月齢が進んでも頭や腕で支える変化がみられない、以前できていた動きを失った、哺乳や体重増加に心配がある場合は相談の目安です。顔色不良、呼吸の異常、けいれんのような動き、反応低下、急な片側の動かしにくさは医療を優先してください。
11
Assessment & Support

評価では、「嫌がる」を観察できる条件へ分けます。

専門的な評価は、腹ばいができるかできないかを判定するだけではありません。どの角度なら落ち着けるか、肘と胸で支えられるか、左右差があるか、感覚や疲労で反応が変わるか、授乳や抱っこなど生活場面とつながっているかを整理します。必要に応じて、小児科や健診で確認してほしい情報も共有します。

What Assessment Can Clarify
評価でわかるのは、病名ではなく「動きやすくなる条件」です。

1. 肘・胸・骨盤のどこで支えが抜けやすいか

2. 左右差、目線、感覚、疲労、授乳の影響があるか

3. 家庭で無理なく続けられる姿勢と遊びの入口はどこか

腹ばいだけで診断を行うことはできません。検査・診断・投薬などの医学的判断は主治医が担います。医療・健診で安全を確認したうえで、私たちは姿勢・運動・生活の側から併走します。発達や反応は成長とともに変化し、効果や経過には個人差があります。

まず医療・健診、その後に動きの整理を。

緊急性はないと言われたものの、床遊びが広がらない、左右差が気になる、家庭での支え方を確認したい場合は、小児リハビリの評価で条件を整理できます。

STROKE LABの小児リハビリについて見る →

Message & Clinical Backbone
不安を、
観察できる情報へ。
STROKE LAB代表 金子唯史

[写真:STROKE LAB代表 金子唯史]

うつ伏せにすると泣く姿を見ると、「練習が足りないのでは」「発達を遅らせてしまうのでは」と焦ることがあります。しかし、赤ちゃんの運動発達は、長く我慢させることで育つものではありません。

私たちが大切にするのは、できない時間を測ることではなく、できる条件を見つけることです。胸の上なら落ち着く、肘を少し前へ置くと顔が上がる、骨盤を支えると呼吸がゆっくりになる。小さな条件差から、今育とうとしている姿勢を読み取ります。

まず医療・健診で安全を確かめ、そのうえで腹ばい、抱っこ、床遊び、左右差を整理したい方に、生活と動きの側から併走します。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史
書籍『脳の機能解剖とリハビリテーション』の表紙
Book
脳の機能解剖とリハビリテーション
医学書院/2024年/408頁|脳の領域別からリハビリテーション方法を提案する専門書

脳の領域別の働きから、臨床で行うリハビリテーション方法を提案する専門書です。姿勢・感覚・運動を切り離さず、動作の連鎖として見る視点は、乳児の腹ばい姿勢を考えるうえでも土台になります。

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References

本記事は一般的な情報提供を目的とし、診断・治療の代替ではありません。お子さんの状態や安全についての判断は、かかりつけの小児科医、乳幼児健診、主治医へご相談ください(最終確認日:2026年7月21日)。

  1. Hewitt L, et al. Tummy Time and Infant Health Outcomes: A Systematic Review. Pediatrics. 2020;145(6):e20192168.
  2. Moon RY, et al. Evidence Base for 2022 Updated Recommendations for a Safe Infant Sleeping Environment to Reduce the Risk of Sleep-Related Infant Deaths. Pediatrics. 2022;150(1):e2022057991.
  3. American Academy of Pediatrics, HealthyChildren.org. Back to Sleep, Tummy to Play. Updated 2023.
  4. National Institute of Child Health and Human Development. Safe to Sleep: Tummy Time for a Healthy Baby.
  5. World Health Organization. Guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age. 2019.
  6. Centers for Disease Control and Prevention. Developmental Milestones: 2 Months, 4 Months, 6 Months. Updated 2026.
  7. 金子唯史.脳の機能解剖とリハビリテーション.医学書院,2024,408頁。

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