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Vol.423.ミラー療法は実施方法で効果に差は出る?運動or課題ベースのミラー療法の効果の差

 

 

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カテゴリー

 

脳科学

 

タイトル

●ミラー療法は実施方法で効果に差は出る?運動or課題ベースのミラー療法の効果の差

 

●原著はComparison Between Movement-Based and Task-Based Mirror Therapies on Improving Upper Limb Functions in Patients With Stroke: A Pilot Randomized Controlled Trialこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●片麻痺患者に関わる事が多く、有効な手法を考え実践する為に、様々な治療法を学びヒントを得ようと学習の一助として本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●研究目的は、脳卒中患者の上肢機能の改善に対する運動ベースのミラー療法(MMT)と課題ベースのミラー療法(TMT)の効果を比較することであった。

 

方法

 

●軽度から中等度の上肢運動機能障害を伴う合計34人の亜急性脳卒中患者が参加した。参加者は、MMT、TMTおよび従来の治療(CT)の3つの群のいずれかにランダムに割り当てられた。

 

●MMT群は、動きに基づくミラー療法を約30分/日、5日/週、4週間受け、TMT群は、同様の頻度でTMTを受けました。 CT群は従来のリハビリのみを受けました。MMTとTMT群は、ミラー療法に加えCTを受けました。

 

●運動ベースのミラー療法(MMT)は、体の中央に置かれた鏡によって生成されたMVFを見るときに、非麻痺手で手関節撓尺屈、または指の屈曲伸展他いくつかの単純な運動を30分間練習します。課題指向型訓練はその後の1時間でCT群と同様に実施した。

 

●課題ベースのミラー療法(TMT)は、MVFを見ながら、ペグを穴に入れたり、カードを裏返したり、ブロックを積み重ねる他いくつかの非麻痺手で特定の運動課題を実行し、他と同様に1時間の課題指向型訓練を実施した。

 

 

●評価は、ベースライン時と介入直後に実施された。アウトカムは運動機能はFMA-UE、WMFT、および握力を使用して測定された。上肢痙縮はMASを使用して測定された。修正バーセルインデックス(MBI)を使用して日常生活活動が測定された。

 

 

結果

 

 

●結果、FMA-UEは、群ごとの有意な相互作用効果が認められた。MMTが他の2つの治療法よりもわずかに有意なレベルで、FMA-UEの改善により良い効果をもたらしたことを示しました。 WMFT、握力、MAS、およびmodified Barthel indexでは、有意な相互作用効果は認められませんでした。

 

●MMTとTMTはどちらも、脳卒中による軽度から中程度の片麻痺患者の上肢機能の改善に効果的です。それにもかかわらず、片麻痺上肢障害の改善において、MMTはTMTよりも優れているようです。

 

●亜急性期脳卒中患者の間で、FMA-UEによって示されるように、片麻痺の上肢運動障害の改善に関してMMTがTMTよりも優れているように思われることを示唆しました。 FMA-UEのMCIDを超えた参加者の割合は、TMT(45.5%)およびCT(36.3%)グループよりもMMTグループ(83.3%)のほうが多かった。ただし、上肢の運動機能のパフォーマンス、握力、ADL、および上肢の痙縮は、すべてのグループで同じような割合の変化量であった。

 

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●運動錯覚は、出来る限り非麻痺側に多くの感覚を入れない方が良いと思われる。非麻痺側で実施しているという事は、ミラーセラピーを受けた患者からお話を聞いても分かるとのこと。物品操作など完遂する為には非麻痺側に意識を集中させる必要が出てくると思われる。そのように非麻痺側の感覚入力が増える程、麻痺側の錯覚感も弱まると思われる。個人的な意見として、関節の運動幅も大きすぎると麻痺側にとっては過剰運動となりマイナス効果と思われる。

 

 

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