【2026年版】6分間歩行テスト (6MWT)とは?エビデンスから評価・実践方法まで解説!
急性期から回復期・生活期まで幅広く使われる6分間歩行テスト(6 Minute Walk Test:6MWT)について、目的・実施手順・採点・正常値・疾患別カットオフ・他の歩行評価との使い分けまで徹底解説します。「脳卒中患者でも安全に実施できる?」「400mは良好?悪い?」「12MWT・2MWTとどう使い分ける?」「リハビリ目標にどう活用する?」――これ一記事で完全理解できます。
6分間歩行テスト(6 Minute Walk Test:6MWT)は、患者が6分間でどれだけの距離を歩けるかを測定する機能的歩行評価です。1982年にButland らが McGavin(1976)の12分間歩行テストを短縮した形で提案し、脳卒中・パーキンソン病・心肺疾患などの患者にも安全に実施できる形として定着しました。特別な機器は不要で、少なくとも30mの直線廊下があれば1人のセラピストで実施可能。日常生活レベルの運動耐容能を直接反映し、2002年の米国胸部学会(ATS)ガイドラインで国際標準化されて以来、急性期・回復期・外来リハビリの縦断的評価指標として世界的に使用されています。
- 正式名称:6 Minute Walk Test(6分間歩行テスト)。歩いた距離(6MWD:6 Minute Walk Distance)を指標とする
- 開発経緯:McGavin ら(1976)の12分間歩行テスト→ Butland ら(1982)が6分間・2分間版を初めて提案→ ATS(2002)がガイドラインとして国際標準化
- 測定内容:6分間の最大歩行距離(m)。バランス・動作の質・歩行パターンは直接評価しない
- 実施環境:少なくとも30mの静かな屋内直線廊下(ATS推奨)。3mごとにカラーテープでマーク。折り返しはコーン
- 所要時間:事前安静10分+テスト6分+後評価 = 合計約20〜25分
- 健常者正常値(60〜69歳):男性 約530〜560m / 女性 約490〜520m(Enright & Sherrill 1998 の予測式より算出)
- 脳卒中後の機能分類目安:<150m = 屋外歩行困難 / 150〜249m = 限定的屋外 / 250〜400m = 社会的歩行 / >400m = 地域歩行可能(Perry et al. 1995 / Fulk et al. 2008)
- MCID(最小臨床重要差):脳卒中:約54m(Pohl et al. 2002 / Perera et al. 2006 ほか)/ COPD:約26〜54m / 心不全:約43〜50m
- 信頼性:試験再試験 ICC 0.95〜0.99(脳卒中患者:Liu et al. 2008 系統的レビュー)。最も信頼性の高い歩行評価の一つ
- 中断・停止時のルール:患者が休憩してもタイマーは止めない。休憩時間・回数を記録する
- 励ましの言葉:各1分経過時に決められた言葉のみ。強い励まし・会話は距離を増加させバイアスとなる(Guyatt et al. 1984)
- 即時中止基準:胸痛・SpO₂ <85%・重篤なめまい・失調悪化・顔面蒼白・患者本人の強い訴え
- 必要機器:ストップウォッチ・カラーテープ・コーン・椅子・Borgスケール・(推奨)パルスオキシメーター
6MWT(6分間歩行テスト)とは ― 開発背景・目的・適応疾患
6MWT(6 Minute Walk Test)は、患者が自己選択したペースで6分間歩いた距離(6MWD)を測定する機能的歩行テストです。最大酸素摂取量(VO₂max)を直接測定する運動負荷試験とは異なり、特別な呼気ガス分析装置は不要。臨床現場で誰でも安全に実施できることが最大の特徴です。
🔬 開発の歴史 ― McGavin(1976) → Butland(1982) → ATS(2002)
1968年:Cooper が健康な軍人を対象に「12分間走テスト」を開発。VO₂maxの推定を目的とした体力評価法として普及。
1976年:McGavin ら が12分間歩行テスト(12MWT)を慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に適用。最大能力ではなく機能的歩行能力を評価する概念を確立。
1982年:Butland ら が患者への負担を軽減するため、6分間・2分間版の歩行テストを初めて提案・検証。6MWTと12MWTの相関が高いこと(r=0.95)を示し、6MWTが実用的な代替評価として認められた。
2002年:米国胸部学会(ATS)が「Six-Minute Walk Test ガイドライン」を発表。廊下の長さ・励ましの言葉・中止基準・記録方法を世界標準として規定し、現在の6MWTの実施プロトコルの基盤となった。
💡 6MWTの主な使用場面と役割
① 機能的運動耐容能のベースライン評価:入院時・リハビリ開始時の歩行能力を数値化。主治医・看護師・療法士が同じ指標で情報を共有できる共通言語になります。
② リハビリ介入効果の測定:介入前後の6MWD を比較して治療の客観的効果を実証。MCID(最小臨床重要差)と比較することで「有意な改善があったか」を判断します。
③ 地域復帰・転帰予測:6MWD は歩行自立度・在宅復帰の可能性・地域活動参加度と相関。<150m以下は屋外歩行困難、>400mは地域歩行自立の目安とされています(Perry et al. 1995)。
④ 心肺機能の代理指標:VO₂peakとの相関(r=0.73〜0.88)が確認されており(Eng et al. 2004)、心不全・COPDでは予後予測にも活用されます。慢性心不全では 6MWD <300mが入院リスクの上昇と関連します(Bittner et al. 1993)。
⑤ 多職種間コミュニケーション:シンプルな数値(歩行距離)を「生活の場面」に換算することで、患者・家族への説明や多職種カンファレンスでの目標共有に役立ちます。
6MWTの適応疾患と注意点
| 疾患・病態 | 6MWTの特徴・使用状況 | 推奨度・精度 |
|---|---|---|
| 虚血性脳卒中・脳出血(回復期以降) | 機能的歩行能力・地域生活参加の予測に有用。MCID 約54m。バランス評価は別途必要 | ✅ 推奨度高い |
| パーキンソン病 | 疾患重症度(Hoehn-Yahr分類)・転帰と相関。転倒リスクとの並行評価が必要 | ✅ 有用 |
| COPD(慢性閉塞性肺疾患) | 肺疾患での最も使われる歩行テスト。予後予測力が強い(<350mで予後不良)。MCID 26〜54m | ✅ 標準評価 |
| 慢性心不全 | 6MWD は死亡・入院の独立予測因子(Bittner et al. 1993)。MCID 43〜50m | ✅ 予後予測に強い |
| 肺動脈性肺高血圧症 | WHO機能分類との相関あり。治療効果の重要エンドポイント。MCID 約33〜41m | ✅ 臨床試験で標準 |
| 急性期脳卒中(発症直後〜2週) | 安静度・体力の問題で6分間の完遂が困難なことが多い。2MWT・10MWT・FACを先行させる | ⚠️ 慎重に適用 |
| 高齢者・サルコペニア | 転倒リスクと並行して評価。評価者の常時監視が必要 | ✅ 有用(監視必須) |
| 認知症(中等度以上) | 指示理解が不十分で信頼性低下。FAC・TUGの方が適切なことが多い | ⚠️ 指示理解を確認 |
6MWT歩行距離の基準値・正常値・疾患別カットオフ
健常者の年齢別正常値(Enright & Sherrill 1998 予測式より算出)
| 年齢(歳) | 男性 平均値 | 男性 正常下限(-1SD) | 女性 平均値 | 女性 正常下限(-1SD) |
|---|---|---|---|---|
| 40〜49歳 | 約580m | 約480m | 約540m | 約440m |
| 50〜59歳 | 約560m | 約460m | 約515m | 約415m |
| 60〜69歳 | 約535m | 約435m | 約490m | 約390m |
| 70〜79歳 | 約500m | 約395m | 約455m | 約350m |
| 80〜89歳 | 約420m | 約310m | 約380m | 約280m |
※ Enright & Sherrill(1998)の予測式を身長170cm(男性)・158cm(女性)・体重70kg(男性)・56kg(女性)で試算した概算値。施設ごとの規範値収集が推奨されます(ATS 2002)。年齢・身長・体重が異なれば値は変動します。
⚠️ よくある誤解:「Enright 2003」と「Enright & Sherrill 1998」は別論文
予測式の出典は Enright PL, Sherrill DL. Am J Respir Crit Care Med. 1998 です。同じ著者による2003年の Respir Care 論文は6MWTの解説論文であり予測式の原出典ではありません。計算式を引用する際は「1998年」の原著論文を参照してください。
脳卒中後の歩行距離カテゴリー(Perry et al. 1995 / Fulk et al. 2008 より)
要介助
屋外歩行
歩行可能
自立
※ Perry et al. 1995(Gait Analysis)の機能的歩行分類を基に6MWT距離に換算した目安(Fulk et al. 2008)。
⚠️ 「Dean et al. 2001」の正確な使い方
Dean et al.(2001, Clin Rehabil)は「10m歩行テストは歩行速度を過大評価する」という方法論的な論文であり、6MWTの距離カテゴリーを定義した論文ではありません。脳卒中後の6MWT距離による機能的分類としてより適切な引用は Perry et al. 1995(歩行速度と地域歩行の関係)を 6MWT に応用した Fulk et al. 2008(Top Stroke Rehabil) です。
生活場面との距離換算 ― 患者・家族への説明に活用
※ 一般的な生活距離の目安。実際の必要距離は居住環境・移動手段によって異なります。
📊 疾患別の6MWT解釈の目安(主要ガイドライン・文献より)
| 疾患 | 要注意ライン | 機能的自立の目安 | MCID(最小臨床重要差) | 主要出典 |
|---|---|---|---|---|
| 脳卒中(回復期〜慢性期) | <150m(屋外歩行困難) | >400m | 約54m | Pohl et al. 2002; Perera et al. 2006 |
| COPD | <350m(予後不良リスク) | — | 26〜54m | Redelmeier et al. 1997; Holland et al. 2010 |
| 慢性心不全 | <300m(入院リスク高) | >450m | 43〜50m | Bittner et al. 1993; Cahalin et al. 1996 |
| パーキンソン病 | <200m(H-Y 3〜4度) | >300m | 約82m | Rodrigues-de-Paula et al. 2011 |
| 肺動脈性肺高血圧症 | <380m(WHO FC III相当) | — | 約33〜41m | 各ランダム化試験のエンドポイントより |
⚠️ 6MWT距離を解釈する際の4つの注意点
① バランス・転倒リスクを評価しない:距離が改善しても転倒リスクが残存することがあります。TUG(Timed Up and Go)・BBS(Berg Balance Scale)と組み合わせることが必須です。
② 廊下の長さを統一する:廊下が短いほど折り返し回数が増え距離が短く出る傾向があります(Sciurba et al. 2003)。同一患者の縦断的比較では必ず同じ廊下環境で実施してください。
③学習効果(Practice Effect)を考慮する:初回6MWT後、2回目は平均20〜30m距離が増加します(Liu et al. 2008)。初回測定値を他施設の値と単純比較する際はこのバイアスを考慮してください。
④ 既往疾患・補助具が結果に影響する:整形外科的問題(関節炎・痛み)・心肺合併症・使用補助具の種類は6MWDに直接影響します。評価結果の解釈には病歴・補助具情報を必ず参照してください。
6MWTの実施手順完全解説 ― 準備から記録まで
🔑 6MWT実施の5大原則(ATS Guidelines 2002 準拠)
① 標準化された廊下環境:少なくとも30mの静かな屋内直線廊下(混雑した廊下・外部環境は不可)。
② テスト前10分間の安静:患者を廊下付近の椅子に座らせ、ベースライン測定(HR・SpO₂・Borg)を行う。
③ 標準化された励ましの言葉のみを使用:評価者は各1分経過時に決められたセリフを均一なトーンで伝える。追加の会話・強い激励は禁止(距離を過大にするバイアスとなる)。
④ タイマーは止めない:患者が休憩してもタイマーは継続。休憩回数・時間を記録する。
⑤ 即時中止基準を把握・共有する:チーム全員で中止基準を確認し、緊急対応の準備をした上で実施する。
必要機器
※ 高リスク患者(不安定狭心症の既往・重篤な心肺疾患等)では:血圧計・酸素ボンベ・AED(自動体外式除細動器)・緊急連絡手段の準備が推奨されます。
コース設定(ATS 2002 準拠)
廊下の準備
少なくとも30mの静かな屋内直線廊下を使用します。廊下の両端(0mと30m地点)にコーンを置き、コーンの外側を回るよう指示します。3mごとにカラーテープまたはチョークでマーキングし、周回距離(60m = 1往復)を正確に管理できるようにします。「廊下が混雑している時間帯を避ける」「患者が歩いていない時に他の人が横切らない環境を確保する」が重要です。
テスト前10分間の安静
テスト開始前に患者を廊下付近の椅子に10分間座らせます。この間に評価用紙の患者情報欄(氏名・年齢・身長・体重・使用補助具の種類・服用薬の用量と時刻)を記入します。安静時の心拍数・SpO₂・呼吸困難感(Borgスケール)・全体的疲労感(Borgスケール)を測定・記録します。
テスト直前2時間以内に激しい運動をしていないか確認してください。
標準化された指示文の読み上げ
「このテストの目的は、6分間でできるだけ遠くまで歩くことです。この廊下を往復していただきます。6分間は少し長く感じるかもしれません。息切れや疲れを感じたら速度を落としてください。必要であれば立ち止まって壁によりかかって休んでも構いません。ただしできるだけ早く歩行を再開してください。コーンの周りを回って戻ってきてください。準備ができたらご自身のペースで始めてください。」
評価者が1往復デモンストレーションをして患者が理解しているか確認します。質問には簡潔に答え、追加の励まし・会話は行いません。
テスト中:1分ごとの励ましの言葉タイムライン
患者が途中で休憩することは許可されています(ATSガイドライン)。休憩中もタイマーは止めず、休憩した回数と合計時間を記録します。「休憩なしで歩き続けることが必須」という誤解は患者に不必要な負担をかける可能性があります。
⚠️ 即時中止基準(必ず全員で共有すること)
以下のいずれかが出現した場合は即座にテストを中止し、患者を安全な椅子に誘導してください:
・胸痛・狭心症症状 ・重篤な呼吸困難(Borg ≥ 8 または主観的に苦しい) ・SpO₂ < 85%(または安静時から4%以上の急激な低下)
・ふらつき・失調の悪化・転倒の危険 ・顔面蒼白・多量の冷汗・チアノーゼ ・下肢の強い痙攣・足関節の強い疼痛 ・患者自身が継続不能と明確に訴えた場合
心疾患リスクが高い患者(不安定狭心症・NYHA IV度の心不全など)は原則として医師の処方・立会い確認のもとで実施してください。
テスト後の評価手順
終了直後の測定(1〜2分以内に完了)
終了直後の心拍数・SpO₂を測定し記録します。「今の息切れはどのくらいですか?Borgスケールで教えてください」「全体的な疲れはどのくらいですか?」と聴取します。回復経過として2分後・5分後のSpO₂ を追加記録すると回復速度を評価できます。
距離の計算
総歩行距離 = 完了した周回数 × 60m + 最終の端数距離(コーンからマーカーまでの距離)。端数距離は3mごとのマーキングテープを目安に概算します。
制限因子の聴取と記録
「今日、もっと遠くまで歩くのを妨げたものは何ですか?」と開放型質問をします。「足が重くなった」「息苦しかった」「膝が痛くなった」など、主観的な制限因子を記録することで次回のリハビリ計画・装具処方・疼痛管理に活かします。嚥下障害がなければ水分補給を提供します。
6MWT評価用紙の見方と採点・予測値の計算
| 【基本情報】 | |
| 患者名 / 患者ID | / |
| 評価日 / 試行番号 | 年 月 日 / 第 回 |
| 担当者ID | |
| 年齢・性別 | 歳 □男 □女 |
| 身長・体重 | cm kg |
| 使用補助具 | □なし □杖( )□歩行器( )□AFO □その他: |
| 血圧(安静時) | / mmHg |
| テスト前服用薬 | 薬品名・用量・服用時刻: |
| 【テスト前ベースライン(安静10分後)】 | |
| 心拍数 | 拍/分 |
| SpO₂ | % |
| 呼吸困難感(Borg 0〜10) | |
| 全体的疲労感(Borg 0〜10) | |
| 【テスト中の記録】 | |
| 酸素補給 | □なし □あり( L/分・経鼻カニューラ) |
| 休憩の有無・回数・時間 | □なし □あり( 回・合計 秒) |
| 中止の有無・理由 | □なし □あり(理由: ) |
| 症状(終了時) | 胸痛□ 下肢痛□ めまい□ 呼吸困難□ その他□ |
| 【テスト終了直後の記録】 | |
| 心拍数(終了直後) | 拍/分 |
| SpO₂(終了直後) | % |
| 呼吸困難感(Borg 0〜10) | |
| 全体的疲労感(Borg 0〜10) | |
| 主観的制限因子 | 「もっと遠くまで歩けなかった理由は?」 |
| 【距離計算】 | |
| 完了周回数(× 60m) | 周 = m |
| 最終端数距離 | m |
| 6分間歩行距離(6MWD) | m |
| 予測距離(計算式より) | m(実測/予測 = %) |
| 【解釈・コメント】 | |
| 前回との比較 | 前回 m → 今回 m(差:± m) |
| 担当者コメント | |
予測距離の計算式(Enright & Sherrill 1998)
📐 Enright & Sherrill(1998)の予測式
女性:6MWD(予測m) = (2.11 × 身長cm) − (2.29 × 体重kg) − (5.78 × 年齢歳) + 667
【計算例】68歳男性・身長170cm・体重68kgの場合:
= (7.57×170) − (5.02×68) − (1.76×68) − 309 = 1286.9 − 341.4 − 119.7 − 309 ≒ 517m
実測値が400mであれば:400 ÷ 517 × 100 ≒ 77%(予測値の77%。正常下限の概ね80%をやや下回る水準)
⚠️ この予測式は40〜80歳の地域在住健常者から導出されたもので、脳卒中等疾患患者への直接適用には限界があります。同一施設での規範値収集が理想的です。
Borgスケール(主観的運動強度:RPE)の見方
| スコア | 感覚の表現 | 評価者の解釈 |
|---|---|---|
| 0 | 何も感じない | 安静時相当。テスト後0点なら過小努力の可能性 |
| 1〜2 | 非常に軽い〜軽い | 十分な余力あり。速度を上げられた可能性 |
| 3〜4 | 中程度〜やや強い | 適切な努力強度。生理的反応と整合 |
| 5〜6 | 強い〜かなり強い | 高い努力。制限因子を詳しく聴取 |
| 7〜9 | 非常に強い〜ほぼ最大 | 最大近く。翌日以降の疲労感を確認 |
| 10 | 最大限(これ以上無理) | 要注意。次回は低強度での準備運動を追加 |
6MWTと他の歩行テストの比較 ― 使い分けの実際
| 比較項目 | 6MWT | 2MWT | 10m歩行テスト(10MWT) | TUG(Timed Up & Go) | FAC(機能的歩行分類) |
|---|---|---|---|---|---|
| 測定内容 | 6分間の最大歩行距離 | 2分間の最大歩行距離 | 10m歩行の時間・歩数→速度計算 | 立ち上がり〜3m歩行〜着席の時間 | 0〜5の6段階の歩行自立度 |
| 所要時間 | 20〜25分(安静含む) | 10〜15分 | 5〜10分 | 5分 | 1〜2分 |
| 評価対象 | 運動耐容能・持久力 | 運動耐容能(短縮版) | 歩行速度・歩行効率 | 移動能力・動的バランス | 介助必要度・歩行自立度 |
| バランス評価 | ❌ なし | ❌ なし | △ 限定的 | ✅ 動的バランス | ✅ 間接的 |
| 脳卒中への適性 | ✅ 回復期〜慢性期に最適 | ✅ 体力低下例・急性期後 | ✅ 歩行速度測定の標準 | ✅ 転倒リスク評価 | ✅ 急性期〜全フェーズ |
| MCID(脳卒中) | 約54m | 約12m(参考値) | 0.05〜0.14m/s | 約2.5秒 | 1段階改善 |
| 必要スペース | 最低30m廊下 | 最低20m廊下 | 14〜16m(加速・減速含む) | 3〜5m | 平坦な歩行路 |
| 特記事項 | 6MWTと2MWTの相関は r=0.95(Butland 1982)と高い | 高齢者・長期療養施設に特に有用(Connelly 2009) | 快適速度・最大速度の2条件で実施 | <12秒で転倒リスク高(Shumway-Cook 2000) | 主観的評価で訓練不要 |
「疾患フェーズ × 評価目的」で選ぶ歩行テスト
急性期(発症直後〜2週):安静度・体力を考慮して FAC(歩行自立度)・10MWT(歩行速度)・TUG(移動能力) から始める。体力消耗を最小限にしながら情報収集。
回復期(発症1〜6か月):運動耐容能・地域歩行能力の評価には 6MWT が最適。バランスが不安定な場合は BBS・TUG を並行して実施。
体力が著しく低下(Borg 5以上で早期疲弊):2MWT を使用。6MWTとの相関は r=0.95(Butland 1982)・r=0.98(Connelly 2009)と非常に高く、代替指標として十分。
COPD・心不全患者:6MWT が国際標準。SpO₂モニタリングを必須とし、中止基準を事前に医師と確認する。
転倒リスクの評価:6MWT では評価不可。TUG・BBS・FRT(Functional Reach Test) を必ず組み合わせる。
6MWTのエビデンス ― 信頼性・妥当性・MCID
試験再試験信頼性 ICC 0.95〜0.99 ― 歩行評価の中でも最高水準
Liu et al.(2008, Arch Phys Med Rehabil)の系統的レビューでは、亜急性期〜慢性期脳卒中患者における6MWTの試験再試験信頼性は ICC 0.95〜0.99 と報告されています。ただし初回と2回目では平均20〜30mの学習効果による増加が観察されています(Liu et al. 2008)。縦断的比較では同一廊下・同一時間帯・同一評価者による実施が信頼性確保の前提です。
歩行速度・バランス・VO₂peak と強い相関 ― 機能的妥当性が確立
Eng et al.(2004, Arch Phys Med Rehabil)は脳卒中患者における6MWDと歩行速度(r=0.82)・BBS バランス(r=0.72)・Fugl-Meyer下肢スコア(r=0.70)の強い相関を示しました。また VO₂peak との相関(r=0.73〜0.88)も確認されており、運動耐容能の代理指標としての生理学的妥当性も高い(Eng et al. 2004)。心不全での予後予測力については Bittner et al.(1993, JAMA)が 6MWD <300m の患者で1年死亡率・入院率が有意に高いことを報告しています。
脳卒中:約54m ― 「臨床的に意味のある改善」の目安
脳卒中後の6MWT における MCID は複数の研究で検討されており、Pohl et al.(2002)が54.1m、Perera et al.(2006)が約50〜80m と算出しています。現在、臨床的には「50〜55m 程度の改善が患者にとって意味のある変化」として広く用いられています。なお COPD(26〜54m:Redelmeier et al. 1997)・心不全(43〜50m:各研究)でも概ね「約50m前後」が共通の目安です。
専門家向け:6MWTの方法論的限界と解釈上の詳細な注意点
廊下の長さによる系統的バイアス:廊下が短いほど折り返し回数が増え、歩行距離がやや短くなる傾向があります(Sciurba FC, Slivka WA, 1998)。例えば20m廊下と30m廊下では同一患者でも5〜10%程度の差が生じうるという報告があります。施設内での規範値(normative data)の収集と、同一廊下環境での縦断的比較が信頼性確保の前提となります。
励ましの言葉のバイアス:Guyatt ら(1984, Thorax)の研究で、励ましの言葉の有無・内容によって6MWT距離が有意に変化することが示されています。ATSガイドラインでの「標準化された励ましの言葉のみ・均一なトーンで」という規定はこのバイアスを制御するためのものです。臨床現場では担当者が変わるたびに声かけの内容・強度が変わる可能性があり、複数の評価者が交代して担当する施設では特に注意が必要です。
バランス・動作の質を評価しない:6MWT は「どれだけ遠くまで歩けたか」のみを評価します。歩行の質・対称性・スウェイ(側方動揺)・疲労に伴う代償動作・転倒リスクは評価されません。脳卒中後のように神経学的障害が残存する患者では、6MWD が改善しても転倒リスクが残存または増大することがあります。BBS・TUG・Dynamic Gait Index などとの組み合わせが必須です。
認知機能・コミュニケーション障害がある患者:指示の理解が困難な患者(重度失語・認知症中等度以上)では、テストの標準化が困難になり信頼性が低下します。このような患者には FAC(Functional Ambulation Classification)・10MWT(観察式)など指示理解の要求度が低い評価を優先し、6MWT は補助的に使用するか省略することを検討してください。
統計的取り扱い:6MWD は連続変数として扱えますが、分布が正規分布から外れることがあります(特に重症群)。グループ比較には平均値(SD)と中央値(IQR)の両方を報告し、Wilcoxon 検定の使用も検討してください。縦断的比較では対応のある t 検定または Wilcoxon 符号付き順位検定を使用します。
臨床ケーススタディ ― 6MWTを活用したリハビリ計画
📋 症例:石川さん(68歳・男性)右中大脳動脈梗塞 発症3週間後
急性期病院でt-PA静脈内投与・保存的治療を経て回復期リハビリテーション病院に転棟。左片麻痺(Brunnstrom stage 下肢IV)・左軽度表在感覚障害あり。歩行は短下肢装具(AFO)+T字杖使用・見守りレベル。NIHSS入院時13点→転棟時5点。今回、運動耐容能評価と退院目標設定のため6MWTを実施。
| 評価項目 | 測定値 | 解釈・臨床的意味 |
|---|---|---|
| 6分間歩行距離(6MWD) | 220m | Fulk et al. 2008 分類:「社会的歩行」カテゴリー下限。改善の余地が大きい |
| 予測値(Enright & Sherrill 1998式) 68歳男性・170cm・68kgで計算 |
約517m | 実測値は予測値の約43%。明らかな運動耐容能の低下 |
| 休憩回数・合計時間 | 1回・約20秒 | 持久力の低下あり。ペース配分の訓練が必要 |
| Borg(呼吸困難)終了時 | 4(やや強い) | 呼吸器系には比較的余裕あり。下肢疲労が主な制限因子 |
| Borg(全体疲労)終了時 | 5(強い) | 下肢筋持久力・神経筋制御の低下が示唆される |
| SpO₂変化 | 97% → 94% | 3%の低下。許容範囲内(中止基準 <85%)。心肺疾患の合併なし |
| 主観的制限因子 | 「左足が重くなった」 | 麻痺側下肢の神経筋疲労・歩行筋持久力の低下。AFO適合確認も必要 |
臨床的解釈と多職種介入計画:
① 目標設定:6MWD 220m → 4週後に280m以上(MCID 約54m を超える改善目標)。退院時に400m以上(地域歩行自立の目安)を最終目標に設定。mRS・FIM・BBSと合わせて主治医・看護師・OT・STとカンファレンスで共有する。
② PT介入:下肢筋持久力強化(エルゴメーター歩行・傾斜歩行訓練・インターバル歩行訓練)・ペース配分の指導・左下肢神経筋機能の強化・AFO適合の再確認(底屈制動の強さと推進力のバランス)。
③ OT介入:上肢機能・ADL動作との連携。外出時の動作訓練・公共交通機関の模擬練習。
④ 家族への説明:「現在220mの距離を6分間で歩けます。400mを超えると近所のスーパーに一人で行ける距離です。4週間後のテストを一緒に目標にしましょう」と具体的数値で共有。
⑤ 4週後の再評価:同廊下・同時間帯・同評価者で6MWT再施行。改善量54m以上であれば「有意な効果あり」として方針継続。改善が不十分な場合は制限因子(歩行速度・バランス・疼痛・装具)を再評価し介入戦略を修正する。
よくある質問(FAQ) ― 6MWT評価について
杖・歩行器・AFOを使用したまま6MWTを実施していいですか?
重要なのは使用した補助具の種類・モデルを必ず評価用紙に詳細記録することです。「前回:T字杖使用→今回:AFOなし」という変化があれば、距離の増加が補助具の変更によるものか、純粋な機能改善によるものかを区別して解釈する必要があります。縦断的比較では補助具の条件を統一することが原則です。
6MWTは何メートルの廊下があれば実施できますか?
20m廊下でも実施可能ですが、折り返し回数が増えるため距離がやや短く出る傾向があります(Sciurba 1998)。施設内で廊下の長さを統一できない場合は、廊下の長さを評価記録に必ず記載し、他施設・過去データとの単純比較を避けてください。
最低でも20m以上の直線廊下がない場合は信頼性が著しく低下します。その場合は2MWT(20m廊下で実施可能)への切り替えを検討してください。
「400m」という結果は良いですか?悪いですか?
① 予測値との比較:68歳男性(170cm・70kg)の予測値は約517m。400mは予測値の約77%で「正常下限(80%)をやや下回る水準」です。
② 疾患別カットオフとの比較:脳卒中回復期の400mは「地域歩行自立の目安(Fulk et al. 2008)」に相当し、臨床的に十分な機能です。COPD患者の400mは予後的に比較的安定した水準(>350m)に属します。
③ 前回値との変化量:前回300mで今回400mなら、差は100m(MCID 54mを超える改善)=「臨床的に有意な改善」と解釈します。前回390mで今回400mなら差は10m=「MCID未満・有意な変化なし」と判断します。
「400mは良いか悪いか」という問いへの答えは、この3つの観点を合わせて初めて意味を持ちます。
急性期病棟でも6MWTは実施できますか?
以下の条件を満たせば急性期後半(発症2週前後〜)でも6MWT実施を検討できます:①見守りまたは自立で廊下歩行が可能②安静時 SpO₂ ≥ 92%③安静時 HR 60〜100bpm(β遮断薬服用中の患者は個別判断)④不安定狭心症・重篤な不整脈の既往がない。
実施前には必ず主治医への確認・安静度の確認が必要です。また急性期での6MWTは「完遂できたか・何mだったか」よりも「どのくらいで疲弊するか」を把握することを主目的として活用することが多いです。
2MWTと6MWTはどちらを使えばよいですか?
使い分けの目安:
・体力の低下が著しい(Borg 5以上で2〜3分以内に疲弊する患者)→ 2MWT
・回復期・生活期の運動耐容能・地域復帰評価 → 6MWT(国際標準・エビデンスが豊富)
・COPD・心不全患者(心肺機能の評価が主目的)→ 6MWT(ガイドライン推奨)
2MWTのMCID(脳卒中)は現時点で十分に確立されていません(参考値:約12〜14m)。施設で縦断的に評価する場合は、どちらのテストを継続して使うかを初回に決めておくことが重要です。
6MWT中に患者が途中で止まったら何をすればいいですか?
評価者がすべきこと:
・「大丈夫ですか?」と体調を確認する(中止基準に該当しないか確認)
・「準備ができたらまた歩いてください」と促す(具体的な激励は避ける)
・休憩した回数と時間をメモする
・中止基準(胸痛・SpO₂<85%・顔面蒼白など)に該当する場合はその場で中止し患者を安全な椅子に誘導する
休憩回数・時間は「歩行の持久力」の重要な付加情報です。「1回20秒の休憩で350m」と「3回・合計90秒の休憩で350m」では後者の方が持久性が低いと評価できます。
家族や患者に6MWTの結果をどう説明すればいいですか?
・150m未満:「今は病院の廊下を1〜2往復できる体力です。外出には付き添いが必要な段階です。」
・200m前後:「近所のコンビニくらいまでなら歩ける距離です。少しずつ外の距離を伸ばしていきましょう。」
・350m前後:「バス停や駅まで歩ける距離です。公共交通機関を使った外出の練習を始めましょう。」
・400m以上:「スーパーに一人で買い物に行ける距離です。地域での生活に必要な体力がついてきました。」
・500m以上:「電車の乗り換えや公園の散歩ができる距離です。多くの日常活動が自立できる体力です。」
「前回より〇〇m伸びました」という具体的な改善量の提示が、患者・家族のモチベーション維持に最も効果的です。グラフや折れ線で視覚化すると更に伝わりやすくなります。
参考文献・引用文献
- 1) ATS Committee on Proficiency Standards for Clinical Pulmonary Function Laboratories. ATS statement: guidelines for the six-minute walk test. Am J Respir Crit Care Med. 2002;166(1):111-117. 【6MWT国際標準ガイドライン】
- 2) Butland RJ, Pang J, Gross ER, et al. Two-, six-, and 12-minute walking tests in respiratory disease. BMJ. 1982;284(6329):1607-1608. 【6MWT(2分・6分版)を最初に提案した原著】
- 3) McGavin CR, Gupta SP, McHardy GJ. Twelve-minute walking test for assessing disability in chronic bronchitis. BMJ. 1976;1(6013):822-823. 【12分間歩行テストの原著。6MWTの前身】
- 4) Enright PL, Sherrill DL. Reference equations for the six-minute walk in healthy adults. Am J Respir Crit Care Med. 1998;158(5 Pt 1):1384-1387. 【予測式の原出典(1998年)。2003年論文と混同しないこと】
- 5) Enright PL. The six-minute walk test. Respir Care. 2003;48(8):783-785. 【6MWTの解説レビュー(予測式の原出典ではない)】
- 6) Perry J, Garrett M, Gronley JK, Mulroy SJ. Classification of walking handicap in the stroke population. Stroke. 1995;26(6):982-989. 【脳卒中後の機能的歩行分類の基礎となった文献】
- 7) Fulk GD, Echternach JL, Nof L, O’Sullivan S. Clinometric properties of the six-minute walk test in individuals undergoing rehabilitation poststroke. Physiother Theory Pract. 2008;24(3):195-204. 【脳卒中後の6MWT距離カテゴリーの主要出典(Perryの分類を6MWTに適用)】
- 8) Liu J, Drutz C, Kumar A, et al. Use of the six-minute walk test poststroke: is there a practice effect? Arch Phys Med Rehabil. 2008;89(9):1686-1692. 【信頼性ICC 0.95〜0.99・学習効果の報告】
- 9) Pohl PS, Duncan PW, Perera S, et al. Influence of stroke-related impairments on performance in 6-minute walk test. J Rehabil Res Dev. 2002;39(4):439-444. 【脳卒中後MCID 約54mの主要出典】
- 10) Perera S, Mody SH, Woodman RC, Studenski SA. Meaningful change and responsiveness in common physical performance measures in older adults. J Am Geriatr Soc. 2006;54(5):743-749. 【MCID の多疾患・多指標での算出】
- 11) Eng JJ, Dawson AS, Chu KS. Submaximal exercise in persons with stroke: test-retest reliability and concurrent validity with maximal oxygen consumption. Arch Phys Med Rehabil. 2004;85(1):113-118. 【脳卒中後の6MWDとVO₂peakの相関(r=0.73〜0.88)】
- 12) Bittner V, Weiner DH, Yusuf S, et al. Prediction of mortality and morbidity with a 6-minute walk test in patients with left ventricular dysfunction. JAMA. 1993;270(14):1702-1707. 【心不全での6MWT予後予測力の原著】
- 13) Guyatt GH, Pugsley SO, Sullivan MJ, et al. Effect of encouragement on walking test performance. Thorax. 1984;39(11):818-822. 【励ましの言葉が6MWT距離を増加させることを示した研究】
- 14) Redelmeier DA, Bayoumi AM, Goldstein RS, Guyatt GH. Interpreting small differences in functional status: the Six Minute Walk test in chronic lung disease patients. Am J Respir Crit Care Med. 1997;155(4):1278-1282. 【COPD でのMCID 26〜54m の出典】
- 15) Connelly DM, Thomas BK, Cliffe SJ, et al. Clinical utility of the 2-minute walk test for older adults living in long-term care. Physiother Can. 2009;61(2):78-87. 【2MWTと6MWTの相関 r=0.98】
- 16) Sciurba FC, Slivka WA. Six-minute walk testing. Semin Respir Crit Care Med. 1998;19(4):383-392. 【廊下長さによるバイアスの報告】
- 17) SRAlab Rehabilitation Measures Database. Six Minute Walk Test. sralab.org
リハビリを受けた方の声
入院した時は200mも歩けなかったのに、STROKE LABで毎週6分間歩行テストをやってもらって、「先週より28m伸びました」「今週は295mです」と数字で教えてもらえるのが、すごくやる気に繋がりました。目に見える形でリハビリの成果がわかるのは、続ける力になります。
70代男性・脳梗塞発症後5ヶ月
「400m超えたら近所のスーパーに一人で行けますよ」と言われて、毎回その数字を目標に歩きました。4ヶ月かかりましたが、今は近所のスーパーに一人で行けています。数字の目標があるリハビリはやる気が違います。
60代女性・右視床出血後8ヶ月
退院前に「今で380mです。あと少しで地域歩行の目安の400mに届きますよ」と言ってもらえたことで、退院後も毎日歩く習慣を続けることができました。数字がモチベーションになりました。
70代男性・左中大脳動脈梗塞後6ヶ月
6MWTで「今の歩行能力」を数値化したら、
次は「どう伸ばすか」です。
歩行距離・バランス・運動耐容能を多角的に評価し、あなたに合った最適なリハビリ計画を立てます。
脳卒中後の地域復帰・在宅生活支援はSTROKE LABにご相談ください。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024) パーキンソン病の機能促進:医学書院 (2025)