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Vol.521.【腓骨筋】 傾斜路における歩行時の健常者の筋活動

 

 

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カテゴリー

 

バイオメカニクス

 

タイトル

●【腓骨筋】 傾斜路における歩行時の健常者の筋活動

 

●原著はPeroneal muscle activity during different types of walkingこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●脳卒中患者に限らず腓骨筋力が低下している患者は多い。それは、立位の不安定さ、弱さを補うための下肢位置の代償などを生み、転倒リスクを高める。バランスと腓骨筋の関係をより学ぶべく本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●歩行は平地だけでなく、凹凸面もありバランスを必要とします。バランスの多くは下腿に付着する筋肉で足関節をコントロールし実行されます。 前額面の傾きを変えると本質的なバランス機能は腓骨筋によって実行されます。 腓骨筋の活動を改善する方法の1つは、さまざまな足の配置で歩くことです。

 

●研究目的は、平地・内側または外側に傾斜した床面での歩行が腓骨筋の活性にどのように影響するか調査することでした。

 

方法

 

●16人の健常者が研究に参加し、平地、内側傾斜および外側傾斜路を歩きました。 長腓骨筋、短腓骨筋、前脛骨筋、ヒラメ筋、内側広筋、外側広筋のEMG信号の変化を観察しました。運動学的パラメータ(歩行速度、歩幅、立脚時間、足の姿勢)を観察しました。

 

 

結果・考察

 

●運動学的結果は、被験者は3つのタイプの歩行すべてでほぼ同じ歩行速度でさまざまな歩行戦略に関する指示に従うことができていました。

 

●結果は、内側に傾斜した傾斜路にて、腓骨筋と前脛骨筋および外側腓腹筋の活性化が大幅に増加することを示しました。

 

●Leeらは、傾斜が徐々に増加するにつれて、内外側傾斜路を立ったり歩いたりするときに、25°の傾斜で腓骨筋の最大の活動を確認しました。

 

●恐怖と危険に対する注意は、筋の共活性を通じ腓骨筋EMGの振幅をさらに増加させる可能性があります。傾斜路の歩行で腓骨筋および前脛骨筋の平均EMG振幅が同様に増加することが観察されました。これは、足の安定性を提供する主動作筋-拮抗筋として機能します。

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

 

 

●腓骨筋は外側縦アーチの構成筋の一つである。外側縦アーチは長腓骨筋、短腓骨筋、小趾外転筋で構成されるが、脳卒中患者・OAはじめ外側縦アーチが十分に保持できなくなる方は多く、小趾側荷重が不安定となり、足下の不安定性につながる。代償的に母趾側荷重が強まるケースもある。小指側は療法士・患者共に意識に昇りにくい部分であり、賦活されづらい印象もあるため、意識的に評価介入を試みたいと思う。その手法の一つとして傾斜というキーワードを必要時取り入れていきたい。

 

 

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