vol.196:口の運動は頸部屈筋にどのような影響を与えるのか?  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー – 脳卒中/神経系 自費リハビリ施設 東京 | STROKE LAB
  1. HOME
  2. ブログ
  3. バイメカ
  4. vol.196:口の運動は頸部屈筋にどのような影響を与えるのか?  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー
バイメカ

vol.196:口の運動は頸部屈筋にどのような影響を与えるのか?  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

キャプチャ

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!?上記写真をClick!!?

カテゴリー

バイオメカニクス

タイトル

健常成人の開口における深部頸部屈筋厚の変化

The effects of mouth opening on changes in the thickness of deep cervical flexors in normal adults

?PubMed Ilsub Jun J Phys Ther Sci. 2015 Jan; 27(1): 239–241.

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

・食事の際の咀嚼や開口に対して頸部がどう影響するか知りたかったため、本論文を読みたいと思った。

内 容

背景・目的

・頸部の筋は顎口腔系の筋に影響し、お互いに影響しあう。

・顎関節の障害は頸部の屈筋、伸筋の筋持久力に影響与えると報告もある。しかし、科学的な検証は十分とは言えない。

・本論文では頸部と顎関節の運動学的関係性を深部頸部屈筋の筋厚で比較検討する。

方法

50名の健常成人

・超音波を用い、深部頸部屈筋の筋厚を50%開口位、100%開口位、閉口位の3条件を計測し、さらに開口・閉口位それぞれで等尺性収縮を行わせ、その際の筋厚も計測した。

結果

 

表:実験結果

Ilsub Jun J (2015)より引用

 

100%開口位は50%開口位に比して深部頸部屈筋の筋厚が大きい値を示した。

・開口位での等尺性収縮は100%開口と同様の筋厚を示した。

私見・明日への臨床アイデア

・努力的な開口は頸部屈筋の筋厚値が大きくなった。顎関節運動時の土台として頸部が安定する必要があるのだと解釈した。食事動作を見る際に頸部のアライメント、筋緊張を見ることは必須だが、論文的にも裏付けされたと考えられるだろう。

職種 理学療法士

論文サマリー 一覧はこちら

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

病院内 スタッフ育成サポート

教育写真

スタッフ教育を効率的に進めてみませんか?

ハンドリングや中枢神経系への教育は、STROKE LABへご相談ください。

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

Social Media フォロー↓↓↓
誠心誠意の機能回復サポート
脳卒中・パーキンソン病専門の個別リハビリ施設
病院リハ継続・更なる機能回復を目指します。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
株式会社STROKE LAB
03-6887-5263
ACCESS