【2026年版】腹横筋の起始と停止、作用とは?姿勢や腰痛との関連、触診、エクササイズまで – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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【2026年版】腹横筋の起始と停止、作用とは?姿勢や腰痛との関連、触診、エクササイズまで

Musculoskeletal Anatomy & Core Rehabilitation — Transversus Abdominis (TrA)

腹横筋は、なぜコアの要なのか。

腹横筋(TrA)は最深層の腹筋であり、腰椎安定性の第一線を担います。健常者では随意運動より約30ms前に先行収縮しますが、慢性腰痛患者ではこの先行収縮が著明に遅延します。新人臨床家が「なんとなく体幹訓練」から脱却するための完全ガイドです。

UPDATED2025
READ約15分
FORPT / OT / ST
BYSTROKE LAB

— 動作時における腹横筋の役割・評価・介入ポイントをわかりやすく解説しています。

Feedforward Delay
約30ms 遅延
慢性腰痛患者では随意運動前のTrA先行収縮が健常者より約30ms遅延する(Hodges & Richardson, Spine, 1996)。
Prevalence of Dysfunction
80%以上
慢性腰痛患者の80%以上でTrAの活性化遅延または不十分な活性化が確認されている(Hodges, Spine, 1999)。
Recurrence Reduction
35%低下
TrAを含む体幹安定化訓練により、腰痛再発率が約35%低下したと報告されている(O’Sullivan et al., Spine, 1997)。
Quick Reference
忙しい臨床家のための
腹横筋・要点5項目。
01
腹横筋(TrA)は6層の腹筋の中で最深層に位置し、水平走行する唯一の腹筋。腰椎安定化の第一線を担うコアマッスル。
02
腹腔内圧(IAP)を高め、腰椎を「コルセット」のように締める機能を持つ。多裂筋・骨盤底筋と協調して脊柱安定性を提供する。
03
フィードフォワード制御(先行随伴性姿勢調節:APA)により、四肢運動より先に収縮する。慢性腰痛患者ではこの先行収縮が約30ms遅延する。
04
触診はASISから正中線方向に約5cm・下方2.5cmの位置で実施。収縮時に「弾けるような」筋緊張変化を感じる。
05
ドローイン法(5秒保持×10回×3セット、週3〜5回)が腹横筋の選択的活性化に最も有効なファーストステップ。
01
Clinical Encounter

臨床現場でこう出会う。

Case Vignette
脳卒中発症後2週目。座位バランスが不安定で、「なぜ倒れるのか」が理解できない症例。

60代男性、右片麻痺。BMI 26。リハビリ室での座位練習中、わずかな体重移動で後方へ倒れそうになる。看護師から「コアが弱い」と言われたが、何をどう鍛えるべきか、あなたには答えられますか?

この患者に必要なのは「腹筋運動」ではありません。腹横筋の選択的活性化と段階的な負荷増大こそが、座位安定性回復の鍵です。この記事を読めば、根拠をもってアプローチを組み立てられるようになります。

「コア」「体幹」という言葉はリハビリ現場でよく飛び交います。しかし「腹横筋を活性化する」という意味を解剖学・運動制御の両面から説明できる新人セラピストは少ないのが現状です。

腹横筋は目に見えない深層筋です。だからこそ「なんとなく体幹訓練」に終わってしまいがち。この記事では、解剖から介入まで、根拠のある臨床思考の流れを先輩から後輩へ伝える形でまとめました。

02
Definition & Anatomy

腹横筋の定義と解剖学的特徴。

腹横筋(Transversus Abdominis: TrA)は、6層の腹筋の中で最も深いところに位置する筋肉です。肋骨と骨盤の間にあり、体幹を前方から後方へ包み込むように伸びています。筋線維は水平方向に走行しており、これが他の腹筋との最大の違いです。

腹横筋は、腰部を支える「解剖学的コルセット」と呼ばれるほど重要なコアマッスルです。

起始・停止(Origin & Insertion)

項目 部位・詳細
起始 ①鼠径靭帯の外側1/3および腸骨筋膜
②腸骨稜の前2/3
③胸腰部筋膜
④下6つの肋軟骨・肋骨の内面(第7〜12肋骨)
停止 ①白線
②内腹斜筋の腱膜
③恥骨結合
④恥骨稜
腹横筋(前面)の解剖図 — VISIBLE BODYより

図引用: VISIBLE BODY — 腹横筋(前面)

腹横筋(側面)の解剖図

腹横筋(側面)

腹横筋(後面)の解剖図

腹横筋(後面)

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03
Innervation, Vasculature & Motor Control

神経・血管支配と
フィードフォワード機構。

神経支配

Nerve Supply
腹横筋を支配する神経は4系統。

下部5つの肋間神経(T7〜T11)

肋下神経(T12)

腸骨鼠径神経(L1)

腸骨下腹神経(L1)

腸骨鼠径神経と腸骨下腹神経の走行図

図引用: VISIBLE BODY — 左側腹部の図(腸骨鼠径神経・腸骨下腹神経)

血管支配

Vascular Supply
腹横筋を栄養する血管は5系統。

下部後肋間動脈

肋下動脈

上・下腹壁動脈

浅・深腸骨回旋動脈

後腰動脈

深腸骨回旋動脈の走行図

図引用: VISIBLE BODY — 右側腹部の図(深腸骨回旋動脈)

フィードフォワード機構(先行随伴性姿勢調節:APA)

フィードフォワード制御(先行随伴性姿勢調節:Anticipatory Postural Adjustment)とは、予測した外乱に先立って体幹筋が先行して収縮する神経メカニズムです。

EVIDENCE — Level II(前向きコホート・実験的研究)
Hodges & Richardson(1996, Spine):TrAの先行収縮遅延と腰痛の関係

研究内容:健常者と慢性腰痛患者で四肢随意運動時のTrA筋電図発火タイミングを比較。健常者では四肢運動より平均30ms前にTrAが先行収縮するが、腰痛患者では遅延することを報告(Spine, 1996;21(22):2640-2650)。

臨床的含意:腹横筋の先行収縮遅延は「筋力低下」ではなく「運動制御の問題」である点が重要です。筋力増強ではなく、TrAを意識的に活性化する学習プロセスが介入の軸になります。

04
Differential Function

他の腹筋との鑑別と機能的役割。

腹横筋の特異性を理解するために、他の腹筋と比較してみましょう。新人臨床家が最も混同しやすいのが「腹直筋との違い」です。

比較項目 腹横筋(TrA) 腹直筋 内・外腹斜筋
走行方向 水平(横) 垂直(縦) 斜め方向
主な機能 腹腔内圧上昇・腰椎安定化 体幹屈曲 体幹回旋・側屈
層の深さ 最深層(第4層) 表層(第1層) 中間層(第2〜3層)
運動制御の特性 フィードフォワード(先行収縮) フィードバック(反応的) フィードバック(反応的)
臨床的優先度 ★★★(コア訓練の最優先) ★★ ★★

腹横筋の主要機能3つ

腹横筋には大きく3つの臨床的に重要な機能があります。

01
腹腔内圧(IAP)の上昇Intra-abdominal Pressure

水平走行の筋収縮により腹腔を「圧縮」し、内圧を高めます。これにより腰椎前方への負荷を軽減し、椎間板へのストレスを分散させます。強い呼気・咳・排便時にも重要な役割を果たします。

02
体幹・腰椎の安定化Spinal Stabilization

多裂筋・骨盤底筋と協調して、動作中の腰部・骨盤を安定させます。特に片側の四肢を使う動作(歩行・リーチング)では、TrAの先行収縮が姿勢安定の基盤を作ります。

03
同側体幹回旋への貢献Trunk Rotation(片側収縮時)

片側のみ収縮する場合、同側の体幹回旋に働きます。ただし主機能は安定化であり、回旋は副次的な機能と理解しておきましょう。

異常姿勢との関連:スウェイバック・反り腰

腹横筋などの体幹深層筋が適切に機能しない場合、筋活動に依存しない代替姿勢保持戦略が発生します。その代表がスウェイバックや反り腰です。

姿勢の種類:理想姿勢・カイホロードシス・フラットバック・スウェイバック

図引用: BOURDAGE — 左から、理想姿勢・カイホロードシス・フラットバック・スウェイバック

Clinical Insight
「姿勢が悪い」だけでは終わらせない。

腹横筋・多裂筋などの深層筋が適切に機能した上で姿勢制御を行うことが、腰痛・腰椎不安定性の予防と改善において重要とされています。

「姿勢が悪い」という観察所見を見たとき、臨床家はまず「深層筋の活性化が不十分ではないか」という問いを立てることが大切です。

05
Assessment & Palpation

評価・触診の実際。

腹横筋は深層筋のため、視診だけでは活性化を確認できません。触診・問診・動作観察を組み合わせた系統的な評価が必要です。

触診の手順(ASIS基準法)

01
ASIS(上前腸骨棘)を確認起点の設定

仰臥位・膝屈曲位でASIS(anterior superior iliac spine:上前腸骨棘)を触診で確認します。

02
正中線方向へ約5cm・下方2.5cmへ移動触診ポイント特定

ASISから正中線(白線)方向へ約5cm(約2インチ)移動し、さらに下方へ約2.5cm(約1インチ)移動した位置が触診ポイントです。

03
軽く圧迫しながら収縮を指示収縮の確認

指で軽く圧迫しながら「おへそを背中に引き込む」よう指示します。筋が正しく収縮すると、指の下で弾けるような筋緊張の変化を感じます。

04
腹直筋が収縮していないか確認代償の排除

上腹部や背部の筋が一緒に収縮している場合、TrAの選択的収縮ができていない可能性があります。触診と同時に「肩・背中はリラックスしていますか?」と確認しましょう。

腹横筋弱化のサインを見逃さない

Clinical Red Flags
こんなサインがあれば腹横筋弱化を疑う。

① へその上の腹部が下方に膨らむ(typical sign)

② 大きな食事後やガス貯留時に腹部を支えられない

③ 長時間の立位・歩行後に腰部疲労を強く訴える

④ 座位で前方リーチを行うと後方へ倒れそうになる

06
Evidence-Based Intervention

介入の段階とエビデンス。

腹横筋への介入は「選択的活性化」から始まり、徐々に機能的な動作課題へ移行する段階的アプローチが推奨されています。以下に4フェーズで整理します。

P1
ドローイン法:選択的活性化の習得Parameter: 5秒×10回×3セット|週3〜5回

仰臥位・膝屈曲位でおへそを脊柱方向へ引き込みます。上腹部・背部・腰部の筋はリラックスさせたまま5秒保持・呼吸継続。これが腹横筋を選択的に活性化するための最も基本的かつ効果的な手法です(エビデンスレベル:強く推奨 / 複数RCT)。

P2
静的コア保持:プランク・サイドプランクParameter: 10〜30秒×3セット|週3回

ドローインの習得後、サイドプランクと通常のプランクで腹横筋を間接的かつ高負荷で活性化します。これらは全体的なコア筋群の同時賦活に優れており、体幹スティフネスを高めます(Lee & McGill, JSCR, 2015)。

P3
動的コア訓練:座位・立位での四肢動作課題Parameter: 10〜15回×3セット|週3〜5回

静的収縮が習得できたら、座位・立位での四肢を使う動的課題に進みます。ドローインを維持しながらリーチング・歩行・移乗など機能的な動作へ統合します。APA(先行随伴性姿勢調節)の自動化を目標とします。

P4
日常生活・作業への汎化目標: 無意識化・自動化

意識しなくてもTrAが先行収縮するレベルまで訓練します。日常生活動作(ADL)・IADLでの体幹安定性の維持を最終ゴールとし、自主訓練プログラムとして定着させます。

EVIDENCE — Level Ia(系統的レビュー)
体幹安定化訓練と腰痛改善:Ferreira et al. (2006)

概要:Ferreira PH et al. が系統的レビューで、特異的体幹安定化訓練(ドローインを含む)は慢性腰痛の疼痛軽減・機能改善に有効であることを報告(Aust J Physiother, 2006;52(2):79-88)。

O’Sullivan et al. (1997):腰椎分離すべり症を有する慢性腰痛患者において、特異的安定化訓練(TrA・多裂筋を中心)により疼痛・機能スコアが有意に改善。腰痛再発率が対照群比で約35%低下(Spine, 1997;22(24):2959-2967)。エビデンスレベル:RCT。

トリガーポイントとの関連:Shah JP et al. による筋・筋膜疼痛症候群(MPS)に関する歴史的・科学的考察により、腹横筋の硬結部位(トリガーポイント)が前腹部・剣状突起・恥骨上部への関連痛を生じさせることが整理されている(PM&R, 2015;7(7):746-761)。

STROKE LAB代表 金子唯史
Message from CEO
「体幹訓練してるのに効かない」。そう感じているなら、根本から見直しましょう。

STROKE LABでは、神経科学と運動制御の視点から、脳卒中後の体幹機能低下に対して根拠ある段階的アプローチを提供しています。「体幹が不安定で転倒が怖い」「リハビリで何をすればいいかわからない」そんなご家族・ご本人の悩みにお応えします。

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07
Interprofessional Collaboration

多職種連携と環境調整。

腹横筋訓練は単独の専門職によるリハビリだけでは完結しません。24時間365日の生活全体で体幹を使う機会を増やすために、多職種での情報共有と役割分担が重要です。

多職種の役割分担

職種 主な役割・介入ポイント
PT(理学療法士) TrA選択的活性化訓練の立案・実施。体幹安定化エクササイズの段階的プログラム管理。歩行・立位での汎化を担当。
OT(作業療法士) ADL(食事・更衣・入浴など)場面でのTrA活性化の汎化を担当。上肢リーチング課題中の体幹安定化を促進。
ST(言語聴覚士) 嚥下・発声訓練時の姿勢(体幹安定性)確保に協力。TrAの腹腔内圧と咳嗽・呼気力との関係を意識した訓練環境設定。
看護師 病棟での体位変換・移乗・トイレ動作時に体幹を意識させる声かけと環境整備。自主訓練の励行・確認を担当。
医師・MSW 体幹訓練の医学的適応確認(骨粗鬆症・腹部術後など禁忌の確認)。退院後の環境調整・自主訓練継続支援の連携調整。

先輩臨床家からの声(多職種連携の視点)

Clinical Insight

「PTがリハビリ室でドローインを教えても、病棟では体幹がだらんと崩れた姿勢になっていることがあります。看護師さんと姿勢の目標を共有しておくことが、訓練の汎化に直結します。」

「嚥下訓練の際、座位姿勢が不安定だと食事への集中力も下がります。OTやSTとTrAへのアプローチを連携させると、嚥下機能の改善にも波及効果が出ることを経験しています。」

08
Pitfalls & Clinical Judgement

Pitfallsと臨床判断のコツ。

腹横筋訓練は「誰にでも同じようにやれば効く」わけではありません。新人臨床家が実際の現場で陥りやすいミスを、先輩の視点から整理しました。

Pitfalls — Don’t make these mistakes
新人臨床家が陥りやすい3つの罠
!
「腹直筋でドローイン」をやらせてしまう:患者に「お腹を凹ませて」と指示すると、腹直筋(表層筋)を過剰収縮させてしまうケースが多いです。「おへそを背中に向けて引き込む」「下腹部だけをそっと締める」という表現に変えると、TrAの選択的活性化がしやすくなります。
!
段階を飛ばしてプランクから始める:TrAの選択的収縮が未習得なまま高負荷なプランクを行うと、表層筋・腰部筋の過剰収縮による代償が強くなります。必ずPhase 1(ドローイン)から始め、触診で収縮を確認してからPhase 2へ進みましょう。
!
訓練を「リハビリ室限定」で終わらせる:週数回のセッションだけでは先行収縮の自動化は起きません。日常生活のあらゆる場面(立ち上がり・歩行・咳など)でTrAを意識させる自主訓練の定着と多職種連携が必須です。

臨床判断の分岐点:ドローイン vs ブレーシング

Mentor’s Voice

「慢性腰痛患者にはドローインから。それができたらブレーシングへ。高齢の脳卒中患者には、まず触診しながらTrAを「感じさせる」ことから始めるのがコツです。」

「ドローインの練習中に息を止める患者さんは要注意。呼吸を続けながら収縮する練習が、フィードフォワード制御の自動化につながります。」

TrAの問題は「筋力不足」ではなく「運動制御の問題」。だから訓練の核は「再学習」にある。
09
Prognosis & Goal Setting

予後とゴール設定。

腹横筋を含む体幹安定化訓練の予後は、患者の神経学的背景・訓練頻度・自主訓練の定着度によって大きく異なります。以下を目安にゴール設定を行いましょう。

Goal Setting Guide
段階ごとの到達目標。

短期目標(〜2週):仰臥位でのドローインを正しく実施でき、触診で収縮を確認できる。

中期目標(〜4〜6週):座位・立位でのドローイン保持が可能。プランク10〜20秒が代償なく実施できる。

長期目標(〜3ヵ月〜):日常生活動作中に意識しなくてもTrAが機能する自動化状態。腰痛・腰椎不安定性の再発予防。

体幹安定化訓練は「継続」が鍵。週3回以上・少なくとも8週間の継続で先行収縮パターンの再獲得が期待できます。
10
Frequently Asked Questions

よくある質問(新人臨床家の疑問)。

Q.腹横筋はどこにある筋肉ですか?
A.

腹横筋は6層の腹筋の中で最も深層に位置する筋肉です。肋骨と骨盤の間に位置し、水平方向に走行して体幹を前方から後方へ包み込む構造をとります。

この水平走行と腱膜構造により、コルセットのように腹腔内圧を高め、腰椎の安定化に貢献します。コアマッスルの中心的な役割を担います。

Q.腹横筋の弱化はどのように判断しますか?
A.

腹横筋弱化の典型サインは、へその上の腹部が下方に膨らむことです。大きな食事後や長時間の立位・歩行後に腰部疲労を訴えるケースも弱化のサインです。

触診ではASISから正中線方向に約5cm・下方2.5cmの位置で収縮の有無を確認します。収縮が確認できれば、指の下で弾けるような筋の緊張変化を感じ取れます。

Q.ドローイン法の正しいやり方と適切な頻度を教えてください。
A.

仰臥位で膝を曲げ、おへそのすぐ下に指を当て、腹横筋を脊柱方向へ引き込みます。上腹部・背部・腰部の筋はリラックスさせたまま5秒保持・呼吸継続を1回とし、10回×3セットを目安に行います。週3〜5回を推奨。

腹直筋ではなく腹横筋を選択的に活性化させることが最重要です。

Q.ドローインとブレーシングの臨床的な使い分けを教えてください。
A.

ドローインは腹横筋を選択的に活性化して局所安定性を高める手法で、日常動作前の準備や低負荷運動時に適しています。ブレーシングはすべての腹筋を同時に緊張させて腹腔内圧を急激に上昇させる手法で、重量物挙上などの高負荷動作時に有効です。

臨床では、まずドローインで選択的活性化を習得させ、その後ブレーシングへ段階的に進めるアプローチが推奨されています。

Q.腹横筋のトリガーポイントはどのような症状を起こしますか?
A.

腹横筋の肋骨付着部にトリガーポイントがある場合、前腹部・剣状突起への局所的な関連痛が現れます。恥骨上付着部では下方・内側への痛みが出現します。

トリガーポイントを有する患者は咳嗽時に苦痛を訴えることがあります(Shah JP et al., PM&R, 2015)。

Q.脳卒中リハビリにおける腹横筋訓練の位置づけを教えてください。
A.

脳卒中後は体幹機能低下により腹横筋の活性化が不十分になりやすく、座位・立位バランスや歩行能力に影響を与えます。体幹安定化訓練(ドローイン・段階的コアエクササイズ)はバランス改善や転倒リスク低減に有効とされます。

病態が安定した早期から導入することが推奨されています。麻痺側体幹筋の賦活を意識した課題設定が重要です。

11
Our Program

STROKE LABのプログラム。

STROKE LABは、脳卒中後遺症に特化した自費リハビリ施設です。神経科学と徒手技術を融合したアプローチで、「体幹が不安定」「歩行が改善しない」「バランスが悪い」といったお悩みに向き合います。腹横筋を含めたコア機能の回復を、段階的・根拠ある訓練プログラムで支援します。

Our Strengths
STROKE LABの強み
— 脳卒中専門・自費リハビリ
神経科学に基づく体幹・コア訓練の専門設計
個別セッション60分(完全マンツーマン)
PT/OT等の専門家によるエビデンスベース介入
脳卒中後の体幹・バランス改善に豊富な実績
What We Can Do
取り組める内容
— こんなお悩みにお応えします
体幹が安定せず、座位・立位が保てない
歩行時にふらつく・転倒が心配
腰痛・腰の不安定感が続いている
保険リハビリでは時間が足りないと感じている
Voice from Mentors

「腹横筋の訓練は地味に見えますが、患者さんの体幹安定性が変わると、上肢・下肢の機能訓練の効率も格段に上がります。コアから作ることが、脳卒中リハビリの本質です。」— PT・経験12年・脳神経リハビリ専門

「患者さんに「なぜ腹横筋が大切か」を丁寧に説明できるかどうかで、自主訓練の定着率が大きく変わります。理屈を納得してもらうことがモチベーション維持の近道です。」— OT・経験8年・身体機能リハビリ専門

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Message from CEO
回復の可能性は、まだある。
諦めないでください。
STROKE LAB代表 金子唯史 ポートレート

「体幹が弱い」「バランスが悪い」と言われ続けてきた方、家族の転倒が心配で夜も眠れない方、保険リハビリの限界を感じている方へ。STROKE LABには、そのような悩みに正面から向き合う専門家がいます。

脳卒中後の体幹機能低下は、適切な訓練で必ず改善できます。問題は「諦めること」ではなく、「根拠あるアプローチを知らないこと」です。

私たちは、最新の神経科学と豊富な臨床経験をもとに、あなただけの回復プランを一緒に考えます。まずは無料相談から始めてみてください。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史

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References

参考文献。

01 Shah JP, Thaker N, Heimur J, et al. Myofascial Trigger Points Then and Now: A Historical and Scientific Perspective. PM R. 2015;7(7):746-761.
02 Hodges PW, Richardson CA. Inefficient muscular stabilisation of the lumbar spine associated with low back pain. Spine. 1996;21(22):2640-2650.
03 Hodges PW. Is there a role for transversus abdominis in lumbo-pelvic stability? Man Ther. 1999;4(2):74-86.
04 O’Sullivan PB, Phyty GD, Twomey LT, Allison GT. Evaluation of specific stabilizing exercise in the treatment of chronic low back pain with radiologic diagnosis of spondylolysis or spondylolisthesis. Spine. 1997;22(24):2959-2967.
05 Ferreira PH, Ferreira ML, Maher CG, Herbert RD, Refshauge K. Specific stabilisation exercise for spinal and pelvic pain: a systematic review. Aust J Physiother. 2006;52(2):79-88.
06 Lee BC, McGill SM. Effect of long-term isometric training on core/torso stiffness. J Strength Cond Res. 2015;29(6):1515-1526.
07 Hodges PW, Gandevia SC. Activation of the human diaphragm during a repetitive postural task. J Physiol. 2000;522(Pt 1):165-175.
08 金子唯史. 脳卒中の動作分析. 医学書院. 2018.

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