【2026年版】胸髄損傷(Th1ーTh12) リハビリテーション/ 評価・治療・脊髄損傷・できることは?  – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
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【2026年版】胸髄損傷(Th1ーTh12) リハビリテーション/ 評価・治療・脊髄損傷・できることは? 

Thoracic Spinal Cord Injury — Th1 to Th12 Complete Rehabilitation Guide

胸髄損傷は、どこまで回復できるのか。

胸椎(Th1〜Th12)の損傷は、手指の細かい動作から呼吸・体幹の安定性まで、幅広い機能に影響を与えます。「退院後、これ以上は良くならない」と言われてもあきらめないでください。損傷後6〜12ヶ月は最も回復が期待できる重要な時期です。このガイドでは、胸髄損傷の仕組み・評価・リハビリ戦略・公的支援まで、患者さんとご家族に向けてすべて解説します。

UPDATED2025
READ約15分
BYSTROKE LAB

— 脊髄損傷の全体像と各レベルの機能障害を、わかりやすく動画で解説しています。

Annual Incidence
約5,000人/年
日本国内における脊髄損傷の新規受傷者数。交通事故・転落が主な原因です。
Traumatic Cause
約45%
交通事故が占める割合。転落・スポーツ外傷がこれに続きます。
Golden Period
6〜12ヶ月
最も機能回復が期待できる「ゴールデン期間」。この時期の集中リハビリが鍵を握ります。

Self Check
3つ以上当てはまる方は、
続きをお読みください。
01
ボタンの留め外し・箸の使用・文字を書くなど、手指の細かい作業が難しくなった。
02
座った姿勢が不安定で、長時間の座位を保つと疲れやすい。
03
深く息を吸いにくい、または咳き込む力が弱くなったと感じる。
04
胴体や足にしびれ・感覚の鈍さ・チクチク感がある。
05
排尿・排便のタイミングや量のコントロールが難しくなった。

01
For You and Your Family

こんなお悩みはありませんか?

「入院中はリハビリを受けられたのに、退院後は何をすればよいかわからない。」そのような不安を抱えているご家族は、決して少なくありません。

胸髄損傷(きょうずいそんしょう)は、損傷した椎骨のレベルによって、手指の動かし方から呼吸・体幹の安定性まで、日常生活のあちこちに影響が出ます。「もうこれ以上は回復しない」と告げられた方でも、適切なリハビリを継続することで機能を引き出せる可能性があります。

「退院後が、本当のリハビリの始まりです。」
回復のゴールデン期間を、一緒に最大限に活かしましょう。

このページでは、胸髄損傷の基礎知識から、自宅でできる工夫、使える公的支援制度まで、患者さんとご家族に必要な情報をすべてまとめました。ぜひ最後までお読みください。

02
What Is Thoracic SCI

胸髄損傷とは。

脊髄(せきずい)は、脳と体をつなぐ神経の「幹線道路」です。その胸椎(きょうつい)部分、すなわちTh1〜Th12の12個の椎骨(ついこつ:背骨の一つひとつの骨)のなかを通る脊髄が傷つくのが、胸髄損傷です。

胸椎は首の骨(頸椎)のすぐ下から、腰の骨(腰椎)の上まで続きます。Th1が最上位で、下へいくほど胸の下部〜腹部の機能を司る神経が含まれます。損傷したレベルが高い(Th1に近い)ほど、より広い範囲の機能に影響が出ます。

ASIA分類:損傷の程度をはかる国際基準

損傷の重症度は「ASIA分類(米国脊髄損傷協会の基準)」によりA〜Eで評価されます。回復の可能性やリハビリ目標の設定に使われる重要な指標です。

A
完全損傷
B
感覚のみ残存
C
運動機能残存(筋力弱)
D
運動機能残存(筋力良)
E
正常(回復)
Important — For Family
「完全損傷だから回復しない」とは限りません。

ASIA Aの完全損傷でも、脊髄ショック(受傷直後に反射が一時的に消失する状態)が解消された後に、一部の機能が戻ってくる例があります。

また不完全損傷(ASIA B〜D)であれば、積極的なリハビリにより日常生活動作(ADL)が大きく改善できる可能性があります。担当医やリハビリ専門家にASIA分類を確認してみましょう。

Th1〜Th12:レベル別の機能障害

損傷のレベルにより、障害を受ける機能の範囲が異なります。以下の表で、お身内の状態と照らし合わせてみてください。

椎骨レベル 主な機能障害 日常生活への影響
Th1 手指の巧緻運動障害(小指外転・深指屈曲困難) ボタン留め外し・書字が困難。箸の操作に支障が出る。
Th2〜Th4 呼吸制限・体幹安定性の低下 長時間の座位・姿勢保持が難しい。深呼吸が困難。
Th5〜Th8 体幹の側屈・回旋制限、姿勢保持困難 ベッドからの起き上がり・着替えが困難。上肢支持力低下。
Th9〜Th12 体幹屈伸制限・骨盤安定性低下 前屈・物を持ち上げる動作が困難。車椅子移乗に支障が出る。

FOR PROFESSIONALS
Th1支配の主要筋肉と損傷による障害

小指外転筋(第1背側骨間筋):Th1神経が主に支配。損傷により小指の外転動作(小指を外側に広げる)が困難になり、手の把持パターンに影響が出る。

深指屈筋(第4・5指):C8〜Th1の支配を受ける。損傷により環指・小指のDIP関節屈曲力が低下し、細かい把持・ピンチ動作が障害される。

脊髄ショックの時系列:受傷直後〜数週間は反射弓の抑制により弛緩性麻痺を呈する。ショック解消後(バビンスキー反射の出現が指標のひとつ)に痙性麻痺へ移行する例が多い。ASIA分類の確定評価は脊髄ショック解消後に行うのが原則。

STROKE LABでの無料相談の様子

— ご本人・ご家族の状況を丁寧にお伺いします

Free Consultation
「退院後、何をすればいいかわからない」
そのご不安に、まずお答えします。

STROKE LABは脳神経科学と徒手技術に特化した自費リハビリ施設です。胸髄損傷の損傷レベル・生活環境・ご家族の状況を丁寧にお聞きし、最適なリハビリプランをご提案します。相談だけでも大歓迎です。

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03
Causes & Mechanisms

なぜ起こるのか。

Mechanism
胸髄は「守られているが、壊れると取り返しにくい」神経です。

脊髄は周囲を脊椎(背骨)と脳脊髄液に守られています。しかし強い外力が加わったり、腫瘍や炎症で圧迫されると、神経細胞が壊死・変性し、信号の通り道が断たれてしまいます。

中枢神経(脳・脊髄)は末梢神経と違い、自然再生する力が非常に弱いため、失われた神経回路をリハビリで「迂回路(うかいろ)」として育てることが回復のカギになります。

外傷性の原因

胸髄損傷の最も多い原因は外傷(けが)によるものです。交通事故(全体の約45%)が最多で、高所からの転落、スポーツ中の事故(ラグビー・スキーなど)がこれに続きます。

非外傷性の原因

けが以外の原因としては、がん(脊椎転移による圧迫)、変形性脊椎症(せきつい:背骨の変形)、椎間板変性(ついかんばん:骨と骨の間のクッションの劣化)、脊髄炎などがあります。高齢の方では非外傷性が増える傾向があります。

FOR PROFESSIONALS
二次損傷メカニズムと介入タイミング

一次損傷:外力による直接的な神経組織の破壊。この時点での回復は困難。

二次損傷:受傷後数時間〜数日にわたり生じる炎症・虚血・グルタミン酸興奮毒性による追加的ダメージ。メチルプレドニゾロン(コルチコステロイド)の早期投与は、このカスケードを抑制することで損傷範囲を限定しうる(Fehlings et al., Global Spine J. 2017)。

04
Comparison with Other SCI

他の脊髄損傷との違い。

脊髄損傷は損傷部位によって「頸髄損傷(けいずい)」「胸髄損傷(きょうずい)」「腰髄損傷(ようずい)」に大別されます。それぞれ障害の範囲や回復の見通しが異なります。

比較項目 頸髄損傷(C1〜C8) 胸髄損傷(Th1〜Th12) 腰髄損傷(L1〜S)
障害の範囲 四肢・体幹・呼吸 体幹・下肢(上肢は一部のみ) 下肢・膀胱・直腸
呼吸障害 高位では人工呼吸器が必要 Th1〜4では呼吸制限あり ほとんど影響なし
上肢機能 レベルにより高度障害 Th1のみ手指に影響 影響なし
歩行の可能性 低〜中(不完全損傷のみ) Th9〜12では歩行訓練が目標に入ることも 中〜高(不完全損傷)
胸髄損傷は、頸髄損傷より上肢機能が保たれていることが多く、車椅子での自立生活を目指せる方も少なくありません。

05
Assessment Methods

評価方法。

正確な評価は、適切なリハビリ目標を立てるための出発点です。画像検査と機能評価を組み合わせて、損傷の全体像を把握します。

Imaging
画像検査
— 損傷部位と程度の確認
X線(レントゲン):骨折・脱臼の有無を確認する基本検査。
CT(コンピュータ断層撮影):X線では見えにくい骨折や脊柱管(せきちゅうかん:脊髄が通るトンネル)の狭窄を確認。
MRI(磁気共鳴画像):脊髄・椎間板・軟部組織の状態を最も詳しく評価できる。リハビリ計画の根拠になる。
Neurophysiology
電気生理学的検査
— 神経・筋肉の機能を数値化
NCS(神経伝導検査):神経が電気信号を伝える速度・量を測定。末梢神経との合併損傷を鑑別。
EMG(筋電図):筋肉の電気活動を記録。麻痺の回復過程(再支配)を経時的にモニタリング。
Functional Scale
SCIM(脊髄損傷自立度評価)とは?

SCIM(Spinal Cord Independence Measure)は、食事・入浴・移動・呼吸など19項目の日常生活動作を評価する尺度です(Itzkovich et al., 2007)。リハビリの進捗や退院後の自立度の目安として使われます。

担当の療法士にSCIMスコアを確認してみると、回復の「見える化」ができます。

06
Rehabilitation Strategies

回復への道のり。

胸髄損傷のリハビリは、損傷レベルと残存機能に合わせた「オーダーメイド」のアプローチが基本です。以下に6つの主要な戦略を紹介します。

01
上肢・手の筋力強化Th1〜Th4 重点

ダンベルやセラバンドを使って上肢・肩甲骨周囲筋(かたこうこつしゅういきん)の筋力を強化します。前腕屈筋・伸筋・手内筋へのアプローチにより、日常の把持動作を改善します。

02
手の巧緻性訓練Th1 重点

ピンチ力・グリップ力の訓練に加え、ビーズ・パズル・編み物などの細かい手作業を通じて、手指の協調性(きょうちょうせい:指を組み合わせて動かす能力)を高めます。ボタン留め外しや箸の使用など、具体的なADLに直結した練習を行います。

03
感覚再教育全レベル

異なる素材・温度・テクスチャの物体に触れる触覚刺激訓練や、視覚と触覚を組み合わせた協調訓練を行います。感覚情報を脳に再び「書き込む」ことで、動作の正確性が向上します。

04
呼吸機能向上Th1〜Th4 重点

インセンティブスパイロメーター(呼吸練習器具)や腹式呼吸・リブストレッチ呼吸(肋骨を広げる呼吸法)を活用して呼吸筋を鍛えます。呼吸器感染症の予防にもつながります。

05
体幹安定性・レベル別訓練Th1〜Th12

Th1〜4では車椅子座位での体幹前後・左右バランス訓練を実施。Th5〜8では回旋・側屈運動と上肢支持トレーニング。Th9〜12では骨盤前後傾と下肢の筋力訓練、段階的な立位・歩行訓練へと進みます。

06
ADL訓練・環境調整全レベル

食事・入浴・トイレ・着替えなどの日常生活動作(ADL)を実際に練習します。必要に応じてアダプティブカトラリー(持ちやすく改良した食器)やボタンフック(ボタン留めを助ける道具)などの自助具を導入します。自宅の環境調整もあわせて検討します。

STROKE LAB代表 金子唯史
Message from CEO
「まだできることが、必ずあります。」

退院後に「回復は頭打ちだ」と感じていても、適切なアプローチで機能を引き出せる余地が残っているケースを私たちは多く経験しています。STROKE LABでは脳神経科学の知見をもとに、あなただけのプログラムを一緒に考えます。

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07
Support for Families

ご家族ができるサポート。

「何をしてあげれば良いかわからない」。そのご不安は当然のことです。ご家族のサポートは、患者さんの回復に大きく影響します。ただし、「手を出しすぎない」ことも同じくらい大切です。

心がけてほしいこと

01
「できること」を奪わない:ゆっくりでも本人が取り組んでいる動作は、見守ることが最大の訓練になります。
02
小さな変化を記録する:「昨日よりグリップが少し強くなった」など、日々の変化をメモしておくと療法士との連携に役立ちます。
03
ご家族自身のケアも忘れずに:介護疲れは長期戦の最大の敵です。サービスや相談窓口を積極的に活用してください。
04
リハビリに同席してみる:実際のリハビリを見ることで、自宅での声かけ・見守り方が自然とわかってきます。

伝わる「声かけ」の例

Model Talk

「急がなくていいよ。自分のペースでやってみて。」

「昨日より手が動いてたね。少しずつ変わってるよ。」

「今日は何が一番難しかった?教えてもらえると嬉しい。」

「やりすぎ」と「ちょうどいい」の違い

場面 ❌ やりすぎ ✓ ちょうどいい
食事 全部食べさせてしまう できるところは本人に。難しい部分だけ補助。
移動 すぐに車椅子を押してしまう 本人が自走できる距離は見守る。疲労時のみ介助。
着替え 時間がかかるからと全介助にする ボタンフックなどを活用し、自分でできる環境を整える。

08
Home Return & Public Support

在宅復帰と公的支援制度。

退院後の生活を安心して続けるためには、住環境の整備と公的サービスの活用が欠かせません。「何から始めればよいかわからない」という方は、まず以下のチェックリストを確認してみてください。

在宅復帰チェックリスト

玄関・浴室・トイレの段差解消:手すりの設置や段差スロープの導入を検討する。住宅改修費補助(最大20万円・介護保険または障害者総合支援法)の申請が可能。
福祉用具の確認:車椅子・特殊寝台・移動リフトなど。身体障害者手帳または介護保険で補装具費・福祉用具貸与を利用できる。
介助体制の確認:家族だけで担うのか、居宅介護ヘルパーを利用するかを事前に計画する。
通院・通所の手段:福祉タクシー・移送サービス・訪問リハビリの利用可否を退院前に確認する。
緊急時の連絡体制:自律神経反射亢進症(じりつしんけいはんしゃこうしんしょう:急激な血圧上昇など)など緊急時の対応先を明確にしておく。
退院前カンファレンスへの参加:病院の担当ソーシャルワーカー・療法士・ケアマネジャーとの合同会議に同席し、退院後の方針を確認する。
継続リハビリの場の確保:訪問リハビリ・通所リハビリ・自費リハビリ施設など、退院後もリハビリを継続できる場を事前に調べる。

主な公的支援制度

制度名 主な内容 相談窓口
身体障害者手帳 補装具費・住宅改修・各種税制優遇。胸髄損傷は多くの場合1〜2級に認定。 市区町村の福祉課
障害福祉サービス 居宅介護(ホームヘルプ)・重度訪問介護・短期入所・就労支援など。 市区町村の障害福祉課
自立支援医療(更生医療) リハビリ・手術など医療費の自己負担を原則1割に軽減。 市区町村の福祉課
高額療養費制度 月の医療費が一定額(所得区分により異なる)を超えた分が払い戻される。 加入する健康保険組合
障害年金 障害の程度により1〜2級の年金を受給できる。就労中でも受給できる場合がある。 年金事務所・市区町村
介護保険 65歳以上、または40〜64歳で特定疾病に該当する場合に、訪問介護・通所リハビリ等を利用できる。 市区町村の介護保険課
まず医療ソーシャルワーカー(MSW)に相談してみましょう。入院中の病院にいる専門家が、利用できる制度を一緒に整理してくれます。

09
Prognosis & Timeline

回復までの期間と予後。

「いつまで回復しますか?」は、患者さんとご家族が最も知りたいことのひとつです。現時点でわかっていることを、正直にお伝えします。

Recovery Window
回復は「段階的」に続く。6ヶ月以降もあきらめない。

受傷後3ヶ月以内が最も急速に回復する時期とされています。6〜12ヶ月でさらに改善が続くことが多く、この時期が「ゴールデン期間」です。しかし、研究では2年以上経過した後も、継続的なリハビリにより機能改善が認められた例が報告されています(Scivoletto et al., Arch Phys Med Rehabil, 2005;Tashiro et al., J Neurotrauma, 2015)。

「時間が経っているから回復しない」とは一概に言えません。継続的な刺激と練習が神経の可塑性(かそせい:神経が変化・適応する能力)を引き出す可能性があります。

予後(よご:これからの経過・見通し)は損傷のレベル・完全/不完全・年齢・全身状態・合併症の有無・リハビリの質と量など、多くの要因が複雑に絡み合います。担当医と療法士に、個別の見通しをしっかり聞いてみてください。

予後を決めるのは、「損傷のレベル」だけではなく、「リハビリの質と継続性」でもあります。

10
Frequently Asked Questions

よくあるご質問。

Q. 胸髄損傷の完全損傷と不完全損傷の違いは何ですか?
A.

完全損傷(ASIA A)は損傷部位以下の運動・感覚機能がまったく残っていない状態です。不完全損傷(ASIA B〜D)は損傷以下に一部の神経機能が残存しており、残存機能の程度によってリハビリの目標や回復の可能性が大きく異なります。

不完全損傷では積極的なリハビリにより大幅な機能回復が期待できるケースがあります。

Q. 胸髄損傷は何年後まで回復が見込めますか?
A.

損傷後6〜12ヶ月が最も回復が期待できる「ゴールデン期間」とされています。ただし研究では2年以上経過した後も、適切なリハビリにより機能改善が認められた例が報告されています。

受傷から年数が経過していても、あきらめずに専門家に相談することが重要です。

Q. Th1とTh12では機能障害の程度はどう違いますか?
A.

Th1損傷は手指の巧緻運動(ボタン留め・書字など)と一部の呼吸機能に影響が出ます。Th12損傷に近づくほど手指への影響は少なくなり、体幹・骨盤の安定性や下肢機能の問題が中心になります。

Th9〜12では歩行訓練が目標に含まれる場合もあります。

Q. 退院後、自宅でどんなリハビリを続ければよいですか?
A.

損傷レベルに応じて異なりますが、一般的には上肢筋力強化(ダンベル・セラバンド)、呼吸訓練(腹式呼吸・インセンティブスパイロメーター)、体幹バランス訓練、手指巧緻性訓練(ピンチ・グリップ練習)などが推奨されます。

自宅での継続に加え、自費リハビリ施設での集中的なプログラムを組み合わせることで回復を最大化できます。

Q. 胸髄損傷者が使える公的支援制度にはどんなものがありますか?
A.

主な支援として、身体障害者手帳(1〜2級相当が多い)、障害福祉サービス(居宅介護・重度訪問介護)、自立支援医療(更生医療)、高額療養費制度、障害年金(1〜2級)、介護保険(65歳以上または40歳以上の特定疾病)などがあります。

市区町村の福祉窓口や医療ソーシャルワーカーへの相談が最初の一歩です。

Q. STROKE LABではどのようなリハビリが受けられますか?
A.

STROKE LABは脳神経科学と徒手技術に特化した自費リハビリ施設です。胸髄損傷に対しては、上肢・手の筋力強化、感覚再教育、呼吸機能向上、体幹安定性訓練、ADL訓練を組み合わせた個別プログラムを提供しています。

退院後の機能維持・向上を目指す方、回復の「伸びしろ」をまだ諦めたくない方のご相談をお待ちしています。

11
Our Program

STROKE LABのプログラム。

STROKE LABは、脳神経科学と徒手技術(としゅぎじゅつ:道具を使わず手で行う技術)に特化した自費リハビリ施設です。「退院後もっと良くなりたい」「入院中のリハビリで満足できなかった」という方のために、個別集中プログラムを提供しています。

Our Strengths
STROKE LABの強み
— 脳神経科学 × 徒手技術の専門施設
脳神経科学のエビデンスに基づく個別プログラム設計
脊髄損傷・脳神経疾患専門のセラピストが担当
60分の完全個別セッション(マンツーマン)
ご家族向けホームプログラム指導・同席可能
What We Can Do
胸髄損傷で取り組める内容
— レベルに合わせてカスタマイズ
手指巧緻性・上肢筋力の回復訓練
呼吸機能向上・体幹安定性訓練
感覚再教育・ADL自立支援
Th9〜12:立位・歩行訓練プログラム

— STROKE LABでの脊髄損傷リハビリの実際の様子です。

Voice

「退院後は何をすればいいかわからず、家でじっとしているだけでした。STROKE LABに通い始めて、手の細かい動きが少しずつ戻ってきたときは、本当に嬉しかったです。ボタンが自分で留められた日、涙が出ました。」— 40代・男性・Th2胸髄損傷(不完全)・受傷後8ヶ月

「主人のリハビリに同席させてもらったことで、家での接し方がガラッと変わりました。私が余計な手出しをしていたことに気づいて、見守ることを覚えました。先生の説明がとても丁寧で、家族の私にもわかりやすかったです。」— 50代・女性(患者ご家族)・Th5胸髄損傷(完全)・受傷後1年2ヶ月

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あわせて読みたい:腰髄損傷のリハビリ完全ガイド|STROKE LAB

Message from CEO
まだできることは、必ずあります。
諦めないでください。
STROKE LAB代表 金子唯史 ポートレート

「もう回復は頭打ちだ」と言われてから、STROKE LABに来られる方がいます。そのたびに私たちは、まず「今、何ができているか」を丁寧に確認するところから始めます。

胸髄損傷には、損傷レベルに応じた「引き出せる機能」が必ずあります。上肢の力、呼吸の深さ、体幹のバランス——どこかに伸びしろが残っているはずです。

STROKE LABでは、脳神経科学のエビデンスと徒手技術を組み合わせ、あなただけのリハビリを一緒に構築します。ご本人だけでなく、ご家族もぜひ一緒にいらしてください。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史

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References

参考文献。

01 Kirshblum SC, et al. International standards for neurological classification of spinal cord injury. J Spinal Cord Med. 2011;34(6):535–546.
02 Fehlings MG, et al. A clinical practice guideline for the management of acute spinal cord injury. Global Spine J. 2017;7(3 Suppl):225S–230S.
03 Van den Berg ME, et al. Incidence of spinal cord injury worldwide: a systematic review. Neuroepidemiology. 2010;34(3):184–192.
04 Scivoletto G, et al. Neurological recovery and functional outcomes in subacute spinal cord injury. Arch Phys Med Rehabil. 2005;86(3):512–516.
05 Curt A, et al. Assessment of autonomic dysfunction in spinal cord injury. Eur Spine J. 2004;13(Suppl 1):S93–S99.
06 Wyndaele M, Wyndaele JJ. Incidence, prevalence and epidemiology of spinal cord injury. Spinal Cord. 2006;44(9):523–529.
07 Itzkovich M, et al. The Spinal Cord Independence Measure (SCIM) version III. Disabil Rehabil. 2007;29(24):1926–1933.
08 Tashiro S, et al. Functional recovery from thoracic contusion: association with spared white matter area. J Neurotrauma. 2015;32(8):529–538.
09 金子唯史. 脳卒中の動作分析. 医学書院. 2018.

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