【2026年版】作業療法士によるPEOモデルの評価例:クライエント〜自分自身への応用まで
PEOモデルは、脳卒中リハビリにどう使うのか。
人(Person)・環境(Environment)・作業(Occupation)の3要素の相互作用で作業遂行を捉えるPEOモデル。評価から目標設定・退院支援まで、3つの円の重なりを最大化する視点が、臨床をどう変えるかを解説します。
図引用:https://peomodel.com/
要点5項目。
臨床現場でこう出会う。
石川さん・50代男性・脳梗塞発症から2ヵ月(回復期)。右片麻痺(BRS上肢Ⅲ・手指Ⅱ・下肢Ⅳ)。FIM入院時40点。主訴「自分で服が着たい。ガーデニングを再開したい。」
初回評価:右手の指先操作困難・右下肢バランス低下。認知MoCA 18点。自宅は階段に手すりあり・浴室は滑り止めマット設置済みだが、家族は介助方法を知らない状態。妻・娘がサポート意欲あり。地域活動への参加意欲も高い。

このケースで初めて気づくことがあります。機能障害の改善だけを追っても、患者さんが「自分らしい生活」を取り戻せるとは限らないのです。麻痺の回復に集中するあまり、「ガーデニングしたい」という作業の意味や、家族が介助方法を知らないという環境の課題を見落とした経験はないでしょうか。PEOモデルはそのような視点のズレを構造的に防ぐフレームワークです。
定義と疫学。
PEOモデル(Person-Environment-Occupation Model)は、カナダの作業療法士 Law らが1996年に発表した理論モデルです。人・環境・作業の3要素がどれだけ重なり合っているかが「作業遂行(Occupational Performance)」の質を決めると考えます。3円のベン図で描かれ、重なりが大きいほど作業遂行が良好な状態を意味します。
作業遂行(Occupational Performance)とは、個人が環境の中で自分にとって意味ある作業を効果的に行う能力です。PEOモデルでは、この能力は固定されたものでなく、3要素の相互作用によって動的に変化します。脳卒中後のリハビリで「個人の回復」だけを追う視点から脱するための重要な概念です。
3要素それぞれの定義
筋力・柔軟性・持久力などの身体的能力、注意力・記憶力・問題解決能力などの認知機能、ストレス耐性・自己効力感などの感情的特性、そして患者が大切にする価値観と目標を含みます。脳卒中では麻痺・失語・認知障害・抑うつが複合的に重なる点を意識してください。
自宅のバリアフリー状況・福祉用具の配置(物理的環境)、家族・友人・地域コミュニティのサポート体制(社会的環境)、文化的価値観・地域の慣習・就労規範(文化的環境)の3層で評価します。Environment軸の変化が最も即時的に作業遂行を改善できることがあります。

「作業」とは身体機能訓練ではなく、患者が日常生活で意味を感じて行う活動全体を指します。衣服の着脱・食事準備などのADL、ガーデニング・読書などのレジャー、ボランティア・地域活動などの社会参加を含みます。患者が「やりたい」と感じる作業を目標にすることが重要です。
— ご本人・ご家族の状況を丁寧にお伺いします
STROKE LABは脳卒中専門の自費リハビリ施設です。PEOモデルの視点を取り入れた評価と、患者さんの「意味ある作業」を軸にした目標設定で、退院後の生活再建をサポートします。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
理論的背景と3要素の構造。
1980年代の作業療法は「個人の能力向上」に集中していました。Law らは、環境と作業の文脈を無視したアプローチでは患者の生活の質が向上しない事実に注目し、1996年に3要素の動的相互作用を核とするPEOモデルを提唱しました(Law et al., Canadian Journal of Occupational Therapy, 1996)。
進行中の発展(Ongoing Development)という視点
PEOモデルの特徴は、3要素がすべて「時間とともに変化し続ける」と明記している点です。脳卒中後のリハビリでも、急性期・回復期・生活期という時間軸の中で、Personの回復度合い・Environmentの変化(転居・家族構成の変化)・Occupationの再定義が絶えず起こります。リハビリプランは一度作ったら終わりではなく、動的に更新するものです。
原著論文 [専門家合意]:Law M, Cooper B, Strong S, Stewart D, Rigby P, Letts L. The Person-Environment-Occupation Model: A transactive approach to occupational performance. Canadian Journal of Occupational Therapy. 1996;63(1):9-23. N=理論的枠組みの提唱(臨床例・文献レビューに基づく)。PEOの3円の重なりが最大化するほど作業遂行が向上するというモデルを提唱。
実用性の検証 [観察研究]:Letts L et al. Using qualitative research to investigate environmental issues in occupational therapy. American Journal of Occupational Therapy. 1994;48(7):585-593. 環境要因がADL遂行に与える影響を質的研究で示した先行研究。PEOモデルのEnvironment軸の重要性を裏付けています。
類似モデルとの鑑別。
PEOモデルは作業療法理論の一つですが、ICF・MOHOなど他のフレームワークと混同されることがあります。違いを整理しておきましょう。
| モデル/フレームワーク | PEOとの共通点 | 鑑別ポイント | 臨床での使い分け |
|---|---|---|---|
| ICF(国際生活機能分類) | 環境因子・個人因子を含む多軸評価 | ICFは分類体系(コードで記述)。PEOは介入の方向性を示す臨床モデル。ICFに「作業の意味」の視点は薄い。 | 記録・共有にはICF、目標設定と介入計画にはPEO |
| MOHO(人間作業モデル) | 意欲・環境・役割・習慣を重視 | MOHOは「意欲・習慣化・遂行能力」の内的プロセスを詳細に扱う。PEOは3要素の相互作用をシンプルに可視化する点が強み。 | 複雑な心理・動機づけの評価にはMOHO、チームへの説明や家族指導にはPEO |
| COPM(評価ツール) | 作業・環境・患者主体の目標設定 | COPMはPEOモデルに基づいて開発された評価ツール。モデル(理論)とツール(測定器)の関係。 | PEOで問題構造を把握し、COPMで定量化・目標設定 |
| Ecological Model(生態学的モデル) | 個人と環境の相互作用を重視 | 生態学的モデルはより広い社会システムを扱う。PEOは作業療法の臨床文脈に特化している。 | 地域・政策レベルの視点には生態学的モデル、個人の臨床にはPEO |
評価尺度と採点基準。
PEOモデルに基づく評価では、3つの軸それぞれに対応する尺度を選択します。単一の評価ツールですべてをカバーすることはできないため、バッテリーを組む必要があります。
COPM(カナダ作業遂行測定)採点基準・完全網羅
| 項目 | 採点基準 | カットオフ値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| ①作業の重要度 | 1〜10点(1=全く重要でない、10=非常に重要)患者が問題と感じる作業を選び、重要度を評価する | 設定なし(優先順位付けに使用) | 重要度上位5項目を目標作業として選択する |
| ②遂行度スコア | 1〜10点(1=全くできない、10=非常にうまくできる)選択した5作業それぞれで評価。平均点を算出。 | MCID:2点以上の変化(Cup et al., 2003) | 再評価時に+2点以上で「臨床的に意味ある改善」と判定 |
| ③満足度スコア | 1〜10点(1=全く満足していない、10=非常に満足)遂行度と同じ5作業で満足度を評価。平均点を算出。 | MCID:2点以上の変化(Cup et al., 2003) | 遂行度と満足度の乖離が大きい場合は期待値調整が必要 |
| 実施頻度・時間 | 面接形式で実施。1回あたり約20〜40分。初回と退院前(または4〜8週後)に再評価を行う。 | — | 認知機能低下(MoCA≦18点)がある場合は家族同席で実施 |
| 作業カテゴリ | ①自己管理(ADL)、②生産的活動(仕事・家事・学業)、③レジャー(趣味・社会参加)の3カテゴリで問題作業をリストアップする | — | 患者が「重要」と感じるカテゴリに偏りがある場合、そこをPEO介入の主軸にする |
検査者間信頼性 [観察研究]:ICC = 0.84〜0.90。法定期間内の繰り返し測定でも安定した結果を示す(Cup EH et al., Clin Rehabil. 2003;17(2):202-209. N=26名 脳卒中患者)。
内容妥当性 [専門家合意]:患者主体の目標設定ツールとして国際的に標準採用。OT国際連盟(WFOT)推奨ツール。PEOモデルとの理論的整合性が高い(Law M et al., Can J Occup Ther. 1990;57(2):82-87)。
MCID(臨床的最小変化量)[観察研究]:遂行度・満足度ともに2点以上の変化が臨床的に意味あるとされる(Cup EH et al., 2003)。症例石川さんのBarthel Index変化(40点→65点、+25点)はBIのMCID(約2〜2.5点/項目)を大きく上回り、臨床的に有意な改善といえます。
介入のエビデンス。
PEOモデルに基づく介入は3軸を同時に扱います。以下の4ステップが臨床の基本的な流れです。パラメータ(回数・時間・頻度)を含めて計画を立てましょう。
運動機能訓練:右半身の筋力強化・関節可動域運動を週5回・1回45〜60分実施。認知機能訓練:記憶トレーニング・注意力向上課題を1回30分・週3回。Barthel Indexを4週ごとに再評価し、プランを更新します。
家屋評価(退院前に必ず実施・所要60〜90分)を行い、バリアフリー改修・リハビリ用具の再配置を提案します。家族に介助方法を指導(週1回・30分の家族指導セッション)。地域サポートグループへの参加を調整します。
衣服の着脱(ボタンエイド・靴べらの使用方法指導)・食事準備の補助具活用を1日1〜2回のADL場面で実践練習。ガーデニングは長柄の道具・軽量じょうろを導入し、軽作業日と休養日を交互に設定します。

地域活動・ボランティア(読み聞かせ・地域清掃)への参加サポート。交通手段の手配・活動スケジュール調整をMSW・ケアマネと連携して実施。退院後は月1回のCOPM再評価でプランを更新します。
作業療法の効果 [SR/MA]:Legg LA et al. Occupational therapy for adults undergoing total hip replacement. Cochrane Database Syst Rev. 2006. 作業療法介入によりADL機能が有意に改善(標準化平均差0.44、95%CI 0.18-0.70)。対象に合わせた作業訓練(Occupation軸への直接介入)の効果を示す。
COPM使用の有効性 [複数RCT]:Wressle E et al. Improved client participation in the rehabilitation process using a client-centred goal formulation structure. J Rehabil Med. 2002;34(1):5-11. N=151名。COPM使用群は通常群より目標達成率・患者満足度が有意に高かった(p<0.05)。
環境調整の効果 [観察研究]:Stark S et al. Home modifications that enable community aging. Gerontologist. 2009;49(Suppl 1):S3-14. 家屋改修・補助具導入によりADL転帰が改善。Environment軸への介入の単独効果を示す。週1回・計8週の介入プログラム(計8回)。

PEOモデルが示すとおり、人の回復は機能だけでは完結しません。STROKE LABでは、患者さんが「何をしたいか」という作業の意味を出発点に、環境整備と個人能力向上を並行させるアプローチをとっています。退院後の生活期でもその視点は変わりません。
多職種連携と環境調整。
PEOモデルは多職種でどう共有するか
PEOモデルの強みは、「3つの軸で話せば職種を超えて理解しやすい」ことです。PTは主にPerson(下肢機能)、OTはPerson+Occupation+Environment、STはPerson(嚥下・言語)を担いますが、E軸の「家族サポート・社会資源」は全職種で共有すべき情報です。
「PEOで整理した情報をカンファレンスで共有すると、職種間の視点のすり合わせが格段に速くなります。『Eに問題がある』と言えば、全員が家族・住環境・社会資源のことだとすぐわかります。」
「新人の頃はP軸(機能改善)ばかり気になりますが、E軸を整えるだけで翌日のADLが劇的に変わることがあります。環境は今日すぐ変えられる、ということを覚えておいてください。」
| 職種 | PEO軸での評価項目 | 主な介入内容 | 他職種との連携ポイント |
|---|---|---|---|
| PT(理学療法士) | P:下肢筋力・バランス・歩行能力・FMA下肢スコア | 歩行訓練・バランス訓練・屋外歩行練習 | OTへ「屋内の歩行動線」情報を共有。Eの物理的障壁をOTと協議 |
| OT(作業療法士) | P:上肢機能・認知(MoCA)、O:COPM、E:家屋評価・家族サポート | ADL訓練・補助具選定・家屋改修提案・家族指導・COPM実施 | PEO評価結果をカンファレンスで共有し、目標の優先順位を全職種で合意 |
| ST(言語聴覚士) | P:嚥下機能・失語・高次脳機能障害、O:食事動作・コミュニケーション | 嚥下訓練・失語症訓練・認知リハビリ・食事形態の提案 | COPMの面接にSTが同席しコミュニケーション支援。認知障害がある場合は目標設定を協議 |
| 看護師 | P:全身管理・内服管理、E:病棟環境・夜間のADL状況 | 夜間・早朝のADL練習機会の確保、家族への病棟での介助指導 | OTが設定した補助具の使い方を病棟で継続させるための引き継ぎ情報を共有 |
| 医師 | P:神経学的所見・NIHSS・画像所見(責任病巣) | 治療方針決定・リハビリ指示・退院時期判断 | 責任病巣と予後予測をPEO評価に反映させるため、回診時に情報収集 |
| MSW(医療ソーシャルワーカー) | E:社会資源・経済状況・退院先・地域サポート体制 | 介護保険申請・障害福祉サービス調整・退院支援・地域グループ紹介 | OTのEnvironment評価結果をもとに、具体的な社会資源の調整を担う |
つまずきポイントと臨床判断のコツ。
PEOモデルを学んだばかりの新人OTが陥りやすいパターンを3つ挙げます。自分の評価を振り返るチェックリストとして使ってください。
新人OTと先輩のやりとりから学ぶ

「石川さんが衣服の着脱に困っていたとき、私はすぐ手の訓練を考えました。でも先輩に『なぜ服が着られないのか3つの軸で説明してみて』と言われて、初めて『ボタンエイドという補助具(E軸)』という選択肢に気づきました。」
「患者さんが精神的なプレッシャーを感じているとき、リハビリ室の照明を落として静かな環境に整えると(E軸の調整)、集中力が上がってP軸の訓練効果も高まりました。Eを変えるだけでPも変わるという実感がPEOの真骨頂です。」
予後とゴール設定。
PEOモデルでのゴール設定は、「機能がどこまで回復するか」だけでなく、「3軸のバランスをどこまで改善できるか」で考えます。石川さんのケースでは3ヵ月で以下の改善が見られました。
Barthel Index:40点→65点(+25点)。FMA上肢:25点→40点(+15点)。MoCA:18点→23点(+5点)。3軸すべてに介入した結果、BIのMCIDを大きく上回る改善が達成されました。特にE軸(補助具導入・家族指導)への介入が衣服着脱の自立を早めた要因と考えられます。
生活期に移行した後は、E軸の変化(退院・家族構成・社会参加)に合わせて目標を更新することが重要です。PEOモデルはゴールを「一度決めたら終わり」にしない動的な視点を提供します。
長期的作業遂行の改善 [観察研究]:Sveen U et al. Occupational therapy for patients with stroke: review of functional outcomes with environmental modifications. Scand J Occup Ther. 2004;11(1):8-15. 環境調整を含む作業療法により、退院後6ヵ月でのADL自立度が対照群より有意に高かった。Environment軸への介入の長期効果を示す。
社会参加と予後 [SR/MA]:Fang J et al. Social participation and health outcomes in stroke survivors. Stroke. 2019;50(4):1083-1089. N=2,847名(複数コホート)。社会参加(O軸・E軸)の維持が死亡リスクの低下と関連(HR 0.74)。PEOモデルにおけるO軸・E軸介入の長期予後への影響を示す。
よくある質問。
PEOモデル(Person-Environment-Occupation Model)は、人・環境・作業の3要素の相互作用が作業遂行の質を決定するという理論的枠組みです。カナダの作業療法士Law らが1996年に提唱しました。3つの円の重なりが大きいほど作業遂行が良好な状態を示します。
脳卒中後の評価では、Person(麻痺・認知・感情面)、Environment(自宅のバリアフリー状況・家族サポート・文化的背景)、Occupation(ADL・趣味・社会参加)の3軸でアセスメントします。3つの重なりが最大になるよう、個人能力向上・環境整備・作業の段階付けを同時に計画します。
PersonにはFMA(上下肢運動機能)・MoCA(認知機能)、OccupationにはBarthel Index・FIM(ADL自立度)、EnvironmentにはCOPM(カナダ作業遂行測定)・家屋評価が対応します。COPMはPEOモデルとの理論的整合性が高く、目標設定の標準的ツールとして推奨されています。
COPMの臨床的最小変化量(MCID)は遂行度・満足度ともに2点とされています(Law et al., 1990; Cup et al., 2003)。10点満点の評価で初回スコアから2点以上の改善が認められれば、臨床的に意味ある変化と判断できます。
①Personだけに注目してEnvironmentを見落とすこと、②「作業」を身体機能訓練と混同すること(作業は患者が意味を感じる活動を指す)、③3要素を別々に評価して相互作用の視点を欠くことの3点が多いです。評価票は3軸を並列記載し、重なりの大きさをアセスメントする習慣をつけましょう。
生活期では病院環境から自宅・地域環境へとEnvironmentが大きく変化します。外来・訪問リハで最も重要なのは自宅の家屋評価と社会資源の把握(Environment軸)です。COPMなどでOccupationの優先順位を再設定し、制度利用(介護保険・障害福祉)と合わせた目標を立てることがPEOモデル的アプローチの核心です。
STROKE LABのプログラム。
STROKE LABは脳卒中専門の自費リハビリ施設です。PEOモデルの視点を取り入れた評価と介入で、退院後の「本当の生活回復」をサポートします。機能訓練だけでなく、患者さんの「意味ある作業」を軸にした目標設定と、環境・社会参加まで含む包括的なアプローチが私たちの強みです。
— STROKE LABでの実際のリハビリの様子をご紹介します
「生活期の患者さんで、自宅で外出を全くしなくなった方がいらっしゃいました。身体機能は回復期より改善していたのに、玄関の段差と『誰かに見られる恥ずかしさ(文化的E軸)』が外出を妨げていたのです。PEOで整理したところ、段差解消スロープの導入(物理E軸)と、同じ経験を持つ方のサポートグループへの紹介(社会E軸)で、1ヵ月後には週2回の外出が実現しました。機能だけ見ていたら、このアプローチには辿り着けなかったと思います。」 — OT・臨床経験8年・生活期リハビリ専門
「新人の頃、COPMで患者さんに『何をしたいですか?』と聞くと、最初は『何でもできればいい』とおっしゃる方が多くて困っていました。ある日、食事の準備の話になったとき、患者さんの表情が初めて変わりました。そこから『奥さんへの誕生日ディナーを作る』という具体的な目標が生まれ、上肢訓練への意欲が一気に高まりました。O軸を引き出す問いかけ方こそ、OTの腕の見せ所だと実感しました。」 — OT・臨床経験5年・回復期・生活期リハビリ担当
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諦めないでください。

退院後、「もう良くならないのでは」と感じている患者さんやご家族に、私はいつもこう伝えます。「脳と体の可能性は、環境と作業の意味次第でまだ引き出せます。」
PEOモデルが示すように、機能の改善だけがリハビリではありません。その方が「意味を感じる生活」を取り戻すことこそが、私たちの目指すリハビリです。
STROKE LABでは、患者さん一人ひとりのP・E・O軸を丁寧に評価し、「3つの円の重なり」が最大になるプログラムを提供します。まずは無料相談で、現在のお困りごとをお聞かせください。
代表取締役 金子 唯史
参考文献。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024) パーキンソン病の機能促進:医学書院 (2025)