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Vol.453.手のアーチ作れてますか?脳卒中者の物品リーチ時の手の形状変化の特徴

 

 

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カテゴリー

 

上肢

 

タイトル

●手のアーチ作れてますか?脳卒中者の物品リーチ時の手の形状変化の特徴

 

●原著はPalmar Arch Modulation in Patients With Hemiparesis After a Strokeこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●脳卒中患者の手指リハビリに関わる事が多く、その中で手のアーチを作る・手の形を物に合わせるなど上手く行えていない方は多く、手指のアーチに関して学習し患者に還元しようと思い学習の過程として本論文に至る。

 

内 容

 

背景・方法

 

●以前、健常者の物品リーチから把持時の手掌弓の変調を母指球と小指球の偏位を特定する事で調べた。この方法を使用し軽度手の麻痺のある脳卒中患者の2種類の物品(球形、円筒形)のリーチ~把持中の手の姿勢・変調が評価された。手の形状の変調について、3つの相:移送期(P1)プレシェーピング(P2)接触期(P3)間で調査した。

 

●片麻痺の脳卒中患者10人(女性は4人、平均年齢65±9歳)が参加した。他に8人の健常ボランティア(女性4人、平均年齢55±10歳)がコントロール群として参加した。球形(ボール:直径10.5 cm)と円筒形(プラスチックガラス:直径8.5 cm、高さ14 cm)の2つの物品への自然な力でのリーチ~把持中の手の形の変化を調べた。グリップの種類ごとに10回試行した。物は調整可能なテーブル上の同側の肩の前の被験者の腕の長さの90%の距離に置かれ、手の開始位置から約5cm上にありました。

 

 

●6カメラのVicon動作分析システムを使用して、上肢と手の3次元の動きを記録した。反射マーカーを橈骨および尺骨茎状突起に配置し、2つの追加マーカーを前腕に配置した。 反射マーカー(3 mm)を手背と指の関節に取り付けた。

 

 

結果

 

●対照群と比較し特にP3:物品との接触期において掌側アーチの変調に有意な差を示した。対照群の健常者は課題の早い段階で手の形の調整をほとんど完了したが、脳卒中患者は各相を完了するのにより長い時間がかかった。さらに、脳卒中患者は、多くのアーチ変調を必要とする平らな手から動作を始めたため課題の後半部分での時間的および空間的な同時実行性が反映されてた。

 

●十分に回復した手の把握能力を持つ脳卒中者は、特定の把持段階で手の姿勢に補正/適応を組み込む傾向がありました。

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●物を持とうとした際に、その物に合わせて手の形を調整出来る能力が必要である。外在筋だけでの手指屈曲では手の中に物が入るスペースがなく押し出してしまう。そのため、手内筋へのアプローチは重要となる。指尖つまみ、指腹つまみ、側腹つまみ他何が出来て何が出来ていないのか整理していくことも重要と思われる。

 

 

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