3歳で片足立ち・ケンケンが苦手|バランス発達と家庭遊び – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 小児リハビリ
  4. 3歳で片足立ち・ケンケンが苦手|バランス発達と家庭遊び
小児リハビリ

3歳で片足立ち・ケンケンが苦手|バランス発達と家庭遊び

BALANCE & PRESCHOOL MOTOR DEVELOPMENT

片足で止まる・跳ぶ力は、
遊びの中で少しずつ育ちます

3歳になったけれど、片足立ちがすぐ崩れる。ケンケンをしようとしても両足で着いてしまう。公園でよく転ぶ、階段やジャンプも少し不安——。片足立ちやケンケンは、脚力だけでなく、足裏の感覚・骨盤と体幹・視線・左右差・怖さ・リズムが関わる運動です。この記事では、心配しすぎず、でも見逃したくないポイントを整理します。

UPDATED2026.07.02
READ約15分
FOR3〜5歳前後のお子さんの保護者へ
BYSTROKE LAB

2歳自宅

Quick Reference
まず知ってほしい5つのこと。
01
3歳で片足立ち・ケンケンが苦手でも、すぐに異常とは判断できません
02
片足立ちは「止まる力」、ケンケンは「支えて跳び、また支える力」です
03
見るべき点は、脚力だけでなく足裏・体幹・視線・左右差・怖さです
04
いきなりケンケンを反復するより、遊びで段階的に準備します
05
よく転ぶ、左右差が強い、生活や園で困る場合は専門相談を考えます
01
Everyday Worry

片足で止まれない姿を見ると、不安になります。

A Parent’s Voice
「片足を上げると、すぐ倒れてしまいます」

片足立ちをしようとすると、体がぐらっと傾く。ケンケンをしようとしても、すぐ両足をつく。お友だちができているのを見ると、「うちの子だけ遅いのかな」と不安になることがあります。

でも、片足立ちやケンケンは、見た目以上に複雑な運動です。片足で体を支え、倒れそうになったら戻し、必要に応じて跳び、また片足で着地する。大切なのは、できる・できないだけでなく、どこで崩れるのかを分けて見ることです。

3歳前後は、運動の個人差がまだ大きい時期です。片足立ちやケンケンが得意な子もいれば、怖がる子、ふらつく子、ジャンプは好きだけれど片足になると難しい子もいます。まずは「今どの段階にいるのか」を見て、遊びの中で一つ前の準備から整えていきます。

この記事では、片足立ち・ケンケンに必要なバランス発達、苦手に見える理由、家庭でできる遊び、専門相談の目安を整理します。STROKE LABらしく、足裏・体幹・骨盤・視線・感覚・運動学習の視点から、日常で見られるポイントに落とし込みます。

02
What Are Single-leg Balance & Hopping

片足立ち・ケンケンとは。

片足立ちは、片方の足で体を支えながら、体が前後左右へ倒れないように調整する動きです。止まっているように見えますが、足裏・足首・膝・股関節・骨盤・体幹・目線が細かく働いています。

ケンケンは、片足立ちよりさらに難しい運動です。片足で支えるだけでなく、片足で床を押して跳び、空中で体を保ち、また片足で着地します。つまり、ケンケンが苦手な場合は、片足立ち、両足ジャンプ、着地、リズム、怖さなどを分けて見る必要があります。

Key Point
片足立ちは「止まる力」、ケンケンは「跳んで戻る力」

片足で数秒止まれるようになっても、すぐケンケンができるとは限りません。止まる、しゃがむ、ジャンプする、着地する、リズムに合わせる。これらの要素が少しずつつながって、ケンケンに近づいていきます。

2歳ケンケン

03
Balance Foundation

バランスを支える、4つの力。

片足立ちやケンケンは、脚力だけで成立する運動ではありません。足裏で床を感じる力、片脚で骨盤を支える力、体幹を保つ力、視線とリズムを使って動きを調整する力が関わります。

01
足裏で床を感じる力足底感覚

片足になると、足裏から入る情報が一気に重要になります。足指で床をつかみすぎる、土踏まずがつぶれる、片足だけ不安定などを見ます。

02
股関節と骨盤で支える力片脚支持

片足立ちでは、支えている足の上に骨盤と体幹を乗せる必要があります。骨盤が横へ逃げると、すぐ反対足をつきたくなります。

03
体幹をまっすぐ保つ力姿勢制御

片足になると、体が横へ倒れたり、上半身を大きく振ってバランスを取ったりします。体幹が硬すぎても弱すぎても、調整が難しくなります。

04
視線・リズム・まねる力運動計画

ケンケンでは、動きのタイミングやリズムも大切です。大人のまね、歌、線やマーカーを使うと、動きのイメージが作りやすくなります。

ケンケン4つのバランス

04
Why It Seems Difficult

苦手に見える理由を、分解します。

片足立ちやケンケンが苦手な理由は一つではありません。よくあるのは、足裏で床を感じにくい、片側の股関節で支えにくい、体幹が横へ倒れる、目線が下がる、ジャンプの着地が怖い、リズムがつかみにくい、といったケースです。

見られる様子 考えやすい背景 家庭で見るポイント
片足を上げるとすぐ足をつく 片脚支持の経験が少ない、支えている足の上に骨盤が乗りにくい 左右どちらの足でも試せるか。手すりや壁に軽く触るとできるか。
体が大きく横へ倒れる 体幹・骨盤の側方制御が未熟、足裏の支持が不安定 片足を高く上げすぎていないか。短く上げるだけなら保てるか。
ケンケンで両足をつく 跳ぶ力より、片足で着地して戻る力がまだ育っている途中 両足ジャンプ、片足スタンプ、片足で小さく弾む段階を見ます。
片側だけ極端に苦手 左右差、足裏感覚の差、股関節・体幹の支え方の偏り 左右で何秒違うか。階段やジャンプでも同じ側が苦手か。
怖がってやりたがらない 転倒経験、不安、感覚過敏、成功体験の少なさ 手をつく場所があると挑戦できるか。短く楽しく終えられるか。
片足立ち・ケンケンの苦手さは、脚力だけではありません。足裏・骨盤・体幹・視線・怖さを一緒に見ます。

STROKE LABの視点:「片足を上げる」より先に、「支えている足に乗れているか」を見る

片足立ちのご相談では、「足を上げられない」「片足で止まれない」と表現されることが多いです。しかし、私たちがまず見るのは、上げている足ではなく、支えている足です。支えている足の足裏で床を感じ、股関節の上に骨盤が乗り、体幹が横へ倒れすぎない状態が作れているかを確認します。

この土台が整うと、片足を高く上げなくても、まずは「一瞬止まる」「片足でスタンプを踏む」「片足で小さく弾む」といった成功体験を作りやすくなります。ケンケンは、その先にある複合的な運動として捉えると、家庭での遊びも組み立てやすくなります。

片足バランス

05
Observation at Home

家庭で見る、5つのポイント。

家庭で見るときは、秒数だけにこだわらないことが大切です。片足を上げた瞬間、支えている足、体幹の傾き、視線、怖がり方を分けて見ると、どの段階の遊びから始めるとよいかが見えてきます。

01
片足をどの高さまで上げられるか難易度

高く上げるほど難しくなります。まずはつま先を床から少し浮かせるだけでも十分です。

02
左右差があるか左右

右足で支えるとできるが左足ではすぐ崩れる、片側だけ嫌がるなどがある場合は、他の動作でも左右差があるか見ます。

03
目線が下がりすぎないか視線

足元ばかり見ると、体が丸くなったり前に倒れやすくなります。シールや的を目の高さに置くと、姿勢が整いやすいことがあります。

04
ジャンプと着地がどうか動的バランス

両足ジャンプができるか、着地で膝を曲げられるか、音が大きすぎないかを見ると、ケンケンの準備が分かります。

05
怖がり方・疲れ方情緒

できないというより、転ぶのが怖い、失敗したくない、疲れやすいこともあります。短く楽しく終えることが重要です。

06
When to Watch / When to Ask

様子見でよい場合、相談した方がよい場合。

3歳で片足立ち・ケンケンが苦手な場合、すぐに心配しすぎる必要はありません。一方で、片足立ちだけでなく、よく転ぶ、階段が極端に苦手、左右差が強い、園生活で困るなどが重なる場合は、早めに相談することで安心につながります。

観察ポイント 様子を見ながら関われることが多い 相談を考えたい
変化の経過 一瞬でも止まる、片足を上げる時間が少しずつ伸びている 半年以上ほとんど変化がない、挑戦自体を強く避ける
転びやすさ 走ると転ぶことはあるが、遊び全体には参加できる 日常的によく転ぶ、顔や頭をぶつけやすい、段差が極端に苦手
左右差 得意不得意はあるが、左右どちらも少しは試せる 片側だけ極端に嫌がる、片足だけよく引っかかる、片側だけ使いにくい
他の運動 走る、階段、両足ジャンプなどは年齢相応に近い ジャンプができない、階段が極端に苦手、ボール遊びも大きく苦手
生活への影響 苦手だが、遊びや園生活に大きな支障はない 運動遊びを避ける、友達と遊びにくい、園から指摘がある
Safety First
「できるまで練習」より、成功しやすい環境を作る

片足立ちやケンケンを何度も失敗すると、子どもが「苦手」「怖い」と感じやすくなります。滑りにくい床、近くに手をつける壁や椅子、短い時間、楽しい声かけを用意し、できた経験で終えることが大切です。

07
By Age

年齢別に、見方を変えます。

3歳では、片足立ちやケンケンができ始める子もいますが、安定性には個人差があります。4〜5歳にかけて、片足で止まる時間や、片足で跳ぶ動きが伸びてくる子も多くいます。年齢だけでなく、遊びの中で少しずつ変化しているかを見ます。

年齢の目安 見たいポイント 関わり方
3歳前半 片足を少し上げる、両足ジャンプ、線の上を歩く 片足で止まるより、動物まね・スタンプ遊びから始める
3歳後半 片足で数秒止まる、片足で小さく弾む準備 壁に指を触れながら片足立ち、マーカーを踏む遊びを入れる
4歳前後 片足立ちの時間が伸びる、片足で1回跳ぶ子も出てくる 片足スタンプ、片足ジャンプ、ケンケンパの前段階を遊ぶ
5歳前後 片足で跳ぶ、連続してケンケンする力が伸びる ケンケンパ、リズムジャンプ、方向転換を少しずつ入れる

発達ケンケン

※年齢は目安です。早産、発達歴、運動経験、性格、環境によって個人差があります。気になる場合は小児科や専門家に相談してください。

08
Home Play

家庭でできる、やさしい遊び。

家庭では、いきなり「ケンケンを10回」と練習するより、成功しやすい遊びから始めます。片足で止まる前に、両足ジャンプ、線の上歩き、片足を少し浮かせる、片足スタンプなどを入れると、無理なく準備できます。

STEP 1
線の上を歩く
— まずは両足でバランス
床にテープで線を作り、ゆっくり歩く
足元だけでなく、前を見る声かけをする
STEP 2
片足スタンプ
— 片足に乗る入口
床の丸シールを片足で踏む
止まるより、まず「踏む・戻る」を楽しく行う

2歳訓練

03
壁タッチ片足立ち安心

壁や椅子に指1本だけ触れて片足を少し上げます。支えがあることで怖さが減り、成功しやすくなります。

04
動物まねジャンプリズム

うさぎ、カエル、フラミンゴなど、動物まねで体を動かします。ケンケンを直接練習するより、楽しく重心移動を経験できます。

05
ケンケンパの前段階段階づけ

「両足ジャンプ→片足スタンプ→両足着地」のように、片足で連続して跳ぶ前の形から始めます。できたら大きく褒めて終えます。

09
Do Not Force

避けたい関わり。

片足立ちやケンケンは、できないことを繰り返すと自信を失いやすい運動です。練習量を増やすより、成功しやすい段階に戻すことが大切です。

Caution
「なんでできないの?」ではなく、遊びを一段階やさしくする

子どもは失敗が続くと、片足立ちやケンケンそのものを嫌がることがあります。できない動きを責めるより、壁タッチ、片足スタンプ、両足ジャンプなどに戻し、成功体験を積む方が上達につながりやすくなります。

2歳ケンケン

避けたいこと 理由 代わりにできること
滑る床でジャンプする 転倒しやすく、怖さが強くなる 滑りにくいマットや裸足で、短く行う
できるまで繰り返す 疲れて崩れやすく、苦手意識が残りやすい 1〜3回できたら終える、できた動きを褒める
いきなり連続ケンケンを求める 片足支持・跳ぶ・着地の準備が足りない場合がある 両足ジャンプ、片足スタンプ、壁タッチ片足立ちから始める
10
Professional Assessment

専門家は、どこを見るのか。

専門家は、片足立ちが何秒できるかだけを見ているわけではありません。足裏、足首、膝、股関節、骨盤、体幹、視線、左右差、怖さ、運動の組み立て方を合わせて確認します。

01
足裏と足首接地

足裏で床を感じられるか、足指で強くつかみすぎていないか、足首が硬すぎないかを見ます。

02
股関節・骨盤・体幹姿勢

片足に乗ったときに骨盤が横へ逃げないか、体幹を大きく振っていないか、支えている足の上に体が乗るかを見ます。

03
ジャンプと着地動的制御

両足ジャンプの着地、片足で弾む力、着地後に体を戻す力を確認します。

04
模倣・リズム・運動計画運動学習

大人のまねができるか、歌や合図に合わせられるか、どの順番で体を動かすかを見ます。ケンケンが苦手でも、リズムやまねが整うと動きやすくなることがあります。

2歳自宅

For Parents
「できない理由」は、遊びの中の動きに表れます。

STROKE LABでは、片足立ちやケンケンだけを練習するのではなく、足裏、股関節、体幹、左右差、視線、怖さ、運動計画まで含めて、お子さんの動きを丁寧に確認します。園生活や家庭遊びで気になることがある方は、小児リハビリのページもご覧ください。

小児リハビリについて見る

11
FAQ

よくある質問。

Q. 3歳で片足立ちができないのは、発達の遅れですか?

片足立ちが苦手なだけで、すぐに発達の遅れとは判断できません。3歳では個人差があります。片足を少し上げる、壁に触れればできる、遊びの中で少しずつ挑戦できる場合は、家庭遊びで様子を見ることもあります。

Q. ケンケンができないとき、何から始めればよいですか?

両足ジャンプ、線の上歩き、片足スタンプ、壁タッチ片足立ちから始めます。ケンケンは片足で支える・跳ぶ・着地する動きが必要なので、いきなり連続ケンケンを求めない方が取り組みやすくなります。

Q. 片足立ちは何秒できれば安心ですか?

秒数だけで判断しすぎないことが大切です。3歳前後では、片足を少し上げる、一瞬止まる、左右どちらも試せる、壁に触れると安定するなどの変化を見ます。4〜5歳にかけて片足立ちやケンケンが伸びる子もいます。

Q. よく転ぶ場合も関係ありますか?

関係することがあります。片足立ちやケンケンだけでなく、走る、階段、ジャンプ、方向転換でよく転ぶ場合は、足裏感覚、体幹、視線、左右差、運動計画などをまとめて見るとよいです。

Q. いつ専門家へ相談した方がよいですか?

日常的によく転ぶ、階段やジャンプが極端に苦手、片側だけ大きく苦手、運動遊びを避ける、園生活で困る、発達の後戻りがある場合は相談の目安です。小児科や理学療法士・作業療法士へ相談すると、遊びの中での動きを整理できます。
12
STROKE LAB

STROKE LABでは、遊びの中の動きを見ます。

STROKE LABの小児リハビリでは、「片足立ちができるか」「ケンケンができるか」だけでなく、なぜ難しいのかを丁寧に見ます。足裏、足首、膝、股関節、骨盤、体幹、視線、左右差、怖さ、まねる力、リズム、園生活での困りごとまで含めて整理します。

子どもの発達は一人ひとり違います。平均と比べて焦るより、「今この子にとって、楽しく挑戦できる入口はどこか」を見つけることが大切です。家庭遊びや園生活で気になることがある場合は、専門評価をご検討ください。

Message from CEO
「できない」を責めるのではなく、
できる入口を一緒に探します。
STROKE LAB代表 金子唯史が小児リハビリの場面でお子さんを支援している様子

子どもの運動発達には、得意・苦手の幅があります。大切なのは、できない動きを繰り返すことではなく、その子が安心して挑戦できる一つ前の段階を見つけることです。

私たちは、診断を急ぐのではなく、今のお子さんにとって、楽しく成功できる入口を一緒に探すことを大切にしています。

「このまま様子を見てよいのか」「家庭では何をすればよいのか」と迷われている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

株式会社STROKE LAB
代表取締役 金子 唯史

無料相談を予約する

References

本記事は、幼児の運動発達・バランス発達に関する一般的な情報と、STROKE LABの小児リハビリにおける臨床経験をもとに構成しています(最終確認日:2026年7月2日)。

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

誠心誠意の機能向上に向けたリハビリ支援
脳卒中・パーキンソン病に特化した個別リハビリ支援。
病院で培った機能をつなぎ、可能性を広げる施設です。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階・5階
03-6887-5263
〒158-0082 東京都世田谷区等々力7-2-31 The Room 等々力West 201号 2026.3 OPEN
03-6887-5263
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-3-16 梅田ステートビル202号
06-7220-4733
ACCESS
会社案内
事業案内
その他