小児の自費リハビリ|費用・頻度・初回の流れと保険リハとの使い分け
小児の自費リハビリ|費用・頻度・初回の流れ
「今の支援に加えて必要?」「費用に見合う?」——自費リハは、通う回数を増やすためのサービスではありません。個別課題を評価し、短期目標と生活での確認方法を決めるための選択肢です。費用と使い分けを率直に整理します。

小児の自費リハビリとは。
自費リハビリは、公的保険を使わず、費用を全額自己負担するサービスです。時間や内容を個別に設計しやすい一方、費用負担があります。
利用目的は、「長く通うこと」ではありません。今の困りごとを評価し、短期目標を決め、家庭・園・学校で変化を確認することです。
保険リハとは、役割で使い分けます。

| 支援 | 主な役割 | 自費リハとの関係 |
|---|---|---|
| 医療・保険リハ | 診断、医学的管理、医療として必要なリハ | 主治医の方針を優先し、目標を共有 |
| 児発・放デイ | 生活、遊び、集団、家族支援 | 活動場面の情報を共有 |
| 自費リハ | 個別課題の評価、練習設計、再評価 | 方法を生活へ戻す |
併用の価値は、支援を足すことではなく、同じ生活目標へ役割を分けることにあります。制度の詳しい比較は関連記事へ譲ります。
利用を検討しやすい場面。
急な麻痺、けいれん、意識や呼吸の変化、強い痛み、発熱を伴う急変は自費リハの対象ではありません。医療機関への相談を優先してください。
費用と頻度は、先に見通しを立てます。
90分 29,700円
延長30分 9,900円
+有料セラピー60分
計80分 19,800円
頻度は「週1回が正解」と固定しません。導入期は評価と方法の確認、練習期は家庭での再現、確認期は間隔を空けた再評価というように、目的で変えます。
費用だけでなく、通院時間、子どもの疲労、家庭の負担を含めて継続可能性を考えます。変化が乏しい場合は、同じ内容を続けず、目標・方法・頻度を見直します。
初回は、相談から具体的な一歩へ。
初回ですべてを解決するのではなく、「何を変えるか」「どこで確認するか」を明確にします。初回評価の詳細は関連記事で紹介しています。
STROKE LABは、通う回数より設計を重視します。
自費リハでは、担当者の専門性と説明責任が重要です。STROKE LABでは、困りごとを評価所見へ分け、介入を試し、その場の反応と生活での変化を分けて確認します。
本人・家族が選んだ目標と、目標動作そのものの練習を重視する考え方は、小児リハビリの臨床ガイドラインでも支持されています。ただし、必要な頻度や効果は疾患・年齢・目標で異なります。
よくある質問。
次の一歩へ。

自費リハは、保険リハや地域支援より上にあるものではありません。役割が違う選択肢です。
大切なのは、支援を増やす前に、生活のどこを変えたいのかを決めることです。評価・練習・家庭での確認・再評価を一つの流れにします。
費用や通院負担も含め、無理なく続けられる方法をご提案します。必要がなければ、漫然と利用を続けることは勧めません。
代表取締役 金子 唯史

脳の領域別の働きから、臨床で行うリハビリテーション方法を提案する専門書です。姿勢・感覚・運動を連鎖として見る視点は、お子さんの動きを評価する土台にもなります。
料金・運用は変更される場合があります。予約前に最新の案内をご確認ください。診断・治療・医学的管理は医療機関へご相談ください(最終確認日:2026年7月13日)。
- こども家庭庁:児童発達支援ガイドライン,2024.
- こども家庭庁:放課後等デイサービスガイドライン,2024.
- Jackman M, et al. Interventions to improve physical function for children and young people with cerebral palsy: international clinical practice guideline. Dev Med Child Neurol. 2022;64(5):536-549.
- 株式会社STROKE LAB:自費リハビリ事業・料金案内(2026年7月13日確認)。
- 金子唯史:脳の機能解剖とリハビリテーション.医学書院,2024,408頁。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024) パーキンソン病の機能促進:医学書院 (2025)