2016.05.19療法士専門系
塾での気付き その① ハンドリングで考える程、動けなくなる、感じられなくなる
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皆さんこんにちは.
短いフレーズですが、塾での気付きをメモして発信できればと思います。
考える程、動けなくなる、感じられなくなる
最近平日コースでのあるあるですが、評価しようと考えれば考える程、手のフィーリングが落ちてくる方がいます。
気持ちはよく分かります。
僕も、習ったことをできるだけ試したり、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤しながらスキルを高めています。
ただ考えれば考えるほど、セラピストの身体が硬くなり始め、その緊張が相手に伝わり、余計動けなくなるのです。
禅の修行では心を無にするトレーニングをすると思います。
セラピーも開始前やセラピー中で、常に「ニュートラルに戻る」トレーニングをすることが大事かと思います。
僕も昔、バイブレーションタイマーを治療の中で15分おきになるようにし、その都度「ドツボにハマりすぎてないか、身体が硬くなってないか??」
と見直すトリガーの機会をあえて作っていました。
それぐらい、ハマり過ぎると動けなくなります、考えこみ過ぎると動けなくなります。
最近思うことは
ハンドリングは余計な思考の排除、つまり「洗練させる」ことが上手くなると考えてます
先日人工知能番組にて羽生善治氏が、
「将棋はたくさんの選択肢を考えなくなることが強くなる」
と述べていました。
同感です。
ハンドリングもたくさんの選択肢を考えなくなることが上手くなるのです。
もちろん選択肢を減らして洗練させるには、多くの知識や実践経験が重要になるので、患者さんのセラピーを実践することが大切です。
その裏で、頑張れば頑張るほど、上手くなる というものでもないのです。
頑張りつつ、意思決定をしながら余計なものを捨てて、さらに新しい物を取り入れる、 この循環が大事なので、余計なものを貯めこんでいく努力は残念な結果に陥ります。
捨てる勇気の積み重ねこそスキルアップに重要!!
「残念」の負のループからの決別が大切です!!