代表取締役社長 金子 唯史 (かねこ ただふみ)
ご挨拶Greeting
はじめまして。代表の金子唯史です。 STROKE LABでは、脳神経系疾患を中心に多様な症状に悩む患者様を一人でも多くサポートするため、大学病院経験や海外研修を経て獲得した知識・技術をもとに、最新の世界の研究実績を取り入れながら、オーダーメイドのセラピー・リハビリを提供しています。また、セラピストへの技術指導も実施してリハビリ業界の技術発展へ寄与し、患者様へのリハビリに還元されるよう尽くしています。
私は日本でも最先端の高度医療を提供する順天堂大学医学部附属順天堂医院で、脳神経疾患を中心に、整形外科疾患、内科疾患、スポーツ外傷などを呈した患者様に10年以上関わり、機能回復への一端を担ってきました。
しかし、セラピー継続を望む患者様の声に対して、現在の保険制度では退院後の担当患者様への継続は難しく、ニーズに答える事ができませんでした。更に、医療財源への圧迫に伴い病院外来や継続期間は年々縮小し、専門的知識や技術を提供できる施設が激減する時代となりました。そのため脳卒中やパーキンソン病などの患者様のセラピーの行き場がない状況、いわゆる「リハビリ難民」が増えていく現状に「自分がどうにかしなければ」という使命感が年々溢れてきました。
結果、期間や診断に左右される保険診療ではない自費リハビリ・保険外リハビリ施設を開設すれば、発症直後から長期の方まで、様々なニーズに答えられるのではないかという考えに至り東京都内の文京区に「STROKE LAB」を設立しました。
経歴Career
- 1981長崎市生まれ
- 2003国家資格取得後、高知県の近森リハビリテーション病院 入職
- 2005順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職
- 2012~2014イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了
- 2015.4約10年間勤務した順天堂医院を退職し、ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立
- 2022~株式会社STROKE LAB代表取締役に就任
1981 | 長崎市生まれ |
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2003 | 国家資格取得後、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 |
2005 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 |
2012~2014 | イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会 修了 |
2015.4 | 約10年間勤務した順天堂医院を退職し、ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 |
2022 | 株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 |
翻訳・執筆・監修書籍Book

近代ボバース概念 – 理論と実践ガイアブックス (2011)

本著は私の初の翻訳書籍です。本著の翻訳を通じ、ヒトが動くためには筋肉や骨だけを診るのではなく、脳神経システムも踏まえなければ十分な回復を促せないことを再認識しました。ヒトは骨と筋肉だけでなく、脳や神経まで配慮したセラピーを実施しなければ、すぐに元に戻ったり、飛躍的な改善は見込めません.

エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション (原著:STRONGER AFTER STROKE 第2版)ガイアブックス (2014)

本著は初の単独での翻訳書籍です。原著を読み「脳卒中後においてプラトー(機能回復が停滞する状態)はない」「運動麻痺の回復は当事者が努力しなければならない」など、印象深い記述に感銘を受け翻訳の運びとなりました。

エビデンスに基づく高齢者の作業療法ガイアブックス (2014)

本著は初の監修書籍です。本著の特徴として最新のエビデンスに基づく論文を多用しながら老化現象への理解、作業療法の役割を論説している点です。原著を読み、是非日本の作業療法士にも紹介できたらという願いから、ガイアブックス社で出版できる運びとなりました。エビデンスは今後のリハビリ分野において常に考えるべき課題といえます。

新 近代ボバース概念 – 発展する理論と臨床推論ガイアブックス (2017)

本著は「近代ボバース概念」をさらに発展させた内容となっています。最新の脳科学的治験から臨床介入まで幅広い内容が網羅されています。現代のリハビリは科学的見解をどのように臨床に落とし込んでいくかが求められています。本著は、治療アイデアを飛躍させてくれる内容となっています。

脳卒中の動作分析医学書院 (2018)

本著は、基本動作を中心に動作分析のコツ、解剖・運動学的分析や神経学的分析を用いてどのように解釈していくかを検討していく内容となっています。 動作分析からの臨床推論は療法士にとって重要なスキルです。上肢~歩行まで全身から問題点の把握・介入を展開する流れはSTROKE LABのセラピースタイルそのものです。
専門誌・ジャーナル執筆Book

疾患別作業療法の実際―骨・軟部腫瘍・脊髄腫瘍 / 作業療法ジャーナル 三輪書店(45巻8号,2011)

順天堂医院時代は神経系疾患だけでなく癌のリハビリテーションにも数多く関わりました。これを通じてリスク管理・全身把握など医療としての基本知識を学び、神経系で内科疾患を患った利用者の評価において役立っています。また、機能回復以外での環境側面やご利用者様にとっての大切な目標をどう進めていくか?を考える経験となりました。

自費領域の可能性と未来デザイン / 臨床作業療法 青海社(2019)

作業療法士のキャリアデザインについて書かせていただきました。OTキャリアにおいて自費リハビリ起業はかなり希少なため、回復期、大学病院経験のなかでどのように起業までの経過を辿ったか?の道筋を記載しました。療法士が社会に役立つ技術を極めることで、働き方の可能性が拡がるきっかけになればと思います。

脳卒中に対する自費(保険外)リハの役割と実際 / 作業療法ジャーナル増刊号『脳卒中の作業療法』 三輪書店(55巻8号,2021)

自費リハビリ施設において脳卒中の方にどのように対応し、効果が得られているか?を動画解説も含め担当させていただきました。自費リハビリはまだ新しい分野のため、情報発信が不足しています。少しでもジャーナルで当施設の介入や理念を知って頂ければと思います。

看護師が知っておきたい脳卒中高齢者のリハビリテーションの知識 / 臨床老年看護 日総研(2021)

看護師向けに脳卒中へのリハビリテーションポイントを書かせていただきました。リハビリテーションはチームで成り立つものです。多くの医療職の方に役立つ知識や介入ポイントをまとめることで、少しでも機能回復や自己実現につながる利用者様が増えれば幸いです。
イギリスでの研修経験
2012,2013,2014年と3年に渡り、イギリスへ研修生として参加してきました。イギリスでは膨大な研究論文からのエビデンスをもとに、裏付けされた治療技術、最先端のセラピーを学ぶことができ、セラピストとして大きく飛躍できました。同時に、この仕事の面白さ、一生を賭けたセラピー治療への探究心が膨れ上がりました。
主な学術発表
2007 | 金子唯史:日本全国作業療法学会 口述発表「活動性の低下した正常圧水頭症患者のベッドサイド治療経験」 |
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2011 | 金子唯史:日本全国作業療法学会 「急性期における24時間マネージメントの実践」 |
2012 | 金子唯史:日本全国作業療法学会「ボバース概念に基づく24時間マネージメントの実践-急性期脳卒中患者におけるCOPM,GASの活用- |
2014 | Tadafumi Kaneko:The use and purpose of goal attainment scaling(GAS):Focused on body function and structure level with the Canadian Occupational Performance Measure(COPM)in adult hemiplegic patients,World Federation of Occupational Therapists Congress 2014 |
新保 松雄(しんぼ まつお)
新保松雄特別臨床顧問
私は大学病院や日本以外の国で、成人から小児まで幅広く臨床や教育に携わってきました。臨床顧問という形で、定期的に小児の臨床や成人のスタッフ教育を誠心誠意取り組みます。
・新潟県生まれ

丸山聖矢 (まるやま せいや)
丸山聖矢副社長
丸山聖矢です。私は回復期病院を経て、約1年半研修で関わらせていただいたSTROKE LABのスタッフとなりました。常に「自己研磨」をモットーに,私の知識や技術が皆様の手助けとなるよう全力でサポートさせて頂きます。
豊島和可子 (とよしま わかこ)
豊島和可子 職員
豊島和可子です。代表と同じ順天堂大学医学部附属順天堂医院で10年以上経験を積み、他施設を経てSTROKE LABのスタッフとなりました。大学病院で学んだ知識や海外研修経験を活かし、利用者様の潜在性を最大限引き出すことができるよう、誠心誠意取り組んで参ります。
西坂拳史朗 (にしざか けんしろう)
西坂拳史朗職員
西坂拳史朗です。都内回復期病院にて経験を積んだのち、約2年研修で関わらせていただいたSTROKE LABのスタッフとなりました。適切な評価に基づく介入を行い、患者様の機能を最大限にサポートさせていただければと思います。
高柳将人 (たかやなぎ まさと)
高柳将人職員
高柳将人と申します。都内回復期病院にて経験を積んだのち、約2年研修を経てSTROKE LABのスタッフとなりました。エビデンスに基づく評価と技術研鑽を積んでいきたいと思います。
郡司 友輔(ぐんじ ゆうすけ)
郡司 友輔職員
はじめまして。スタッフの郡司友輔です。総合病院にて回復期・外来リハビリテーションを経験しつつ、約2年 STROKE LAB研修を経て入職となりました。理学療法分野の専門性・神経系の知識をフルに活かし、利用者様に最善を尽くします。
片平 雅大(かたひら まさひろ)
片平 雅大職員
スタッフの片平です。回復期リハビリテーション病院で勤務し,神経系疾患の専門性を研鑽しました. STROKE LABでの長期研修を経て入職となり,今後も利用者様に誠心誠意向き合って技術を提供させていただきます.
山川 翔太郎(やまかわ しょうたろう)
山川 翔太郎職員
はじめまして、スタッフの山川です。急性期・回復期リハビリテーション病院で勤務し,内科疾患~神経系疾患まで幅広く経験してきました. STROKE LABで1年以上に渡る長期研修を経て入職となり,今後は自身の経験を活かして神経系の専門性を追求していきます.
若原 優樹(わかはら ゆうき)
若原 優樹職員
若原です。総合病院にて回復期リハビリテーション病棟や訪問リハビリを中心に,神経系疾患の専門性を高めました. STROKE LABには3年以上長期研修を重ねていきました。今回入職にあたり、自身の専門性を利用者様に発揮して、より良いセラピーをご提供します.
遠藤健二郎 (えんどう けんじろう)
遠藤健二郎職員
はじめまして。スタッフの遠藤健二郎です。これまで回復期病棟・外来・訪問にて構音・嚥下・表情顔面・呼吸などのリハビリに従事しました。また、STROKE LABに約2年間研修し、姿勢評価や細かなタッチなど言語聴覚の技術を研鑽してきました。利用者様が安心して充実した生活を送れるよう、姿勢制御と認知機能を基盤としたセラピーを提供していきます。
・青森県生まれ
副島 和実(そえじま かずみ)
副島 和実職員
はじめまして。スタッフの副島和実です。専門性を活かし、受付/事務全般と臨床サポートにて患者様が過ごしやすい空間作りが出来るように頑張ります。
・東京都生まれ