トップへ戻る

TOP > 療法士専門系 > 論文アイデア > バイオメカニクス > vol.295:50歳以上女性の立ち上がり動作と足部・上肢位置

vol.295:50歳以上女性の立ち上がり動作と足部・上肢位置

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方は👉こちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 📺臨床に即した実技動画も配信中!👉こちらをClick!!(YouTube)

 

 

 

キャプチャ

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!👆上記写真をClick!!👆

 

 

カテゴリー

バイオメカニクス

 

タイトル

50歳以上の女性の5回立ち上がりの完遂時間に対する上肢の位置と足部位置の影響

Effect of arm position and foot placement on the five times sit-to-stand test completion times of female adults older than 50 years of age

👈PubMed Shamay S.M. Ng J Phys Ther Sci. 2015 Jun; 27(6): 1755–1759.

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

上肢位置で立ち上がりに差があると臨床コースで以前学んだ。今回上肢位置と足部位置に変化を加えることで5回立ち上がりの時間にどう影響がでるか調べた論文を見つけ、興味深かったため読もうと思った。

 

内 容

背景・目的

5回連続立ち上がりテスト(FTSTS)は5回の立ち上がりを出来る限り速く行い、その際の時間を計測するテストである。下肢筋力、麻痺患者のバランス、高齢者やパーキンソン病患者の転倒リスクなどを評価する指標となっている。

・本研究は上記テストを用いて、50歳以上の女性の立ち上がりが上肢位置、足部位置によってどう影響が出るかを検討する。

 

方法

28.5cmのアームレストなしの椅子を使用

・以下6つの条件で計測

Condition 1: 足部正中位、手掌は大腿の上

Condition 2: 足部正中位、上肢は胸の前で交差

Condition 3: 足部正中位、両手指を組み、肩関節屈曲90°、肘伸展0°

Condition 4: 足部後方位、手掌は大腿の上

Condition 5: 足部後方位、上肢は胸の前で交差

Condition 6: 足部後方位、両手指を組み、肩関節屈曲90°、肘伸展0

・足部正中位は膝の直下に足部があり、足関節背屈0°、足部後方位は膝関節から引いた垂線より足部が10cm後方に位置した状態。

5回の立ち上がりを出来る限り速く行うように指導

 

結果

 

表:実験結果 Shamay S.M. Ng (2015)より引用

 

 29名の50歳以上の女性が参加した(平均年齢63.1±5.3歳)。

・足部後方位の方がFTSTSの時間が有意に短かった。

・上肢位置の違いによる有意差はなかったが、Condition 45を比較すると、4(手掌が大腿の上)は11.8±4.8秒、5(上肢を胸の前で交差)は13.1±5.5秒とCondition 4 で速い結果となった。

 

私見・明日への臨床アイデア

・上肢位置に有意差はなかったが、最も立ち上がり時間が速くなったのは手掌を大腿の上に置いた条件だった。下肢だけでなく上肢でも垂直上方向の反力を作れるためだと考える。立ち上がりに問題がある場合、上肢伸展筋の筋力向上をしても良いのだろう。

 

氏名 匿名希望

職種 理学療法士

 

 

 

 

病院内 スタッフ育成サポート

 

 

教育写真

スタッフ教育を効率的に進めてみませんか?

 

ハンドリングや中枢神経系への教育は、STROKE LABへご相談ください。

 

2017年12月まで7施設の病院からご依頼を頂いており、計14回の講義・実技を行う予定です。

 

 

 

 

 


  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • カレンダー

    2018年11月
    « 9月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    2627282930  
  • twitter

  • 無料
    カウンセ
    リング

    お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

    無料カウンセリングの
    お申込み