トップへ戻る

TOP > 療法士専門系 > 論文アイデア > 神経系 > vol.288:振動刺激による筋収縮は伸張反射と同じか?

vol.288:振動刺激による筋収縮は伸張反射と同じか?

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方は👉こちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 📺臨床に即した実技動画も配信中!👉こちらをClick!!(YouTube)

 

 

 

キャプチャ

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!👆上記写真をClick!!👆

 

 

カテゴリー

神経系

 

タイトル

筋反射を誘引する全身振動:これは伸張反射か?

Whole-body vibration-induced muscular reflex: Is it a stretch-induced reflex?👈PubMed Cakar HI J Phys Ther Sci. 2015 Jul;27(7):2279-84. doi: 10.1589/jpts.27.2279.

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

・今回の論文は振動刺激が伸張反射と同様の筋収縮を誘引するかを検証しており、興味深かったため読もうと思った。

 

内 容

背景・目的

・全身振動(WBV)は近年着目され出している。WBVにより筋機能、筋力、骨密度、バランス、転倒恐怖感や姿勢コントロールに効果があると報告されている。

WBSは筋の反射に影響を及ぼすと報告されているが、そのメカニズムはまだ解明に至っていない。

・振動刺激が筋紡錘を刺激すると、その際に生じる筋の反応は伸張反射と同様のものと捉えることが可能だと仮説を立てた。本研究はWBSによる筋の反射(WBS-IMR)と、腱を伸張した際に生じる伸張反射(T-reflex)が同じか検討する。

 

方法

20名の右利きの男性(年齢2045歳)

WBS-IMRT-reflexを表面筋電図を用いて計測した。

・被験者はWBV15秒間行い、WBV-IMRを計測した。3分の休憩後、2回目のWBVT-reflexを計測した。3分の休憩後、最後のWBVを実施した。

1回のWBV16秒間続き、これを6セット実施しひとまとまりとした。

WBVは図のように行った。

図:WBVの様子 Cakar HI (2015)より引用

 

・表面筋電図と加速度計、力・伸張センサーを用いて、WBV-IMRT-reflexの潜時を計測した。

 

結果

図:WBVの様子 Cakar HI (2015)より引用

 

 WBV-IMRの平均潜時は40.5 ± 0.8 ms (95%CI: 39.0–41.9 ms)T-reflexの平均潜時は34.6± 0.5 ms (95% CI: 33.6–35.5)で、差は6.2 ms (95% CI of the difference: 4.7–7.7 ms; p < 0.0001)で有意差が得られた。

 

私見・明日への臨床アイデア

・振動による筋収縮の誘引と腱反射は別物であると実験結果からわかった。振動刺激では潜時が長い筋収縮ではあったが、この刺激によって低緊張の筋の筋収縮を促すことができるのだろうか?他の論文を読んでみたい。

 

氏名 匿名希望

職種 理学療法士

 

 

 

 

病院内 スタッフ育成サポート

 

 

教育写真

スタッフ教育を効率的に進めてみませんか?

 

ハンドリングや中枢神経系への教育は、STROKE LABへご相談ください。

 

2017年12月まで7施設の病院からご依頼を頂いており、計14回の講義・実技を行う予定です。

 

 

 

 

 


  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • カレンダー

    2018年9月
    « 8月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
  • twitter

  • 無料
    カウンセ
    リング

    お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

    無料カウンセリングの
    お申込み