vol.243:アルツハイマー病とバランス機能   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー – 脳卒中/神経系 自費リハビリ施設 東京 | STROKE LAB
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vol.243:アルツハイマー病とバランス機能   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

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カテゴリー

神経系

 

タイトル

アルツハイマー病とバランス機能

Postural Stability in Older Adults With Alzheimer Disease?PubMed Mesbah N et al.(2017)

 

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

・認知症の方の人口は今後さらに増加していくと言われる。認知を障害された方のバランス機能に興味を持ち本論文に至る。

 

内 容

背景

 

・65歳以上のアルツハイマー病(AD)の成人の罹患率は2051年までに4倍に増加していると推定されている。

 

目的

 

・研究目的は、軽度から中等度のADを有する人々の姿勢の安定性を健常人と比較して姿勢の不安定性に寄与する因子を調べることであった。

 

方法

 

・適格性(ADの確定診断、ADと対照の参加者間の測定された姿勢安定性の比較、姿勢の不安定性に潜在的に寄与する測定された因子)について67の試験を評価した。

 

結果

 

・軽度から中等度のADを有する高齢者は、健常な同僚(対照)と比較して静的および機能的な姿勢安定性を低下させた。

 

・二重課題中の注意力の低下と視覚入力の減少が姿勢不安定に寄与する重要な要因であった。

 

私見・明日への臨床アイデア

 

・たとえ筋力や可動域が正常としても、視覚からの情報を上手く認知できない・dual taskでより注意力を保てないと本論文から挙ったように運動機能以外の部分やはり認知という面が大きく転倒などに関わってくる可能性が大きいことを感じた。

 

 

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

 

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