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脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ:上肢のリーチその⑤ 神経学的側面~環境把握(視覚システム)~

2週に1回程度、今年医学書院より発売予定「正常動作分析と脳卒中への臨床応用」の内容の一部を配信しています。

 

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皆さんこんにちは.

 

約隔週ペースで更新していく書籍アップデートコーナー.

 

今回も上肢リーチに要求される神経学的側面の一部ついて述べていきます!

 

上肢のリーチその⑤

 

 

神経学的側面~環境把握(視覚システム)~

 

 

上肢をリーチしていくうえで脳内でのどのような処理が行われるのか?

視覚上に入ったペットボトルはいったん後頭葉の第一次視覚野に入り,物品が「何(What)か」認知される経路は側頭葉の外線条体皮質(腹側経路)へ,物品が「どこに(Where)」あるのか?は頭頂葉の7野(背側経路)へと情報が移行します.

 

これらの情報は,下図のように常に運動前野がモニターしています.

 

キャプチャ1

 

実験では猿が両側の腹側経路に損傷を受けた場合,物品が「三角」なのか「丸い」のかの判断ができなくなり,反対に背側経路に損傷を受けると空間上でどこにその物体が位置しているのかが判断できなくなると報告されています.

 

 

 

どう対応・治療するのか?(臨床応用的視点)

上述したような状態に陥ると,下図のように目標指向型の運動(goal-directed movement)が困難になります.

 

キャプチャ2

 

すなわち,フィードフォワード制御が難しくなるということです.

 

実験では大きさ同等でも細かな形の違いにより,リーチ軌道やプレシェーピングのタイミング,形状が変化することもわかっています.
Pubmedへ⇒Lemonら:Comparing the function of the corticospinal system in different species: organizational differences for motor specialization?.2005

 

キャプチャ3

 

臨床では,Where経路に損傷がある対象にVisual Frame(視覚的参照:見難いですが,ここでは白い紙に手がかりとなる矢印が書いてあります)を提供することで,リーチ軌道だけでなく,リーチしていく上でのsettingの段階にも変化が認められる症例も少なくありません.

 

 

 

(編集:齋藤 潤孝)

 

 

 

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