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脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ:上肢のリーチその④ バイオメカニクス的側面~肩甲骨0-30°の重要性~

2週に1回、今年医学書院より発売予定「正常動作分析と脳卒中への臨床応用」の内容の一部を配信しています。

 

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皆さんこんにちは.

 

今度から隔週ペースで更新していく書籍アップデートコーナー.

 

今回も上肢リーチに要求されるバイオメカニクス的側面の一部ついて述べていきます!

 

上肢のリーチその④

 

 

バイオメカニクス的側面~肩甲骨0-30°の重要性~

 

 

近年の研究動向からの視点

従来の研究では,肩甲上腕関節屈曲においての0-30°間で肩甲骨の動きはないとされていましたが,近年の研究では肩甲骨は上肢挙上に際して5°下方回旋することがわかっています.
(Pubmedへ→Borsa PA et al:Scapular-Positioning Patterns During Humeral Elevation in Unimpaired Shoulders:2003

 

従って,上肢を挙上する前の肩甲骨の下制・内転の「setting phase」に加え,挙上開始時の下方回旋の動きも意識しておく必要があります.

 

 

0-30°間における肩甲骨運動(Setting phase)

下図では,上腕骨の30°の地点で肩甲骨の位置が-5°下方回旋していることがわかります.

 

キャプチャ

 

臨床応用的視点

脳卒中患者の場合,大円筋や小円筋,上腕三頭筋などの短縮があると上肢拳上時にすぐに肩甲骨が外転に引かれやすくなります.

 

-5°の下方回旋は肩甲骨を安定させ,身体図式として脳が肩甲骨を認識するうえで重要な運動といえ,その後の上肢のダイナミックな運動の準備状態(Setting phase)を作れます.

 

臨床上の経験では,肩甲骨が確実に下方回旋することは骨盤や体幹筋との筋の連鎖が優れた患者であればあるほど出現する傾向にあり,多裂筋群などの活動はとても重要と言えます.

 

 

 

(編集:齋藤潤孝)

 

 

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