トップへ戻る

TOP > 療法士専門系 > 論文アイデア > 歩行 > vol5 脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ:体重免荷歩行と装具歩行の違いとは!?

vol5 脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ:体重免荷歩行と装具歩行の違いとは!?

脳神経系に関連する論文にセラピストの臨床アイデアを加えた情報を定期的に配信中。
Facebookで更新のメールご希望の方は→こちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」
📺臨床に即した実技動画も配信中!👉こちらをClick!!(YouTube)

キャプチャ2

 

カテゴリー

脳卒中 装具系 歩行
 

タイトル

脳卒中後の体重免荷トレッドミル歩行と積極的装具介助歩行の比較
Comparison of Partial Body Weight-Supported Treadmill Gait Training Versus Aggressive Bracing Assisted Walking Post Stroke
Kosak MC:Neurorehabil Neural Repair.2000
 

内 容

PURPOSE

体重免荷トレッドミル歩行(以下、PBWSTT) が積極的装具アシスト歩行 (以下、ABAW) プログラムより均等な支持で効果的な歩行練習を与えるだろうという仮説を検証するため

METHODS

インフォームドコンセントに従って、著名な下肢脱力で少なくとも歩行中はある程度の介助が必要であり、起立性低血圧、呼吸困難の兆候、狭心症がないリハビリテーションプログラムを受ける入院患者が対象となり、無作為にPBWSTTを受ける群とABAWを受ける群に分けられた.PBWSTTは市販販売されている頭上から自動で持ち上げるパラシュート型体用ハーネスが取り付けられており、それがトレッドミル上で患者の体重の部分的に免荷に寄与する。セラピストは必要に応じて、体重移動や下肢の振り出し、足部の接地場所をアシストした。ABAWは膝-足の装具の組み合わせや、もし必要であれば片手手すりを使用するという積極的な早期のセラピストのアシスト歩行を含んだ。1週間のうち1日45分を5日間の治療セッションが入院患者の入院継続が許可された、もしくは介助なしで歩行ができた患者までに与えられた。それに加えて全患者は担当セラピストによる適切な判断で装具の有無にかかわらず、1日45分間の機能指重視の理学療法を実施した
キャプチャ

RESULTS

56患者は年齢平均は71±1歳、標準偏差は脳卒中後40±3日。全体として2群の結果に有意差はなかったが、12を超える治療セッションを受けた片麻痺、半盲障害、片側感覚鈍麻の有無で定義された脳卒中の重度片麻痺患者では、PBWSTT vs. ABAWで耐久性(90±34m vs 44±10m)と速度(12±4m/min vs 8±2 m/min)それぞれで有意な改善がみられた

CONCLUSIONS

ABAWのみを使用して動かすことが困難である一部の重度片麻痺患者を除けば、PBWSTTとABAWは同様に効果的な歩行トレーニング手法であった
 
 

明日への臨床アイデア・感想

PBWSTTとABAWでは歩行の実用性から大きな違いがあると思いますが、現状PBWSTTがない現場も多いと思います。それぞれの方法のメリット・デメリットを明らかにすることで機器がない現場にも還元したいものです。 ABAWと比較してPBWSTTは高い歩行の安定性・安全性から、歩行時の疲労が減少することや疲労や不安感に伴う筋緊張の亢進も防ぐことができるのではないかと考えられます。そう考えるとセラピストの経験年数でもABAWでは差がみられそうです。教育の充実も機器がない現場ではより一層必要になることでしょう
 
 

氏名 諸橋 直紀

所属 苑田第一病院

職種 理学療法士

経験年数 1年目


  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • カレンダー

    2017年12月
    « 11月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
  • twitter

  • 無料
    カウンセ
    リング

    お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

    無料カウンセリングの
    お申込み