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脳卒中×触診【ハムストリングス(大腿二頭筋-半膜様筋-半腱様筋)の起始停止 片麻痺の立ち上がりの関係】

youtube動画による解説はこちら

 

 

 

今回はハムストリングスを立ち上がりと絡めてお話をしていきたいと思います。

 
 
 

ハムストリングスを構成する筋の詳細

ハムストリングスを構成する筋は3つあります。

 
・通常、私達は立ち上がりを遂行するとき、離殿の前に骨盤を前傾し大殿筋や他の筋と共にハムストリングスが活動することで骨盤前傾を制動しながら離殿に至ります。

 
・離殿後はハムストリングスが膝関節を後方に移動させることで膝関節の伸展にも働きます。よってハムストリングスは伸展相で股関節と膝関節の伸展を行う作用があります(図1)。

 
・しかし、脳卒中の方は骨盤が後傾し体幹が屈曲している方が多くいらっしゃいます。その状態で骨盤前傾を行わず非麻痺側下肢優位で立ち上がるパターンが多く観察されます。一つの要因としてハムストリングスの弱化が考えられます。

 
・また図2をご覧ください。この研究は非麻痺側下肢と麻痺側下肢の立ち上がりにおける筋活動のパターンを調べています。この研究では麻痺側のハムストリングスの活動が伸展相の最後まで持続出来ないという特徴を示唆しています。

 
・以上のことからハムストリングスの状態を確認するためにしっかりと触診が出来ることが重要です。

→論文はLower limb muscle activation during the sit-to-stand task in subjects who have had a stroke

 

 

ハムストリングスの触診

坐骨結節から始まり、腓骨頭に停止しています。近位部では半腱様筋の外側に位置しています。遠位部では外側広筋の後方かつ半腱様筋の外方に位置しています。

 

大腿骨粗線外側唇(大殿筋停止部と同じ高さ)と大腿骨外側上顆から5㎝上から始まり、腓骨頭に停止しています。近位部、遠位部ともに大腿二頭筋長頭の深層で触れることが出来ます。

 

坐骨結節から始まり、脛骨粗面内側に停止します。近位部では大内転筋の後方に位置しています。遠位部では半膜様筋の表層に位置しています

 

坐骨結節から始まり、脛骨粗面内側に停止します。近位部では大内転筋の後方に位置しています。遠位部では半膜様筋の表層に位置しています。

 

 

 

 

まとめ

・ハムストリングスは臨床上よく触診する筋の一つではないでしょうか?また、2関節筋でもあるため、歩行はもちろんのこと立ち上がりや着座の協調的な動作に大きく関与します。その為、同じハムストリングスのなかでも起始部や停止部、筋腱移行部などどこが短縮していて、弱化の部分はどこなのか?を適切に触診でき、鑑別できることが重要となってきます。

 

 

氏名 西坂 拳史朗

 

所属 STROKE LAB

 

職種 理学療法士

 

 

 

 
 

 
 

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