トップへ戻る

活動報告 Education Section

TOP > 活動報告

活動報告

上肢コース 詳細・活動報告

4月報告

2年目~11年目まで参加者は幅広くそれぞれの年代や職種特有の悩みを持っていた方々が多かったです。

少人数制でしたので、全ての方に直接ハンドリングにて指導をすることができました。参加者のモチベーションがすごく、積極的な質問がたくさんでました。非常に密度の濃い研究会に今後も発展しそうな予感がします。作業療法士の方は足部を触った経験が少なかったようで、貴重な経験となったようです。

次回はより肩甲骨や肩甲上腕関節などの実技を展開していく予定です。

5月報告

作業療法士10名、理学療法士2名の計12名、今回もありがたいことに満員となりました。やはり上肢機能ということで作業療法士の関心の高さが伺えます。第1週を終えましたが、やはり個性が様々、姿勢も様々。
神経系・解剖運動系の講義を30分程すすめ、次に実技へと移りました。
最初の実技は「より抗重力な座位活動の促通」というテーマでしたが、楽な座位ということをなかなか知覚できないセラピストもいれば、促通しやすいセラピストもいます。

座位が安定し、坐骨を中心とした臀部、大腿裏部、足部のBOSに対して体幹、頭部、肩甲骨などを空間でコントロールできると、上肢活動の機能を高めやすく、直線的弾道(straight line pathway)となる効率的リーチが可能になります。
これを目指し、残り3回を体幹→肩甲骨→肩甲上腕関節→手関節、手と分析、治療できるようにしていきます。
4回を通じて身体が変化する感覚を受講生の方々と共有できれば幸いです。
英論文からの報告と実技のプラクティカルな場面を関連付けさせながら講義を展開しました。

3週目報告

3週目は主に肩甲骨、肩甲上腕関節の機能と実技を中心に実施しました。

ありがちなのですが、肩甲骨を下制・内転あるいは下方回旋を誘導する際に、肩甲骨上方部では肩甲挙筋などの抗重力活動が必要になります。それを無視すると下方回旋した際に体幹の側屈や屈曲などが生じやすくなったり、肩甲骨の動きが制限されやすくなります。
したがって実技の中では、下方回旋時の肩甲挙筋や上方回旋時の僧帽筋上部などの機能の説明も行ないました。

また、多くの受講生に共通することは、肩甲骨にtouchした際に、坐骨や足部など遠隔部の感覚を拾う、という意識が薄れ、肩甲骨を操作することばかりに意識が向く傾向があります。
常にどのkey pointからも全身を評価する、という意識、感覚を構築していくことが姿勢制御と運動制御を治療に導入できるための必要要素といえます。

また、肩甲上腕関節を操作する際にROM上、見た目では外旋、内旋を誘導しているように見えて、実は肩甲帯で代償していたり、肩甲上腕関節の骨頭部には動きが入っていない場面も多々見られました。

この原因として、学校教育での関節ROMのイメージが強いこともひとつの原因といえます。
関節には常に筋や靭帯、軟部組織が付着しています。見た目上での外旋でも、患者さんになればなるほど上腕骨頭の内旋方向への固定が強いため、強引に外旋すると軟部組織を損傷するリスクが伴います。

触診の中で、骨頭が関節窩の中でしっかり動いているか(筋活動を伴う内外旋)?また、動いているならばどのような筋や皮膚の運動がより安定した動きになるかを評価していく必要があります。
例えば上腕二頭筋や三頭筋を持つ際も、部位によって低緊張、高緊張、短縮が混在します。そのためハンドリングでも上下横などの二次元の動きではなく、下斜めに引き出しながら10°回旋したら上に送るなど受講生の反応によって多様に方向を変えなければなりません。

How toで骨頭を関節窩に入れるために上に送る、とすると肩甲帯が挙上で代償してしまい、関節窩に求心性の情報が入らないことも多々です。

STROKE LAB PLUSでは見せかけのHOW To実技ではなく、対象者の個別性に合わせたハンドリングを提供しています。
ですのでモデルとして提示する実技も、人によっては全く違う実技を最初に導入してから、モデルに近い実技に移行することが多いです。

それが臨床であり、ヒトの身体の複雑さ、面白さです。来週はいよいよ手からのバランスコントロールを中心に展開していきます。受講生の成長が楽しみです。

上肢機能とリーチ動作

歩行コース 詳細・活動報告

6月からは歩行をテーマに4回の講義と実技を展開しています。
受講者の方々は「歩行分析」と聞くと、歩行周期「loading responseなど」を分析しなければならない、と考えがちですが、脳卒中患者さんの場合、最初の第一歩でむしろ失敗しています。
つまり、安定した立位保持が難しいと言えます。

そのため4回の講義・実技の展開は
・立位評価
・片脚立位
・スッテプ姿位
・歩行
という流れで進めています。

立位評価で特に重要な事は、被験者がもつ個別性の姿勢制御を読み取ることが重要です。
つまり、立位の中での細かなSWAYを分析することです。
このSWAYを正確に手から感じ取り、相手が日常的に行っている慣れたステップ時の重心移動を評価し、かつ苦手な重心移動を知ることが重要になります。
慣れた重心移動が読み取れば、簡単にステップを誘導できます。同時に不慣れな重心移動を知覚できれば、安定性限界(STABILITY LIMIT)を広げ、よりバリエーションのあるステップの誘導が可能となるのです。
受講者(特にOT)の多くが、胸郭から足底内のCOP(Center of pressure)をうまく把握できません。
また足部からの姿勢コントロールをタッチで細かく誘導しながら、足関節戦略、股関節戦略、リーチング戦略などの個別性を読み取ることが難しいようです。

ですが、少しずつ受講者の身体が変化し、タッチが繊細になっている経過を確認できています。OTでも4月から参加されている方は、足部への評価に対する苦手意識が減ってきています。
「病院で患者さんの食事場面で足部の位置を気にするようになりました」「足を触って評価しながらADLを想像する習慣ができてきました」
など、日常の臨床への意識が変わってきているようです。
簡単にスキルは上がりませんが、習慣を変えることは1コースを終了することで変えることができるかもしれません。

7月の歩行コースも大変楽しみです。

歩行コース

お問い合わせ、キャンセル待ちはこちら
メルマガ登録はこちら

無料
カウンセ
リング

お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

無料カウンセリングの
お申込み